石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 加賀藩治恢弘期 第六節 社會種々相
窮民の匡救
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
乞丐となるもの甚だ多かりしかば、綱紀は十月十二日より十九日に至る間金澤玉泉寺及び
本願寺末寺に於いて施を行はしめ、又各郡より十村手代を招集して農村より入り來る飢
民の數を調査せしめき。次いで翌十年綱紀は、...
第二章 儀式慣習 第二節 風俗
十八
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
正月十八日、十五日に炊きたる赤飯を殘し置き、十六日餠と共にとなして食し、更にそ
の餘剩を貯へたるを、この日に至りて果樹に施すものあり。その法一人之を捧げ、他...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
光高の卒去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
てあわてふためき騷動す。今朝の御膳もいまだ不レ被二召上一、何茂難儀に存奉り、光高
公少し御氣付せ給ひ、を上り候はんとて御奧にて拵へ、御膳を表へ遣はしけり。其時御
前樣にも御正氣付ければ、御相伴にを上らせ...
第二章 加賀藩治創始期 第一節 末森の戰
末森城攻圍戰
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
めて靜かに防守の策を講じ、その子助十郎榮明・叉十郎易英は城内之巡りて警戒を加へ、
助右衞門の妻は、自らを煮て勸めしかば、城中の士氣爲に大に振へり。奧村永福畫像金
澤市永福寺藏奥村永福画像
第二章 加賀藩治創始期 第一節 末森の戰
永福夫人の勇武
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
し付、さぞくたびれさふらふらめ、やがて金澤より後卷なさるべきとの事にておはします
などゝ云慰め、或時はを大器に入持せつゝ、所勞のほどをかんじ、或時は夜寒の袖の露
をはらはんがため、紅葉を燒酒をあたゝめ、塀...
第二章 加賀藩治創始期 第九節 金澤城及び城下
金澤の名稱と芋掘藤五郎
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
古へ當國石川郡山科村に藤五郎と號せる道人あり。加賀介藤原吉信が末裔なりといふ。薯
蕷を掘釆り、之を市にぎて一身の生計と爲す故、時人芋掘藤五郎と呼ぶ。人と爲り寡欲
にして奢らず、家に四壁なく衡門三尺に滿たざ...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
賣女と頼母子
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
あるに因るとなし、町奉行に命じて之を禁制せしめしに、又犀川の惣構に風呂屋を營み、
湯女を抱へ置きて淫をがしむるものを生じ、藩士中村刑部に屬する足輕の寡婦にして痘
痕媽(イモカ)と呼ばれたる者も、亦その娘き...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
元祿の凶歉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
かに改作法に規定せらるゝ貸米を農民に交付したるに過ぎず。米價引下の方法としては、
士人に一日一食は必ずを以てすることを令し、藏米に殘餘あるものは悉く賣却せしめ、
又城下に米穀を搬入せんとする者ある時郊外に...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
綱紀の歸國と救濟
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
御歸(綱紀)城被レ遊候得ば、只今より人多に罷成、彌飯米等手逼候得ば如何候。主人々
々致二了簡一、一飯はをも可レ被レ給候得共、家來之儀は左樣にも難レ致、飯をも可レ
被レ爲レ食候。乍レ然此節之儀御座候間、一飯...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
綱紀の薨去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
より御小用御滯、五月二日比より御疲も被レ爲レ出御指重、昨日(十九日)より御食不レ
被二召上一、今二十日二十目計被二召上一、夜に入御不出來、隆庵老御指圖獨參湯指上
。御庫藏より人參多出候處、古藥に成能利少き...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
淺尾の最期
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
梅語園に據れば、侍女が利常の爲に疎ぜられてその家に閑居するや、附近に栗田久右衞門
ありて家傳の白蛇散をぎしが、その原料として田夫の多く蝮を齎し來りしを、坊間侯が
かの侍女を蛇責とせんとするたりと傳ふるもの...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
天明の凶作
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
亦指扣を命ぜられたり。この年氣候不順にして凶作全國に亙りしかば、十一月御用番前田
大炊孝友は町民一般にを食とすべきを諭し、翌四年二月十七日には、用米の不足を感ず
ること益甚だしかりしといへども、藩外より之...
第四章 加賀藩治停頓期 第三節 風教作振
義商清五郎
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
の販戸に頒ちたりき。是より人益その徳義に懷けり。天明の初、所口の吏令を濱海の諸邑
に傳へて、凡そ海參をぐ者は舊來皆清五郎を經由したりといへども、今より以後直接に
藩に販賣せんと欲するものあらば之を許すべし...
第四章 加賀藩治停頓期 第三節 風教作振
孝子重兵衞
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
ば儲糧を虚しくすべからずと。秋に至りて穀稍豐かに、價亦隨つて賤しきに至り、その餘
す所を出して悉く之をげり。郷俗爲に大に化し、皆重兵衞の志行を嘆稱せしかば、藩は
錢若干を與へて之を賞したりき。...
第四章 加賀藩治停頓期 第三節 風教作振
孝子與三左衞門
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
力作して母を養へり。是の如きもの凡そ一紀にして稍餘財あるに至りしかば、與三左衞門
は嘗て父が總左衞門にぎし田を購はんことを請ひしに、總左衞門その志行に感じ價を收
めずして之を與へたりき。母隣人を納れて與三...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
借知と用銀徴發
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
目の用銀を五ヶ年間に上納すべき命を發したりしに、坊間當局を非難する聲囂然として起
り、奸商等その物貨をぐに際し、故意に暴利を貪りて用銀の幾分を填補せんとする者あ
り。是に於いて用銀の上納を要せざる下層の徒...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
備荒貯蓄と窮民激増
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
十一月十日堂形御藏米石百十匁。印紙百十五匁より二十目迄。批屋米升に百八文うり。當
年不作に付町方等一統給候樣觸付在る。御家中一統引免(ヒキメン)被二仰付一。下民え
爲レ救諸方より等差出。天保五年正月中旬...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
再度の飢饉
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
賣。右に付酒造御差留、此節何方茂賣切無レ之。十二月、昨年作躰不十分内、當年又不熟
に付、御家中を初一統給(タベ)候樣、町・在は雜炊給候樣夫々被二仰渡一。當秋酒造御
差留に付、何方茂酒差支、越後等より取寄、...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
災後の賑恤
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
りき。是を以てこの年正月廿七日齊泰は有司に教を下して、領内の救荒を懈ること勿らし
め、且つ臣僚中私に賑を行ひたるものゝ名を具申せしめてその善行を奬勵する所あり。
次いで二月十七日には、改作奉行及び郡奉行を...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
天保の徳政
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
貧なる諸人あり終に不レ覺と、いきるが如し死するが如しとは、お救ひを云なり。すゝる
が如しへるが如しとはをいふなり。貧なる諸人あり終に不レ覺とは、天地自然民のめし
喰事不レ能をいふなり。虫に曰、あゝ先年不レ...