第四章 美術工藝 第一節 繪畫 大聖寺藩の繪畫 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
支藩大聖寺に於いては、繪畫を以て本業とせしものなく、皆士人の餘技に屬し、且つ僅か に之を藩政の末期に近く見得るのみ。思ふにこの藩... |
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治 二ノ丸造營 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
に畫かしめき。岸駒の金澤に來りし時行裝の盛なること、一畫人としては實に空前絶後な るものあり。葢し目木繪畫史中の一插話とするに足る。八月十三日(文化六年)左の通被 仰付。京都畫師岸越前介右越前介、今般御當地へ... |
再刊の辭 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
、儀式慣習に典禮・風俗あり、學事宗教に學校・漢學・國學・俳諧・書道・科學・兵學・ 佛教あり、美術工藝に繪畫・陶磁・描金・髹漆・染色・刀工・冑工・鏤工・鑄工あり、殖 産製造に農業・林業・鑛業・製箔・製織・雜業あ... |
緒言 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
何の地位を占むるかに至りては、全く論及する所あらず。切に專門諸家の研究を希ふ所以 なり。美術工藝の中、繪畫には大才を出しゝこと鮮く、長谷川等伯・俵屋宗達・岸駒の諸 家、皆この地より出でたりといふに過ぎずして、... |
石川縣史 目次 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
第七節書道四五七頁第八節科學四六六頁第九節兵學五〇八頁第十節佛教五一八頁第四章美 術工藝六〇三頁第一節繪畫六〇三頁第二節陶磁六一五頁第三節描金六七一頁第四節髹漆六 七六頁第五節染色六九二頁第六節刀工七〇二頁第... |
第三章 學事宗教 第一節 學校 兒童と師匠 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
正を求む。門閥家の子弟に對しては、師匠たるもの日を定めて參邸指南せり。凡そ書道を 以て衣食するものは、繪畫・俳諧・點茶・挿花・卜筮・醫術を生業とするものと同じく、 士農工商以外の特種階級とせらる。書家中特に技... |
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下) 前田吉徳 |
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前田綱紀に次ぎて藩侯たりしを吉徳となす。吉徳寛厚にして能く士を禮し、傍ら繪畫を嗜 めり。葢し父綱紀が碩學老儒を招聘し、學術を奬勵したりし餘慶により、此の持經學詩賦 盛に行はれ、室鳩... |
第三章 學事宗教 第八節 科學 寫法新術 |
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して成れるなり。寫法新術には、物の像を模するの法に體寫・面寫の二種ありとせり。體 寫は彫刻にして面寫は繪畫なり。面寫に又三體ありて、心積法・物積法・觀積法の三者あ りとし、卷一には之を解して、『心積法は物の實... |
第三章 學事宗教 第八節 科學 中村屋辨吉 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
、能く螺旋仕掛によりて自動する人形・動物等を作り、寫眞の術を考へ、電氣を翫び、爆 藥を製し、彫刻に秀で繪畫を好めり。故に世の工夫發明の事を談ずるもの、嘖々として之 を賞揚し、兒童走卒といへども辨吉の名を知らざ... |
第四章 美術工藝 第一節 繪畫 初期の畫界 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
藩政以前にありては、加賀・能登二國中殆ど繪事の傳ふべきものあるを見ず。唯僅かに臨 濟の僧恭應運良が、暦... |
第四章 美術工藝 第二節 陶磁 北市屋平吉 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
北市屋平吉は北玉堂と稱す。小松の人平七の子にして、享和三年を以て生まる。幼にして 繪畫を好みしが、文政四年伊勢國龜山に至りて製陶の業を學び、七年歸郷して若杉窯に入 り、勇次郎に師事せり。次... |
第四章 美術工藝 第四節 髹漆 沈金彫の發明 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
先を鋭利にして巧に圖樣を彫刻するの法を案出せり。降りて明和の頃に舘順助あり、雅水 と號す。京師に至りて繪畫を學び、遂に漆器に花鳥人物を刻し、凹部に漆液を沈めて金箔 を壓貼し、その乾燥したる後紙片を以て表面を拭... |
第四章 美術工藝 第八節 鏤工 國村氏 吉重氏 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
國村吉重は次郎作國永の弟にして、亦象眼師なり。通稱を五郎作と稱す。吉重繪畫を能く し、象眼の製作甚だ巧妙にして、世にその鑽風を五郎作彫と稱し、次郎作彫と共に加賀彫 の祖といはる。... |