石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
士人の困窮
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
歉に從ひ租額を上下せしが故に、啻にその手續の複雜なりしのみならず、吏務の公平を維
持すること甚だ難く、農民は專らその低下を欲し、藩吏は偏に加重を企つるが故に、その
間互に憎惡嫉視の弊を生ずるか、否らざれば賄賂...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
輕吏の態度
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
りて亡状を極めしことは想像に難からず。螢の光は能美郡に關する當代の事情を記録せる
ものなるが、その中に農民が如何に藩吏の爲に惱まされしかの實際を述べて曰く、寳暦よ
り明和に至るまでは、毎春正月以後藩侯の飼育す...
第六章 經濟交通 第二節 物價
文化の口郡暴勤
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
が、この年不作なりしを以て、同年十月の本納期には五十六匁五分に騰貴せり。この時能
登の口郡百五十五村の農民は本年の年貢を皆濟するに堪へずとなし、檢見によりて免切を
行はれんことを請ひたりしが、藩は之を許さずし...
第一章 制度法規 第三節 司法
農民の刑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
農民の刑は、その輕微なるものにありては、農業稼の外律徊留・居村の外徘徊留・徘徊留
・追込・組裁許え預・手錠...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
改作法の目的
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
、産米の多寡に隨ひて租率を定め、以て毎年納租の額を不變ならしむる定免法を採用せん
としたるものにして、農民をしてこれに應ぜしめんが爲には、春初貧窮なる者に作食米を
貸與して秋收の際之を返還せしめ、又産米の足ら...
第二章 儀式慣習 第二節 風俗
藏開 口祝 きしう
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
る。盖し『きしう』は、後世吉祝の字を慣用したるも、藩初には吉初と書せられ、元和二
年の文書に代官支配の農民より納めたる吉初錢を受取りたることなど見ゆるものにして、
元來王朝以降行はれたる吉書の轉訛なるべく、農...
第五章 殖産製造 第四節 林業
七木の制
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
藩の初期に於いて保護を加へたる林木中、最も主なる種類は松なりしが、農民に在りては
甚だしくその生育を欲せざりき。何となれば、松の成長して大樹となる時は、日光を遮り
て農作物の...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
歉に續きて、米穀また甚だ登らざりき。これ六七月の交、東北『黒あひ』の風の吹き荒み
たるに因る。是を以て農民の食足らず、貢租に未進多かりしかば、士人は擅に釆地の農民
を召喚して糺問し、家財牛馬を沒收し、子女を取...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
改作法實施
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
利常の初めて改作法を施行したるは、慶安四年五月石川・河北二郡に於いてせるに在り。
蓋し農民の最も強硬なるもの、領内加賀・越中を最とし、而して二國の中に在りては石川
・河北郡を首とす。是を以て利...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
利常の農制整理
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
を重んず。故にその創定する所、後世皆之に率由して利便多く、藩吏或は少しく之を改め
んとする者ある時は、農民爭ひてその遺法を株守せんと希へり。利常亦能く農民を愛せり
。明暦二年十月、利常能美郡今江の民二十口に衣...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
元祿の凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
元祿八年、領内風雨順を失ひて五穀登らざりしかば、農民は貢租を納るゝこと能はず、爲
にその資財を賣りて之を償ふものあるに至り、米價亦騰貴して衣食を得る能はざ...
第三章 加賀藩治恢弘期 第五節 浦野事件
長連頼藩侯の裁斷を仰ぐ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
も改心せんとすることなく、昵近衆に對して連頼の處置が頗る當を失ひしを攻撃し、次い
で寛文七年正月釆地の農民五六十人を教唆し、檢地の中止を嘆願する連判状を提出せしめ
き。これ孫右衞門等の所領に對して檢地を行はる...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
農制振興策
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
するに至りて、方針の具體化せるものあるを見る。即ち文政二年三月六日齊廣は、頃者頻
年豐熟せるに拘らず、農民の流亡するもの多きを聞き、苟も改作奉行にしてその職責を盡
くし心を農制の整備に致さば、下民の困窮決して...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
舊十村の復活と農吏制の改革
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
きを諭せり。七月無組御扶持人十村・御扶持人十村を惣年寄といひ、平十村を年寄並と稱
し、惣年寄・年寄並は農民を支配するものにあらずして、農民は郡奉行に直屬するの制を
採り、以て天保十年復元の時に及べり。或は曰く...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
越前萬歳
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
民間の娯樂に又萬歳ありて、毎年正月越前國野大坪の農民等城下に來りて之を演じ、諸士
の家に就きて米錢衣服等を得、二十日に至りて去るを例とせり。越前萬歳の由來...
第六章 大聖寺藩治一斑
正徳の凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
正徳二年八月十日大風ありて作物を害ふこと甚だしかりしかば、農民等同月末より十村・
肝煎を以て免切の訴を藩廳に致しゝこと屢なりき。因りて藩は立毛見立役として大目付堀
三...
第一章 制度法規 第一節 職制
安永の軍役改定
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
して、人數六人・人夫二人・夫馬一匹・口取一人を出さゞるべからず。こゝに人夫といひ
口取といふは、何れも農民より採るものにして、夫馬も亦農馬とし、皆藩より徴發して附
屬せしめらる。かくて上記の合計上下の人數十三...
第五章 殖産製造 第二節 農業(中)
農吏及び農民
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
本節に於いては、主として加賀藩の農吏及び農民に關する概要を述ぶ。
第五章 殖産製造 第二節 農業(中)
農民
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
以上農吏に關して略述し終れり。次に農民の階級・種類に就きて記する所あるべし。鹿島
郡鹿島路村人別帳鹿島郡能登部村戸部達雄氏藏鹿島郡鹿島路村人...
第五章 殖産製造 第三節 農業(下)
農家の行事田神祭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
米作の豐凶は、農民の生活を絶對に支配するものなるが故に、農民はその耕作に關して田
植・虫送等の行事を愼重にするのみならず...