石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
士人の困窮
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
歉に從ひ租額を上下せしが故に、啻にその手續の複雜なりしのみならず、吏務の公平を維
持すること甚だ難く、農民は專らその低下を欲し、藩吏は偏に加重を企つるが故に、その
間互に憎惡嫉視の弊を生ずるか、否らざれば賄賂...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
輕吏の態度
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
りて亡状を極めしことは想像に難からず。螢の光は能美郡に關する當代の事情を記録せる
ものなるが、その中に農民が如何に藩吏の爲に惱まされしかの實際を述べて曰く、寳暦よ
り明和に至るまでは、毎春正月以後藩侯の飼育す...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
改作法の目的
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
、産米の多寡に隨ひて租率を定め、以て毎年納租の額を不變ならしむる定免法を採用せん
としたるものにして、農民をしてこれに應ぜしめんが爲には、春初貧窮なる者に作食米を
貸與して秋收の際之を返還せしめ、又産米の足ら...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
歉に續きて、米穀また甚だ登らざりき。これ六七月の交、東北『黒あひ』の風の吹き荒み
たるに因る。是を以て農民の食足らず、貢租に未進多かりしかば、士人は擅に釆地の農民
を召喚して糺問し、家財牛馬を沒收し、子女を取...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
改作法實施
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
利常の初めて改作法を施行したるは、慶安四年五月石川・河北二郡に於いてせるに在り。
蓋し農民の最も強硬なるもの、領内加賀・越中を最とし、而して二國の中に在りては石川
・河北郡を首とす。是を以て利...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
利常の農制整理
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
を重んず。故にその創定する所、後世皆之に率由して利便多く、藩吏或は少しく之を改め
んとする者ある時は、農民爭ひてその遺法を株守せんと希へり。利常亦能く農民を愛せり
。明暦二年十月、利常能美郡今江の民二十口に衣...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
元祿の凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
元祿八年、領内風雨順を失ひて五穀登らざりしかば、農民は貢租を納るゝこと能はず、爲
にその資財を賣りて之を償ふものあるに至り、米價亦騰貴して衣食を得る能はざ...
第三章 加賀藩治恢弘期 第五節 浦野事件
長連頼藩侯の裁斷を仰ぐ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
も改心せんとすることなく、昵近衆に對して連頼の處置が頗る當を失ひしを攻撃し、次い
で寛文七年正月釆地の農民五六十人を教唆し、檢地の中止を嘆願する連判状を提出せしめ
き。これ孫右衞門等の所領に對して檢地を行はる...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
農制振興策
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するに至りて、方針の具體化せるものあるを見る。即ち文政二年三月六日齊廣は、頃者頻
年豐熟せるに拘らず、農民の流亡するもの多きを聞き、苟も改作奉行にしてその職責を盡
くし心を農制の整備に致さば、下民の困窮決して...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
舊十村の復活と農吏制の改革
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
きを諭せり。七月無組御扶持人十村・御扶持人十村を惣年寄といひ、平十村を年寄並と稱
し、惣年寄・年寄並は農民を支配するものにあらずして、農民は郡奉行に直屬するの制を
採り、以て天保十年復元の時に及べり。或は曰く...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
越前萬歳
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民間の娯樂に又萬歳ありて、毎年正月越前國野大坪の農民等城下に來りて之を演じ、諸士
の家に就きて米錢衣服等を得、二十日に至りて去るを例とせり。越前萬歳の由來...
第六章 大聖寺藩治一斑
正徳の凶歉
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正徳二年八月十日大風ありて作物を害ふこと甚だしかりしかば、農民等同月末より十村・
肝煎を以て免切の訴を藩廳に致しゝこと屢なりき。因りて藩は立毛見立役として大目付堀
三...
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年
鷄群の一鶴
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みならず、文祿五年(慶長元)伏見の震災後、應急の建築材料として多量の竹釘を要した
りしとき、之が製作に農民を使役せずして、有閑階級たる僧徒に命じたる如きは、その手
腕の非凡なりしを察すべく、特に夙く領内寳達山...
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播
南坊等の金澤出發
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を贈り、利長の弟利常にも亦黄金六十枚を献ぜり。コリンは、この六十枚は本年收納の未
進額にして、侯の再び農民より徴税することなきを請はんが爲なりしと記し、又パゼーは
、利常がこの金子を領收せざりしことを記せり。...
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣
利常の進軍
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
尚阿部野に在りしも、前軍は岡山口に派せられて敵に對峙し、利常は屢之を巡視したりき
。二十一日利常領内の農民に令して、『國中藏入並給人地當年々貢米之事、代官給人留守
たるによつて、令二難澁一百姓有レ之候ば、一類...
第二章 加賀藩治創始期 第九節 金澤城及び城下
寛永の市區改正と宅地の種類
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萬治元年利常の薨後、小松に在住したる諸士の金澤に移住するに及び、人口頓に増加した
りしかば、郡地のまゝ農民より借受けて家屋を構ふる町人多く、こゝに初めて相對請地の
名を生ぜり。しかも當時は尚請地を設定すること...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
觀音院の能
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
めし時、かの觀音も亦共に移され、寺地を愛宕山と呼びたりしが、十一年石浦山王社の氏
子たる石浦等七ヶ村の農民、藩に訴へて觀音像を回復せしかば、明王院は新像を造りて之
に代へたりき。後祐慶の退隱するや今の觀音山に...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
米價低落と貸銀
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
士人がその釆地の農民より貢租を收むる能はざるは、彼等の最も病苦とする所なること勿
論なりといへども、米價の極端に廉直なるも...
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議
加賀越前二藩農民の爭鬪
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
尾添・荒谷の二邑は、天正八年以降石川郡と共に佐久間盛政の領たりしが、十一年盛政の
滅びたる後は前田利家...
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議
白山山麓公領となる
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
是に於いて藩主綱紀の外舅保科正之は、農民が此の問題に沒頭して、隣藩との利平を害す
るを憂へ、幕府の勘定奉行岡田豐前守善政と共にその間に奔走周旋...