第六章 經濟交通 第四節 交通 驛に於ける高札 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
街道主要の驛又は渡船場に於いては、庶民の非違を戒むるが爲數種の高札を立つ。これ等 の法文は多く幕府より發布したるものにして、藩自身の制定したるものにあらず。但し左 に載... |
第六章 經濟交通 第四節 交通 浦方の高札 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
海港中の主要なるものには高札を立つること亦陸驛に同じく、その法令は幕府によりて發 布せられしものの内、事の港灣・海上・船舶・舟荷... |
第四章 加賀藩治停頓期 第三節 風教作振 善藏の切腹 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
葬る。後天明六年正月二十五日特に中村萬右衞門の遺跡を復し、中村才記の二子髯四郎に 新知三百石を與へ、又高田善藏の家を興し、村鐵三郎をして襲がしめ、新知百石を與へた りき。五ヶ年屋困窮之助方にて拂候懸物等目録... |
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議 幕府評定所の裁許に對する請書 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
差上申一札之事一、越前國北國白山別當平泉寺名代大聖院・華王院訴上候は、白山三社之 内越南(大汝)知之社、六年以前... |
第五章 殖産製造 第八節 雜業 御料紙由緒 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
天正十一年、高徳院(利家)樣御創業能州御領被レ爲レ遊候後、今年石川・河北兩郡御加 増被レ爲レ在二御座一候。然處越中佐... |
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 囑托金の制 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
ことゝせり。これその教徒の遺類、尚逃れて四方に散在するものあらんを恐れ、全國の都 市・宿驛・渡船場等に高札として告示したるものにして、加賀藩に於いては幕府の囑托金 以外別に伴天連の訴人に金子十枚、伊留滿の訴... |
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替 備荒貯蓄と窮民激増 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
郡より二萬石の蓄米を納れしめ、六年夏に領内に備荒倉十三ヶ所の設置を實施せり。天保 四年六月當春以來諸色高直に而、此節米石に付九拾六七匁。月末印紙百壹匁迄。批(ヘキ) 屋米升に付百壹文賣。七月下旬より米高直に... |
第一章 制度法規 第三節 司法 訴人奬勵 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
なりといへども、一面又士民の告發に待ち、若しくは犯罪者の自首を促すを利便とするも のあり。是を以て藩は高札を樞要の地に建設し、以て訴人の奬勵に努めたりき。高札の文 面は、時代によりて差あり。高札一、辻ぎりの... |
第五章 殖産製造 第三節 農業(下) 取高 切高 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
他人の賣却する高を購ひて己の持高とするを取高といひ、一に持添高又は取添高と稱する ことあれども、頭振たる者の初めて高を... |
第五章 殖産製造 第三節 農業(下) 田地割定書 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
田或惣田抔唱へ、地割之節竿除等致し置地元も有レ之樣子に付、自然と歩當り少く、以來 は右樣之地元不レ殘惣高に打込、其上納得之上右畝田等改而卸付之儀は勝手次第。且地割 取懸り以前、組主付地割人召連領廻致し、領境... |
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動 吉徳の歸城と病症 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
。廿八日より玄眞・玄潤・玄伯・玄達・全柳六人として、二人宛晝夜相詰。一、今日江戸 表え以二早飛脚一、大高東元早速參候樣、大槻内藏允・遠田勘右衞門より青木新兵衞まで 申遣。一、今日年寄中より京都詰人へ早飛脚を... |
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相 富突の流行 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
述べたる一節あり。曰く、『頃年所々の佛閣造營の爲とて、富突といふ物はやりて、纔か のあたひを定めて多く札をよせ、錐を以て箱の中を突きて、一丁に依て過分の金銀を褒美 として相渡す。これが爲に人々家を沽却しても... |
第三章 學事宗教 第十節 佛教 時宗 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
もと越中富山に在りて淨禪寺といひしもの。その社殿に菅公を祀りしを以て、前田利長之 を崇敬して慶長十六年高岡に移らしむ。利長の薨後、元和三年利常は又之を金澤泉野の地 に遷らしめ、利長の後室玉泉院夫人も深く之に... |
第六章 經濟交通 第二節 物價 藩の財政窘迫 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
暦二年の頃より米價下落して諸士窮乏を訴へしも、藩は之を救濟するの手段なかりしを以 て、五年七月初めて銀札を發行せり。この時銀札の流通を圓滑ならしめんが爲、正銀の使 用を停止し、錢貨も亦惡紙幣によりて市場より... |
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年 利家夫人の晩年 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
て明年利家の十三回忌辰に當るを以て、又山門を建てゝ寺觀を莊嚴にせるなり。能登名跡 志によれば、山門の棟札に『當山門。仰翼[加賀大納言利家卿御内所東之御方芳春院殿被 成御建立者也]以二觀音慈眼一。壽福増延。子... |
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 切支丹禁制の牓示 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
督教徒が慶長十八年を以て檢擧せられたる後、幕府は屢法令を發布して、その復活を防止 し、各藩に在りては、高札を立てゝ之が趣旨を人民に傳へたりき。高札一、きりしたん門 徒之事、侍・凡下によらず堅御停止候旨、江戸... |
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫 銀札發行の失敗 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
重教が銀札を發行したるは寳暦五年七月に在りき。當時政局に當る老臣は、本多安房守政 行・前田駿河守孝昌・長九郎左衞... |
第五章 加賀藩治終末期 第七節 北越戰爭 朝廷の賞賜 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
前田慶寧の功を録し、その大軍を動かし金穀を捐て、征討の官軍をして速かに功を奏せし めたるを嘉し、永世祿高壹萬五千石を賜ひ、支藩富山侯にも亦五千石を授けられき。然る に慶寧は、王政復古の大業創始の時に當り政府... |
第一章 制度法規 第三節 司法 農民の刑 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
の徒黨を結びて人家を破壞せし時、改作奉行より藩侯の決裁を仰ぎ、足輕をして斬せしめ し異例あり。博奕停止高札石川郡鶴來町役場藏博奕停止高札... |
第二章 儀式慣習 第二節 風俗 非人 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
與を求め、家業として竹子皮の草履又は下駄の鼻緒を作る。非人たるものは、元祿四年二 月以降藤内頭より乞食札を受けざるべからざるの制となり、犀川下流の柳原に設けられた る小屋に入るを得、又は非人頭の家に佳するも... |