石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
士人の困窮
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
連りに向上したるに拘らず、收入の之に伴はざるが故に、負債に負債を重ねて、能く社會
の中樞たるべき體面を維持し得ざるもの、往々にしてこれあるに至りたりき。抑藩初に於
ける貢租の收納は、所謂檢見の法に因りしものに...
第三章 加賀藩治恢弘期 第六節 社會種々相
佐々主殿の貧窮
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
活の程度自ら向上したると共に、物價隨つて騰貴したるを以て、藩臣等多くは窮乏に陷り
、武士としての品位を維持し能はざるものすらあり。佐々主殿の如きはその尤なるものな
りき。主殿は馬廻組の士にして祿千石の多きを受...
第二章 加賀藩治創始期 第四節 大聖寺淺井畷二役
家康、利長襲封の賀筵に列せず
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
まざりしもの、豈曩日の約束を重んずるものゝ所爲ならんや。是より後利長は大に疑惧の
念を懷き、その社稷を維持せんが爲には、利家の遺誡をすら恪守する能はず、故太閤の恩
義を思ふ以前先づ内府の意志を忖度せざるべから...
第二章 加賀藩治創始期 第四節 大聖寺淺井畷二役
利長謀叛の風聞
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
豪姫の夫なり。利長直に金澤に歸り、老臣を會して當面の虚置を議せり。思ふにこの時前
田氏は、雄藩の面目を維持せんが爲、勝敗を度外視して一快戰を試むべきか。若しくは社
稷の安全を期して、屈服の辱を忍ぶべきか。二者...
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一
本多政重
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
吾人はこゝに利長薨去前後の事情を記し終るに際し、當時老臣に本多政重ありて、前田氏
の提封を維持するが爲偉大の功績ありしことを附記せざるべからず。
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
社稷の維持
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前田利常の世子光高が、將軍家光の養女大姫を納れてその室とするに及び、幕府と加賀藩
との關係大に親善を加...
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議
越前大野郡十六村
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
病に罹りしを以て、前田利長の上洛せし時には、秀以の子右衞門佐を誘ひ、大津に至り將
軍に謁せしめて社稷の維持を請はんとせしも許されず。一時保科正光を代官としてその遺
領を治めしめ、十二月結城秀康の北庄に封ぜらる...
第三章 加賀藩治恢弘期 第三節 白山爭議
白山山麓公領となる
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
この時幕府は、加賀藩に與ふるに近江國高島郡海津の一部中村町百七十一石九斗八升の地
を以てしてその面目を維持せしめ、福井侯には別に與ふる所あらざりき。これ固より尾添
・荒谷は加賀藩の領邑にして、牛首等十六ヶ村は...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
組頭の戒飭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
のにして、綱紀の意、諸士が漸く世の泰平に狃れて風俗の頽廢を招き、家政を紊亂せしめ
、困厄の極自ら體面を維持する能はざるのみならず、特にその子弟の酒色に沈湎し、賭博
に耽り、奸惡の行爲あるは、皆組頭の監督教導宜...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
木曾路福島關門通過問題
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
。綱紀が常に幕府に對して恭順なりしに拘らず、獨この問題に就いてのみ非常に強硬なり
しは、一に藩の面目を維持せんとしたるに因るといふ。木曾路初而御歸國之時分、福島の
御關所御鐵炮の事、聞香澤田源太夫(長影)を以...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
諸士の教諭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
玩の善美を欲し、奢侈に移り懦弱に陷らざるもの殆ど稀なり。自今宜しく學問を勵み武道
を嗜み、士風の高潔を維持して祖先の名を辱しむること勿れと。因りて勤儉の實行すべき
條目を定めて之を戒め、次いで七月に至りて省略...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
伎藝の者
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の藝人を士家に聘して興行せしむるものありしのみならず、金澤の大蓮寺・三寳寺・養智
院等に於いては、寺院維持の資を助くと稱し、觀客一人より銀二匁宛を徴して屢之を催し
たりしかば、享保十七年冬に至り、藩は町人・寺...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
劇場妓樓開設の反對
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
かく劇場と妓樓と相繼いで起るに至りしことは、風紀の維持を念とするものゝ頗る憂心忡
々たりし所なるべく、果然馬廻頭笠間源太左衞門以信・堀孫左衞門善勝・大地縫殿...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
遊廓の禁止
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
するに至れり。これ即ち前の免許を喜ばざりし老臣本多播磨守政和が廟堂施政の方針を一
變せしめ、藩の風教を維持するが爲には娼婦の横行を許すべきにあらずとせるに因り、之
と同時に茶屋稼業の者に對して悉く正業に復すべ...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
黒羽織黨
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
犯したる嫌ありしとにより、遂に排擠せらるゝに至りたるなりと主張すれども、黒羽織黨
の所爲も亦全く中庸を維持すること能はず、故らに新奇を欲して常軌を逸し、儉約の爲と
稱して舊規を破壞することありたりしなり。然り...
第五章 加賀藩治終末期 第四節 元治の變
齊泰父子幕府の徴命を辭す
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
の侍讀千秋順之助に諮詢せしに、順之助も亦所見を述べて順逆を審かにし名分を明らかに
して大藩たるの面目を維持すべしとし、慶寧の東行を不可とせり。當時藩の老臣本多播摩
守政均は、先に姉小路公知が賊の爲に要殺せられ...
第五章 加賀藩治終末期 第四節 元治の變
齊泰の苦心
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
むる如きは、年壯氣鋭なる慶寧の到底肯んぜざる所なるべく、假令強ひてこれを還らしむ
るも、加賀藩の面目を維持するに於いて何等の利益なきを以て、潛心熟慮の結果、慶寧に
謹愼を命じて國に就くを許し、從臣の主なるもの...
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣
再度の出兵命令
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
りしが、前日に至り病と稱してその期を延べ、次いで十月二十四日家老前田典膳を江戸に
遣はし、武門の面目を維持せんが爲再び齊泰に禁闕の守備を命じ、且つ征長の役に關して
は藩が既に準備を終りたるを以て、幕府の前令に...
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣
幕吏の開戰督促
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
るの譏を免る能はざるべし。速かに各藩に牒して敵と雌雄を決するの擧に出でずんば、如
何ぞ大藩たるの面目を維持せんやと。甚七郎乃ち應へて曰く、謹みて命を聞けり。然りと
いへども卿等我が軍を以て躊躇逡巡するが如く考...
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣
浪士開戰を避く
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
といひ、全然無條件の降伏にはあらず。且つその書中一も降伏の文字を用ふることなくし
て、頗る彼等の體面を維持するに努めたるものなりしが、亮三郎は深くその字句に拘泥せ
ず、單に降伏の事實を採るべしとなし、別に屆書...