石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
綱紀の歸國と救濟
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
月番年寄前田孝貞を召し、藩吏が救恤の法を謬りたる爲、領民中餓死するものあるに至ら
しめし失政を譴責し、算用場奉行和田小右衞門・小寺平在衞門二人に閉門を命じたりき。
蓋し小右衞門と平左衞門とは、曾て屢窮民救濟の必要な...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
藏人一派の年寄攻撃
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
三人に命じて致仕を講はしめ、又之と前後して組頭笠間九兵衞定懋・杉野善三郎盟、宗門
奉行太田小又助盛一、算用場奉行神田吉左衞門保益等陸續その職を免ぜられき。而して藏
人は屏居中復時事に容喙するを得ざりしといへども、尚...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
水原保延
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
組に編せられ、文政七年明倫堂讀師となり、弘化三年馬廻組頭に進み、金澤町奉行を兼ね
、四年町奉行を罷めて算用場奉行に轉じ、年寄長連弘の改革に從ひし時、保延また之を輔
けて財政整理の任に當りしが、安政元年黒羽織黨の失脚...
第五章 加賀藩治終末期 第三節 錢屋五兵衞
帳簿目録と其の序文
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
奢侈を戒めて骨董器玩に耽溺すべからずといふの類、處世の細故に亙りて眞に至れり盡く
せるの感ありしかば、算用場奉行の之を見るもの感嘆に堪へざりしといへり。今現に存す
る五兵衞が帳簿中の一なる年々留にも、亦この種の端書...
第一章 領主及び領土
土方領・鳥居領・水野領
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
至る。延寳三年秋土方氏及び前田氏の領民互に境界に關して爭ふ。因りて加賀藩の公事場
奉行菊池十六郎以下、算用場奉行・改作奉行・郡奉行等境界を正し、改めて土壘を築くこ
と一千餘、その壹所に銀四匁を費せり。土方氏乃ち太宰...
第一章 領主及び領土
幕府領を加賀藩に寄田とす
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
、常に代官に交渉せざるべからざる如き事情に在りしを以てなり。この後加賀藩は、御預
地方御用の職を置き、算用場奉行の兼務たらしめてその庶政を遂行せり。享保七年六月二
十八日老中水野和泉守(忠之)殿御宅え、開番御招に付...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
改作法の目的
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凶に拘らず一定の收納を得べきが故に、假令釆地に屬する農民たりとも直接に之を督促す
ることを得ざらしめ、算用場奉行・改作奉行等の吏をして監視の任に當らしめき。是に於
いて農民は誅求拷掠の苦楚を免れ、士人は收納を確實な...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
巳年の大借銀
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
之を請はしめき。尋いで三月十九日別所三平・岡田隼人の二人を借銀奉行たらしめてその
事務を鞅掌せしめ、又算用場奉行に命じて、内帑の資を賃銀の一部に當て、その足らざる
所は封内及び京師に於いて借入れしめ、後之を諸士に貸...
第三章 加賀藩治恢弘期 第六節 社會種々相
窮民の匡救
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
る飢民の數を調査せしめき。次いで翌十年綱紀は、郊外なる野田村に幅十一間長二百四十
間の竹圍を設けしめ、算用場奉行一人・町奉行一人は晝夜交代して臨み、小將横目・徒横
目・郡奉行等これに副ひ、金澤町年寄・肝煎及び封内十...
第三章 加賀藩治恢弘期 第六節 社會種々相
事務員及び收容者
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この非人小屋の主任吏は算用場奉行及び町奉行にして、非人小屋裁許と稱する與力數人實
務を掌り、本道及び外科の醫師を置き、足輕・小者等數十...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
青地禮幹の本多政昌に與へたる書
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
さへも、彼者の手より出候へば、御番人ども内藏允仕事は格別の儀とて往來爲レ仕候族(
ヤカラ)に罷成候。御算用場奉行共さへも右之趣に候へば、御門番人等は咎るに足らず候
。此等の趣を以其餘は御推察可レ被レ遊候。以上。十月...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
銀札發行の失敗
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政行・前田駿河守孝昌・長九郎左衞門善連・村井豐後守長堅・横山大膳隆達・奧村主水隆
振等なりしが、初め御算用場奉行前田源五左衞門直養の銀札發行を建議せし時、政行・孝
昌は不可とせしも善連以下皆之に賛したるを以て、遂に...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
天明の凶作
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
季に諸拂を爲すこと能はざりしかば、御勝手主付村井又兵衞長穹及び前田土佐守直方は引
責指扣を命ぜられ、御算用場奉行藤田兵部安貞等も亦指扣を命ぜられたり。この年氣候不
順にして凶作全國に亙りしかば、十一月御用番前田大炊...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
重教の監國
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
候。〔槻尾甚太夫手集〕○孫(堀)左衞門と云ふは、幼年の頃太梁院(治脩)樣御側に勤
め、其後御馬廻頭・御算用場奉行をも勤めたる人に而、此人咄しに、兩君共(重教・治脩
)に御的遊ばしたる時、如何せしか泰雲院(重教)樣の...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
備荒貯蓄と窮民激増
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
天保四年齊泰は、凶歉に備ふる常法を確立すべき必要あることを思ひ、八月四日命を算用
場奉行に下して、毎歳農民をして穀二千石乃至三千石を納れしめ、以て緩急に備へんと圖
れり。然るにこの年夏寒くし...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
天保の徳政
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
一升代八十六文になる。〔文化より弘化まで日記〕○去年御領國中稀成不作に付、御救米
等過分被二仰付一、御算用場奉行え御勝手向別而必至与御指支、此末之御手當無レ之に付
、此度御家中一統半知御借上有レ之、町・在之儀從來多...
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替
賞賜犒勞と貧窮撫恤
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
天保九年二月齊泰は、先に窮民に粥を給し又は財を施したる者を賞して物を賜ひ、四月十
六日には老臣及び算用場奉行等の勞を賞せり。然るにこの年五月に至りて氣候又順ならず
、人々寒氣に堪へずして綿衣を被るものあり。六月...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
長連弘
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
の卒するに及び、漸くその意見を廟堂に施すことを得、弘化・嘉永の間に亙りて、割場奉
行關澤安左衞門房清・算用場奉行水原清五郎保延・勝手方近藤兵作信行等同志數十人と相
謀り、財政を整理し宿弊を芟除し、冗員を陶汰し贅費を...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
横山隆章の擡頭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
擡頭せるものは横山遠江守隆章にして、彼も亦請託を容れ偏信の失なきこと能はざりき。
假令ば堀半左衞門純が算用場奉行兼壯猶舘主付の職を罷められたるは、芝山才記惇叙の常
に純と議合はざりしを以て、隆章に就きてその不適任な...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
黒羽織黨の勢力恢復
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
、黒羽織黨の首領たる長連弘は安政四年四月を以て卒したりしが、その餘黨漸く蘇息して
、文久二年水原保延の算用場奉行に登庸せられ、翌年關澤房清・近藤信行等の概ね舊職に
復するに及び、再び政界に於ける勢力を掌握するに至れ...