石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 學事宗教 第六節 俳諧
金澤及び小松吟行
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
芭蕉又松玄庵に臨み、『殘暑しばし手毎にれうれ瓜茄子』を發句として半歌仙を興行し、
一泉は『短かさ待たで秋の...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
北枝
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
加賀の俳徒中、芭蕉の啓發によりて最も頭角を露せるものは北枝なり。北枝は立花氏又は
土井氏、通稱を研屋源四郎又は三郎兵衞と...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
蕉風の勃興一笑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
貞享に入りて芭蕉獨創の天地漸く開かれ、我が地方の俳士亦その幽玄閑寂を愛するものを
生ぜしが、彼等が相率ゐて芭蕉の大傘下...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
全昌寺宿泊
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
芭蕉に隨行せる曾良は、この地に來りし時、櫛風沐雨長途の勞れにもやありけん、胃膓を
害ひて、獨り伊勢國長嶋に...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
闌更
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
の初闌更洛東に移り、雙林寺中に南無庵を結ぶや、俳名更に大に顯る。庵の側に小堂あり
、五老井許六の刻せる芭蕉翁の像を安置す。是を以て南無庵を一に芭蕉堂と稱す。葢し闌
更が最も俳道に發奮せることの上洛以後にあるべ...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
句空
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
なるべし。』ともいへば、今は既に移轉したる久保市山法住坊金剛密寺の舊址附近なりし
を知るべし。元祿二年芭蕉北遊の際この庵を訪ひしが、次いで彼は北枝と共に句空が撰集
の計畫あるを聞き、遠國の發句を蒐集して贈り、...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
凡兆 羽紅
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
年のいつを昔、四年の薦獅子集に、彼は號を加生といひしが、同年の猿蓑に至りて初めて
凡兆といへるを見る。芭蕉と凡兆との關係は、貞享元年の入門に初り、元祿三年夏には
京に於ける凡兆の家に泊して、二疊の蚊帳に四...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
乙州の來杖
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
の乙州が夙く北陸の俳士と交渉ありしこと、之を貞享四年尚白の著したる孤松集に徴して
推察すべし。元祿二年芭蕉の來杖せしとき、乙州亦偶金澤に在りて松玄庵の雅會に列し、
翌三年七月十七日芭蕉が牧童に與へたる書に、『...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
秋の坊
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
ことは、北枝が秋の坊の閑窓に倚りて、『虫の音のしばしほそかれ丈夫心』など吟ぜるを
以て見るべし。然るに芭蕉北遊の際事によりて相爭ひしことは、元祿三年芭蕉の句空に與
へたる消息に、『北枝・秋の坊風流のあらそひな...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
小春
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
小春は宮竹屋伊右衞門といひ、本名龜田勝豐、金澤片町に住して藥種を業とし、所居を白
鷗齋と號す。芭蕉の北遊せしときその家に宿せしが、饗應頗る善美を盡くしたりしかば、
芭蕉之を喜ばず、風雅の眞味が閑寂に存...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
那谷寺と山中温泉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
芭蕉は、小松を出でたる後那谷寺の觀音を拜して、『石山の石より白し秋の風』と即興の
吟を試み、山中温泉に浴し...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
芭蕪歿後の追悼
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
芭蕉一たび北陸を過ぎて、薫化深く加賀の俳界に及ぶ。是を以て風雅の士時々上國に赴き
て謦咳に接するを喜びしが...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
萬子
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
その秩祿豐富なるを以て夙に騷客の推す所となり、亦善く資を捐てゝ彼等の窮乏を救へり
。されば萬子が初めて芭蕉に會せし時、翁は門人諸國に滿ちて事足りぬべければ、我は方
外の友となりて遍く俳諧を守護すべしと語りたり...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
支考の行脚 宇中
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
北陸に入りし俳人中、その勢力扶植に成功したること芭蕉に次ぐものを、美濃の支考とな
す。白陀羅尼は元祿甲申(寶永元)二月の序文を有するも、内容は元祿十六年の...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
麥水
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
して、明和七年には俳諧蒙求を著し、俳味の何たるかを童蒙に教へんと企て、同年又貞享
正風句解傳書を出し、芭蕉の最盛時は、門下の俊英左右に侍したる貞享年間にありと主張
し、虚栗・冬の日・熱田の卷を引きてその理由を...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
見風
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
杖をこの國に曳くもの亦必ず之を訪はざるはなかりき。見風の文臺を霞形といふ。初め北
枝の用ひし所にして、芭蕉の畫讃を有したるが、元祿三年の災に半ば面を燒けり。北枝乃
ち焦痕を蘇守等に磨かせて鎭火形と名づけ、その...
第二章 儀式慣習 第二節 風俗
十夜 金比羅祭 芭蕉忌 御影講 夷子講 道元忌 亥子餠
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
へ、萬遍念佛を唱へたる後之を參詣人に頒ち喫せしむ。十日を金比羅祭とし、船乘業者多
く之に詣づ。十二日は芭蕉忌にして、俳諧者流追遠の爲に句筵を開く者あり。十三日、日
蓮宗徒開祖忌を行ふ。御影講と稱するもの是なり...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
泉屋又兵衞 桃妖
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
といふ。この譚、奧の細道歴代滑稽傳に載せらるゝも、遲月庵空阿の俳諧水滸傳の記事を
最も委しきものとす。芭蕉のこの地に至りて泉屋に泊するや、又兵衞既に死し、子久米之
助家を繼ぎしが、彼は尚小童たりしも、能く俳諧...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
牧童
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
を帶藤軒又は圃辛亭と號す。亦金澤に住して刀劒研磨を業とせり。俳諧は初め檀林より出
で、後に蕉門に歸す。芭蕉の消息中には牧童に宛てたるものあり、又牧童に傳言を依頼せ
るものありて、師弟の交情大に厚かりしを知るべ...
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年
利家の趣味
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
。茶儀・和歌も亦之を解し、就中今春流の猿樂を學びて、その練習三日に一回の繁きに及
びたりといひ、東北・芭蕉・通盛・江口・山姥・千手・松風の如きはその尤も好みて演じ
たる曲目なりき。秀吉も亦その趣味を同じくせし...