石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第四章 美術工藝 第二節 陶磁
加賀の陶磁
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
加賀藩に於ける陶磁器の沿革は、その關係する所極めて廣汎にして、最も主なる陶窯のみ
に就いて言ふも、江沼郡の古九谷窯・吉田...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
加賀藩の若杉窯保護
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
、其品取揚咎め可二申付一候。此段兼而可レ被二申渡一候。以上。十二月廿八日(文政二
年)産物方役所〔加賀陶磁考草〕これ若杉窯が林八兵衞の經營中に屬し、産物方は村井長
世が主任たりし際のことにして、當時恰も尾張・...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
加藤 恒
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
に進み、二十二年利嗣に從ひて歐米に巡遊し、三十二年三月病みて歿す、年五十七。恒文
章を善くし、書畫刀劍陶磁の鑑賞に長じ、暇あれば一室に入り、孜々として撰著を事とす
。著す所、北藩事實文録・陶磁考草等あり。兼六...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
民山燒の地位
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
民山燒は温健にして質實なる陶磁なり。是を以て古九谷燒の如き韻致なく、木米の如き怪
奇なしといへども、加賀の陶磁史にありては、中堅たる...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
蓮代寺窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
ふべし。かくて蓮代寺窯には、一時徒弟を養ふこと多く、將に大に隆盛に向かはんとせし
に、文久の初に於いて陶磁を濫造するものを生じたるを以て、之が爲に販途を侵害せらる
ゝこと多かりしと、緑色系の著畫は時人の嗜好に...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
粟生屋源右衞門の召還
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
若杉陶器方手薄相成候間、早速可レ被二相糺一候。以上。十一月十七日(文政六年)御算
用場富田九内殿〔加賀陶磁考草〕○小松中町粟生屋源右衞門右之者、若杉陶器所始候節よ
り罷越、職方手習相應に用立候處、大聖寺御領九...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
九谷本窯の特徴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
が、その色彩濃厚なるも黒味と澁味となく、温穆にして光澤あるも透徹の風なきことを得
て、恐らくは我が國の陶磁器に用ひられたる赤色中最も優等なるものなるべしと言はる。
而して之に施せる金彩の深厚なるは、消粉箔を多...
再刊の辭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
慣習に典禮・風俗あり、學事宗教に學校・漢學・國學・俳諧・書道・科學・兵學・佛教あ
り、美術工藝に繪畫・陶磁・描金・髹漆・染色・刀工・冑工・鏤工・鑄工あり、殖産製造
に農業・林業・鑛業・製箔・製織・雜業あり、經...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
甚の關係を有するものにあらず。之に反してその業この地に即し、四民の生活を潤美豐麗
ならしめたるものは、陶磁・描金・髹漆・彫鏤等に徒事し、その遺績延きて現代に及び、
石川縣をして工藝郷の觀あらしめたる工人なり。...
石川縣史 目次
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
第八節科學四六六頁第九節兵學五〇八頁第十節佛教五一八頁第四章美術工藝六〇三頁第一
節繪畫六〇三頁第二節陶磁六一五頁第三節描金六七一頁第四節髹漆六七六頁第五節染色六
九二頁第六節刀工七〇二頁第七節冑工七四二頁第...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
我が國最古磁器の一
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
坊間に行はるゝ諸書漸く安政の頃に至りて初めて之を載するを見るに過ぎず。是より前に
遡りて萬寶全書その他陶磁の事を記したる書を探るも、決して九谷燒に關する記事を得る
こと能はざるなり。且つその僅かに載するものと...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
後藤才次郎の製陶傳習説
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
津に赴けりとの説を採り、次いで十八年農商務省出版陶工傳統誌には之を有田なりとし、
二十八年加藤恒の加賀陶磁考草にもまた有田ならんとせり。是等によりて才次郎が製陶を
肥前に傳習せりとする説の普く行はれたるを知る...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
古九谷窯の廢絶
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
りき。是を以て元祿五年利明の卒するに先だち、藩の財政不振なると共に夙く廢窯に歸し
たるものゝ如し。加賀陶磁考草にこの事を論じていふ。加賀藩の士前田貞親が元祿八年の
筆記に、藩侯前田綱紀が茶伯千宗窒を介して御室...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
古九谷燒の特徴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
はいづれも支那の慣習を踏襲したるなり。之を要するに、古九谷窯には能く高雅なる作品
を出せりといへども、陶磁史上研究期を脱すること能はず、その完成は尚遠く後代に待た
ざるを得ざりしなり。古九谷燒平鉢石川縣商品陳...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
古九谷窯廢滅以後
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
古九谷窯の略元祿初年に廢絶したりしことは、前に之を言へるが如し。今之を肥前方面の
陶磁史によりて案ずるに、かの地方に在りては元祿の頃より産額漸く増加し、他國に販出
すること從つて多く、大名...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
陶業の復興
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
古九谷窯の廢滅以後、藩内に於いて陶磁の精良なるものを得る能はざりしを以て、多く供
給を肥前に仰ぎ、後更に尾張よりも輸入せらるゝこと多年に及...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
春日山燒の不成功
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
侯前田齊廣が關白鷹司政凞の女と、十二月婚儀を江戸に擧げんとしたるを以て、金澤に在
りても之が祝賀の爲、陶磁を要すること極めて多かりしが爲なりといふ。
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
木米の確實なる作品
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
種は手籃入の一揃にて、何れも春日山にて製造する所のものに有レ之候段、先夜依頼に參
り候折申聞候。〔加賀陶磁考草〕上記の内仁清茶碗は、高臺の外に『文化戊辰春正月於二
加陽新窯一製』の文字ありて、箱書には、『眞龍...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
朝山
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
山は何人なるかを知らず。朝山の落欵ある、唐津風の青磁手附菓子鉢等に抹茶家の賞贊を
博するものあり。加賀陶磁考草にも、青磁の盃臺の表に『文化十酉孟冬帝慶山製草袋庵藏
』と記し、裏に『朝山彫レ之』としたるものあり...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
民山窯諸工
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
上屋松次郎・任田屋徳右衞門・同徳次等、木米の系統に屬するもの多し。その中陶工たり
し松次郎は、能美郡の陶磁界に貢献せしこと多かるべきも、今履歴を得ること能はず。而
して徳右衞門に就きては、先に之を述べたり。