石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第四章 美術工藝 第二節 陶磁
後藤才次郎の製陶傳習説
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
後藤才次郎が製陶を傳習せん爲、有田に赴きたりとするは、近時に於ける最も普通の説な
りといへども、亦頗る疑ふべきものなき...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
松田馬宋
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
松田馬宋、諱は元寧、通稱平八、後平四郎と改む。製陶には帝慶齋といひ、挿花には弄愛
齋といふといへども、多く馬宋の雅號を以て稱せらる。家世々製筆を以て業と...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
梨谷小山の製陶
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
如く、六年閏七月兩寺は藩に對して、貧寺小庵自ら支ふること難きが故に、内職として火
打谷の呉須を使用し、製陶に着手したることを屆出でたり。然るに藩は、寺院に於けるこ
の種の營業を以て製陶業者に害ありと認めたるが...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
陶業の復興
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
稀なるに心醉したるに因る。一日純藏木米に議るに、その金澤に下りて陶窯を開かんこと
を以てす。木米曰く、製陶の事は原土良好にして且つ豐富ならざれば不可なり。予曩に紀
州侯の聘に應じて和歌山に赴きしも、原土を得る...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
春日山窯の廢滅
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
る松田平四郎によりて之を維持することを得たり。但し平四郎は素より純然たる商人にし
て、餘技として少しく製陶を弄したるに過ぎざるが故に、その兼營する工場の萎靡振はざ
りしは當然なりといふべし。かくて、春日山燒の...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
吸坂燒
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
名づくる茶碗あり。陶器考附録にも、光悦曾て型を鷹峰窯・ノンコウ窯・瀬戸窯・加賀窯
・萩窯の五所に送りて製陶せしめたることありといへば、加賀光悦は即ち加賀窯に於いて
燒成せられたるものにして、光悦は寛永十四年八...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
八幡窯 佐野窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
期に繼續す。是より先、天保六年若杉窯を去りたる齋田屋伊三郎は、自ら居村佐野に新窯
を開き、徒弟を集めて製陶を教授し、次いで佐野村及び鍋谷村なる黏土を試驗して製陶
適するを知り、佐野村の中川源左衞門等數人を奬...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
松屋菊三郎
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
松屋菊三郎は文政二年四月能美郡一針村醫師山越賢了の家に生まる。天保四年粟生屋源右
衞門に就きて製陶を學び、六年陶畫を齋田屋伊三郎に習ひ、尋いで又業を古酒屋孫次に受
く。八年菊三郎は石川郡大野なる中村屋...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
吉田屋傳右衞門
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
、又洛儒皆川淇園に隨ひ、詩歌・書畫・篆刻を愛す。文政十年閏六月九日七十六歳を以て
歿す。傳右衞門が初め製陶に從はんとするの念を懷きたるもの、果して如何の動機による
かを知らず。或は曰く、當時能美郡若杉の工人に...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
吉田屋窯の開創と移轉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
傳右衞門乃ち七年四月を以てその工場に當つべき用地を買收し、次いで製陶の事に從へり
。然るにその地山間の僻陬にして、道路瞼惡運搬の不便甚だしきのみならず、積雪暮春の
候に及ぶ...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
九谷本窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
建設したりしが、その第一事業は最も遠き歴史を有し熟練せる職工を有する窯業の再興に
在りて、山代に二個の製陶所を起し、藩吏藤懸八十城・村民三藤文次郎をして之を管理せ
しめたりき。而して藩が之に名づくるに九谷本窯...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
田村權左右衞門と後藤才次郎
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
出身を以て銀座のことを管し、隨つて後には九谷金鑛採掘に與り、その地に發見せられた
る陶土を利用して藩が製陶の業を起すに及び、傍ら之が監督を職とするに至れるなるべし
。彼が九谷金鑛採掘に關係したることは、左記前...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
春日山窯の頓挫
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
に對する進献免除の恩典に浴する程なりしかば、内政亦隨つて緊縮を宗とし、國産として
奬勵すべかりし春日山製陶所の經費補給も、勢ひ之を廢止せざるべからざるに至りしかば
、木米の製作慾も實に索莫たるものありしなるべ...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
越中屋兵吉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
水郡佐賀村に生まる。文化四年春日山窯に入り、木米に就きて學び、木米・貞吉の去れる
後は、徳右衞門と共に製陶に從事したりしが、その廢窯するに及び獨立して樂燒の製造に
從事せり。世に大樋燒の異趣あるものにして、卯...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
民山窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
春日山開窯の雄圖は久しからずして挫折し、金澤の製陶界將に凋零せんとせしが、文政の
中絶以後、幸に民山窯のあるに因りて、その命脈を保持することを得たり。民...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
民山燒の特徴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
澁き彩釉に金彩を施したる細畫のもの多く、又木米の金襴赤繪の雜釉を省きたる如き趣致
のものありて、加賀の製陶界に於ける錦襴赤繪の濫觴を爲すものなり。かくの如くその作
品多く赤繪に金彩を施したるものなるも、亦之に...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
鍋屋吉兵衞
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
は、父祖以來陶業に從事したるものなり。初代丈右衞門は寶暦の頃の人にして、初め江沼
郡の村吏たりしが、後製陶を事とし、大聖寺町に住せり。葢し古九谷系の餘蘗なるべし。
その子丈助は寛政の頃より起り、業を父に受けて...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
能美郡の製陶
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
既に叙述したる江沼郡の古九谷燒・金澤の春日山窯は、その製作する所主として貴族富豪
の鑑賞愛玩に供するに...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
若杉窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
若杉窯は、能美郡若杉村の十村役林八兵衞の經營に係る。八兵衞は元と瓦窯を有したりし
を以て、試に製陶を工夫する所ありき。この時肥前島原の人に本多貞吉といふものあり、
頗る陶業に熟達せしが、故ありて郷里を...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
小野窯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
小野窯を讓り受け之が經營に當りしも、十餘年にして業を廢せり。六右衞門乃ち復奮起し
、養子吉右衞門をして製陶せしめ、吉右衞門の子六右衞門之を襲ぎ、而して初代六右衞門
は明治五年八十三歳を以て歿せり。明治の初年以...