第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 南坊領土を沒收せらる |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
伴天連等をして日を期して國外に去らしめたりしが故に、同時に命を南坊に傳へ、彼が改 宗を肯ぜざる時はその領土を沒收して追放すべきを以てせしめたりき。南坊乃ち之に應へ て、秀吉の爲にはその生命を捧ぐべきをも辭せず... |
第一章 領主及び領土 領主と領土 |
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何れの時に於いて何人が何れの土地を支配せしかを知るは、藩治時代の歴史を闡明するに 於いて、最も必要缺く... |
緒言 |
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稱へんと欲し突如として我が末森城を襲ひたりしが、企圖空しく成らずして退嬰し、次い で秀吉の遠征に遭ひて領土の大部を喪ひ、更に易封を命ぜられて闔國前田氏の有に歸せり 。利家の微纖より起りて侯伯の列に居るを得しも... |
石川縣史 目次 |
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第二編藩治時代(上)一頁第一章領主及び領土一頁第二章加賀藩治創始期五三頁第一節末 森の戰五三頁第二節越中平定八〇頁第三節前田利家の晩年一〇四頁第... |
第一章 領主及び領土 加賀藩領村籍 |
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石走入清 水 原見砂菅池千路白瀬[幕府領入會](以上邑知院。この院内神子原・福水は 幕府領、四町は幕府領土方領入會なり。)本江志 々 見(以上邑知院内若部保)堀 替 新 尾長千田(以上邑知院内尾長保)柴垣瀧谷... |
第二章 加賀藩治創始期 第四節 大聖寺淺井畷二役 丹羽長重の蟄居 |
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先に利長の大津に至りしとき、丹羽長重も亦之に隨へり。利長乃ち長重の爲に領土の安堵 を請はんと欲し、その謁を家康に求めしに、家康は明日相見えんことを約し、而して遂に 約を果さゞりき... |
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一 利常、利長の養老封を受く |
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日哺時、本多正純・土井利勝繼目の朱印状を奉じて來り、之を利常に傳ふ。是に至りて加 賀・能登・越中三國の領土、再び利常の併有する所となる。二十三日、利常江戸に至りて 秀忠に謁す。利常の物を献ずること尚駿府に於け... |
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 南坊途に前田氏に仕ふ |
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南坊既に領土沒收の命を得て明石に歸るや、彼の父は彼が戰場に於いて怯懦なりしが爲な りと曲解して一たび大に憤りしも、... |
第二章 加賀藩治創始期 第九節 金澤城及び城下 金澤城の軍事的價値 |
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いひたりと、三壺記に載するも亦同じ。然りといへども利家の治世は、恰も戰國群雄の割 據時代より封建諸侯の領土固定時代に移るの期に當り、山寨に據りて防守を專一としたる 戰術は既に廢れて、城郭の所在は寧ろ都市の中心... |
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立 社稷の維持 |
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の前途暫く憂慮すべきものなきに至りしこと、既に前に言へるが如し。されば此の際利常 の、更に一歩を進めて領土を光高に讓り、以て益社稷の安全を期待したるは、頗る策の得 たるものなりしなり。 |
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立 利常の讓國と三藩鼎立 |
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參府せしはその意將軍に謁して骸骨を乞はんが爲なり。若し幸にして允さるゝを得ば、加 賀・能登・越中三國の領土を以て汝に贈らんと欲すと。光高、利常の未だ甚だ老いざるを 以て之を信ずる能はず、以て利常の戲言を弄する... |
第三章 加賀藩治恢弘期 第五節 浦野事件 二代目孫右衞門の奸邪 |
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に相往來して事務を執れり。殊に孫右衞門にありては、その職金銀出納に關することを掌 りたりしが、常に長氏領土の首邑田鶴濱に住居するを好み、領内の改作方奉行以下十村・ 肝煎に至るまで、大小の屬吏は皆之を延きて己の... |
第六章 大聖寺藩治一斑 再度の入洛 |
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、朝廷將に臣に待つに諮詢の職を以てせんとすと。臣素より短才無智にしてその任に當ら ざるのみならず、臣の領土は加賀藩の支封に屬するを以て事ごとに之を宗家に謀るを要し 、自ら意見を定むること能はざるの憾あり。是を... |