石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
す能はず。遂に全國侯伯と共に、版籍を朝廷に還し奉り、幾くもなく藩知事も亦廢官とな
るに及び、名實凡べて藩政の終末を告げたり。石川縣史第二編の記述はこゝに擱筆す。本
編の内容は、即ち略前に述べたるか如く、編者が...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
藩政創始期の世態
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
前田利家の入城より利長を經て利常の退老に至る間五十七年は、吾人の藩政創始期と名づ
けたるものなるが、當時の世態風俗の如何なりしかに關しては、多くの資料を得る能はざ
るを以て...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
藩末の劇場
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
はざるに至り、『芝居にはもはや花咲くこともなくまた三味線もならぬ世の中』とさへい
はれしが、後文久の頃藩政の改革あるに際し、川上芝居の廢址及び犀川川下延命院の尻地
に劇場を起し、次いで慶應三年寳久寺河原を埋立...
第一章 制度法規 第一節 職制
舟手組足輕
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
又舟手組足輕あり。藩政中期に至るまでは、全く海寇の患を豫想すべからず。隨ひて水軍
を設くる必要を見ざりしが如しといへども、そ...
第一章 制度法規 第三節 司法
藩政初期の刑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
刑罰の種類は、藩政の初期に在りては、戰國殺伐の遺風を受け、尚自ら頗る峻嚴なるを免
る能はざりき。前田利家が、某年卯月十八...
第三章 學事宗教 第十節 佛教
那谷寺
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
そのうち、藩政時代に至りて勃興したるものに那谷寺あり。眞言宗に屬し、山號を自生山
と號す。源平盛衰記に奈谷寺と書せら...
第六章 經濟交通 第四節 交通
金澤江戸間の下街道
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
藩政時代に於ける北陸道は、金澤より南越前に入るを上街道といひ、北越中に向かふを下
街道と稱し、而して金澤よ...
再刊の辭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
る所といふも殆ど不可あらず。吾人はこの意味に於いて一府縣を郷土史研究の對照とする
場合に、我が石川縣の藩政時代を闡明せんとする者の、全國に多數の類例を見得ざる特異
相に遭遇すべきを認め、之を小藩分立し若しくは...
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年
鷄群の一鶴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
ゝありし秀吉の伴侶として、他に匹儔を求むること能はず。特に利家が理財の途に長じた
りしことは、最も能く藩政の上に顯れたるのみならず、文祿五年(慶長元)伏見の震災後
、應急の建築材料として多量の竹釘を要したりし...
第二章 加賀藩治創始期 第九節 金澤城及び城下
金澤城の規模
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
その内塹濠三萬二千百三十六坪とし、提封の大なるに比するときは、寧ろ地域の小に失す
るものあり。是を以て藩政の初期に、重臣の邸を城内に置きたること他諸侯の城郭と同一
なりしは、三丸に村井長頼あり、新丸に岡島一吉...
第二章 加賀藩治創始期 第九節 金澤城及び城下
尾山八町の説の誤謬
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
り、堤町は城内に在り、南町は城の南方に在り、金屋町は後に金谷の字を用ひて尾山御社
附近をいひ、松原町は藩政時代に御門前町ともいひたるが、今は舊名に復したるものとし
、材木町は紺屋坂邊に在り、而して近江町及び安...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
湯治と山中温泉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
藩政の初に於いては、士民住地を離れて遠く遊杖を名勝の地に曳くが如きは殆どこれなか
りしも、その病痾を醫し若...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
綱紀その夫人を迎ふ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
に反し、利常は齡將に古稀に近からんとし、幼孫の補導必ずしも完きを期すべからざりし
を以て、藩侯の傅育と藩政の監督とを擧げて婦翁に託せんとしたるは、頗る時宜に適した
るものなりしなり。而して正之も亦綱紀の食祿天...
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議
白山嶺上神祠の修營
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
を修營するの權利に關して、その山麓の部落牛首・風嵐と尾添との相爭へることは、天文
十四年より初りしが、藩政時代に於いても亦明暦・寛文に亙りて十四ヶ年の紛擾を釀し、
延きて加賀・福井兩藩の反目となり、遂には領邑...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
綱紀の歸國と救濟
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
窃かに彼等の食祿に相當する金銀を與へしめたるもの、以てその意のありし所を知るべし
といふ。尋いで綱紀は藩政の要路に在る者を戒飭訓諭し、孝貞と本多政長とに老齡を理由
として退職を命じ、長尚連・横山任風をして之に...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
直躬四たび上書す
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
りて金澤の事情に通曉せざりし宗辰に在りては、直躬の言ふ所に信を措きたるが如く、そ
の襲職以後直躬は再び藩政に與るを得るに至れり。
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
眞如院の死亡
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
年二月十五日四十三歳を以て死せり。これ長瀬五郎右衞門が諭して縊死せしめしなり。今
の尾山神社の北方に、藩政の頃一桐樹を栽ゑて不淨の地なりと傳へしもの、即ち縮所のあ
りし所なりといふ。眞如院の屍體は、小立野日蓮...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
前田重教の略歴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
日請ひて致仕を許され、封を弟治脩に讓り、同月二十七日肥前守と改め、天明五年九月よ
り治脩の請によりて復藩政を監せしが、六年六月十二日(實は十一日夜半)享年四十六に
して金澤に卒す。泰雲院仁山彭壽と諡し、野田山...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
齊廣の致仕
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
んことを幕府に請へり。將軍吉宗乃ち二十一日これを許し、且つ特に命を齊廣に下し、齊
泰の年尚幼なるを以て藩政を攝行せしめたりき。時に齊廣金澤に在り。在封のまゝ讓國の
命を得たるもの蓋し異例に屬す。是を以て齊廣は...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
齊廣の幕府に對する要望
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
負ふを以て、出發の前後二三ヶ月は百事輻湊し、毫も經國の事務を處理するを得ず。然れ
ば則ち國に在りて專心藩政を視得るものは、實に三年の間に一年に過ぎず。此の如くんば
國を治め民を安んずるを欲すとも、亦甚だ難しと...