第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣 横山長知の復仕 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
に來り謁し、復前田氏に臣事せんことを請へり。利常之を容れ、長知を金澤に留守せしめ 、康玄と長治とをして從軍せしめき。長知は初名を三郎といひ、後大膳と改む。永祿中美 濃國直江郷に生まれ、年十五の時父半喜長隆と共... |
第五章 加賀藩治終末期 第七節 北越戰爭 朝廷の賞賜 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
戰役の尚酣なりし時、朝廷物を賜ひて從軍將士の勞を犒ひ給ひしこと數次。七月在京の加 賀藩臣を召し、彼等が常に藩侯を輔けて軍務に鞅掌したるを賞し... |
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年 秀吉の九洲征討と利長の從軍 |
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天正十四年十二月秀吉太政大臣に任ぜられ、氏を豐臣と賜はり、又鎭西の雄島津義久を征 するの勅許を得たるを... |
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年 秀吉の關東征伐と利家利長の從軍 |
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是に至りて四海の内、秀吉の命に服せざるもの、唯小田原の北條氏直、米澤の伊達政宗以 下東北の數侯伯ありし... |
第二章 加賀藩治創始期 第四節 大聖寺淺井畷二役 前田利政の末路 |
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、『加賀前田孫四郎(利政)敵の約有とて、兄のうつたへ有レ之、牢人也。』といへども 、事實は利長が利政の從軍せざりしことを報告せるまでにして、よもその同胞を敵に内通 せりとは彈劾せざりしなるべし。加賀藩史稾に據... |
第二章 加賀藩治創始期 第六節 基督教の傳播 島原の亂と加賀藩 |
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要なしとて許さゞりき。是を以て加賀藩は、山崎小右衞門に持筒足輕武部久左衞門・堀江 加左衞門二人を添へて從軍せしめたるに止り、十五年二月島原城陷るの日、久左衞門奮戰 して賊の首級を獲しかば、藩は功を賞して祿百石... |
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣 再度の出陣 |
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一吉を高岡に、津田義忠を富山に、三輪吉宗・大井直泰を七尾に置き、十八日金澤を發し て出征の途に上れり。從軍の將士一萬五千と稱す。二十六日利常軍令十五條を定めて之を 各部隊に別つ。その文前役に於けるものと少差あ... |
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣 將士の行賞と戰死者の供養 |
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入朝し、八月十五日を以て京師より藩に歸り、諸將士の功を論じ賞を行ひたりしが、元和 三年三月に至り重ねて從軍者の勞を慰めて陪隸の末に及び、四年正月には祠堂を寳圓寺に 設け、七月十日米百石を寄進し、商人越前屋孫兵... |
第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆 横山康玄の辯解 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
當に之を鞫問すべし。世襲藩臣の子弟の如きは、毫も論ずるを要せざるにあらずやと。利 勝又問ふ。然らば大阪從軍の士を再び賞したるは何の故ぞや。對へて曰く、往年大阪の役 起るや、加賀侯年齒尚弱くして政務に慣れず、爲... |
第五章 加賀藩治終末期 第四節 元治の變 野口斧吉 |
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話筆記によりて知るべし。斧吉明治元年三月廿三日大赦令によりて罪を宥され、同年北越 戰爭に藩の探偵として從軍し、二年正月士籍に登庸せらる。後文部・司法二省の屬官を經 、晩年前田侯爵家の編修に從事し、三十一年三月... |
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣 加賀藩の努力 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
は必要以上の酷薄を敢へてしたるを見るに及び、加賀藩の幕府を信頼するの念漸く薄から ざるを得ざりき。南越從軍の我が將帥が屢幕吏に論難抗辯し、監軍附屬の士石黒堅三郎の 手記に彼等を目して奸吏と書したる如きは、皆こ... |
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣 齊泰の豹變せる理由 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
なり。而も齊泰の意見竟に行はれずして、幕府は長藩再征の兵を出すに至りしが、加賀藩 は前役に於けるが如く從軍の命を受くることなかりき。是を以て齊泰の態度は、恰も幕府 の行動に反抗するが如き外觀を呈したりといへど... |
第五章 加賀藩治終末期 第七節 北越戰爭 戰歿者 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
この役加賀藩の從軍者にして戰歿せるもの百名を超えたり。その交名は左の如し。津田玄 蕃家臣松枝十之丞福直四十二歳司令役七月... |
緒言 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
上るやを知るべからず。是を以て、藩侯東覲の際、上下の列中に在るもの二千人に近しと いひ、明治戊辰の役に從軍したるもの七千數百人を算したるも、所謂三品以上の之に參加 したるは十中の二三に過ぎず。且つ夫れ士人の食... |
第一章 制度法規 第一節 職制 安永の軍役改定 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
見る。今その一例を擧げんに、自分知二百石の士に在りては、上下七人・人夫三人・夫馬 一疋・口取一人を以て從軍するを法とし、若しこの士にして別に役料知百五十石を受くる ものならんには、この職俸に對する軍役として、... |
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下) 瀬尾健造 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
の士小川幸三と同じくし、藩吏の監視を受くること頗る嚴、僅かに連座の罪を免れ得たる のみ。維新の後北越に從軍し、柏崎縣に召されて三條民政局租税方となり、次いで金澤藩 民政寮書吏となり、史生に進み、學制の擴張せら... |