第五章 加賀藩治終末期 第三節 錢屋五兵衞 公事場の裁判 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
る所亦頗る廣汎に及べり。これを以て審理遷延して朞年を超え、終に嘉永六年十二月六日 要藏を磔刑、市兵衞を梟首に定めて、五兵衞と孫兵衞とは已に獄死したるを以てその屍を 醢にし事件の落著を待ちたりしが、彼等も亦磔刑... |
第一章 制度法規 第三節 司法 梟首 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
梟首は追剥・追落を爲したる者、家宅に侵入し人を縳して窃盜したる者、代官の下吏にし て過分の私曲を働きたる者... |
第一章 制度法規 第三節 司法 庶民の連座法 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
助命の上三ヶ所御構追放を命ぜられたる如きはその一例なり。次いで寛文十一年正月磔刑 者の子は斬刑に當て、梟首の者の子は概ね助命するを通則とし、梟首の者といへども罪状 の特に重大なるときは、亦その子を斬に處するこ... |
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 殉教者鈴木孫左衞門 |
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へられ、その他之と信仰を同じくする者尚十餘人を算へしに、藩は澤市夫婦を郊端泉野に 磔殺し、その餘を悉く梟首に處したりき。この事の三州奇談に載せらるゝものは、粉飾多 きに過ぎて事態の眞を失へるが如しといへども、... |
第三章 加賀藩治恢弘期 第五節 浦野事件 一味の處罰 |
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月六日久江村道閑を久江の村端に磔し、子兵八・六太夫・万兵衞を刎首とし、高田村二郎 兵衞・能登部村永屋を梟首、三階村池島・笠師村太左衞門を追放に處し、而して能登部村 上野は先に牢死したるを以て刑を加ふることなか... |
第一章 制度法規 第三節 司法 元祿以降の行刑 |
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に磅礴たりしこの時に方りでは、實に當然の趨勢たりしなり。されば是より後に在りては 、生命刑の種類も磔・梟首・生胴・斬等に限定せられ、自由刑及び財産刑に關する法制亦 大に整備するに至りたりき。 |
第六章 經濟交通 第二節 物價 文化の小松暴動 |
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夜刑場に香華を供へたりといふ。細工町の沖屋庄兵衞も、亦庄次郎に勸めて廻文を爲さし めたりとの罪により、梟首に處せらるべき宣告を得たりといへども、既に牢死したるを以 て實刑に服することなかりき。元來米直段高直、... |
第六章 經濟交通 第二節 物價 安政の貧民叫喚 |
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來に於いても、亦五年七月十五日暴民蜂起して富商の邸宅を毀ちしものあり。その主謀者 は、翌年九月に至りて梟首の刑に處せられき。當年梅雨(安政五年)の頃より土旺中へ懸 け霖雨にて、凶年との米商ひする人の見込にや米... |