石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第四章 美術工藝 第六節 刀工
嘉永以降
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
嘉永以降當國の鍛壇大に活況を呈し、多數の作品を後世に遺せしが、その刀工には藤江氏
清次郎清光を筆頭とし、木下氏の兼重・兼豐兄弟、松戸氏の榮次郎勝國、洲崎氏の國平
・國光父子、杉本氏の信政・信友父...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
刀工保護の停止
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
廢すると共にその扶持方を減少し、四年七月廢藩置縣に至りて殘餘の扶持方をも停止せる
こと、明治四年十二月清次郎清光等が金澤縣に提出してその救濟を求めたる歎願書に見ゆ
。但しこの文書中には聊か誤謬あるものゝ如く、天明(...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
清次郎清光
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
ざるものとし、藩が恒例として縉紳鉅侯に贈遺する所の刀劍、亦多く之を用ひたりといふ
。家傳の説に據れば、清次郎清光は作品の成績によりて銘を三種に區別し、上作は加州金
澤住藤江清次郎藤原清光と長銘に切り、中作は加州住藤...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
極度の衰廢と藩の合力
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
文化八年には三百八十目とし、文政九年には三百四十目とし、後更に之を三百目に減じた
りしことは、文久三年清次郎清光の技量拔群なるを賞して、合力銀三百目の外特に百三十
目を加賜すといへるにて之を知るべし。松戸七郎泰平(...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
明治初年の鍛刀
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間共熟談之上成限増銀減少仕奉二願上一候間、此段宜御達被レ爲レ下樣奉二願上一候。以
上。明治二年二月藤江清次郎清光松戸榮次郎勝國木下甚吾兼豐御細工所〔藤江氏文書〕
第四章 美術工藝 第六節 刀工
兼重
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
は兼重・兼豐の兄弟なり。兄兼重は通稱を甚之丞といひ、安政六年伊勢大掾を受領して斯
界の先輩と仰がれ藤江清次郎清光と共に藩末に於ける當國鍛壇の重鎭たり。然れどもその
作品は清光よりも劣り、板目とも柾目とも區別し難き無...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
丈次郎信友
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作風父に似て稍それよりも勝れ、匂出來の淺き五ノ目を得意とし、直刄も亦無きにあらず
。その謹厚なる作風、清次郎清光と一脈相通ずるものあり。新々刀中實用的價値の卓絶し
たるものとして世の賞贊を博す。慶應をその全盛期とし...