石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆
利常の上洛と將軍の臨邸
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
平忠直豐後に流されしが、その嬖臣五人は幕府命じて之を能登に錮し、前田氏をして監視
せしめき。七月十三日將軍秀忠の世子家光京師に朝し、利常も亦これに從ふ。尋いで秀忠
は、その職を世子に讓らんととを奏請せしに、後水尾...
第一章 領主及び領土
前田綱紀の所領
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
紀その所領を繼ぎしが、更に萬治元年十月祖父利常の薨ずるに及び、十二月二十八日その
養老封と、別に利常の將軍秀忠より與へられたる近江の内今津・弘川の二村も亦綱紀の有
に歸し、合計百二萬五千石を算することゝなれり。加...
第一章 領主及び領土
近江領の増加
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
吉はこの二邑を利家の室芳春院の化粧料とし、芳春院の元和三年に歿するや、所屬暫く不
明となりしが、同六年將軍秀忠は改めて之を前田利常に與へ、次いで寛文八年加賀能美郡
の尾添・荒谷を幕府に收め、その代償として近江海津...
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一
利長高岡移住と發病
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
大、遺容今尚之を見るを得べし。是より關野を改めて高岡といへり。然るに翌十五年より
利長病を發せしかば、將軍秀忠及び前將軍家康は屢書を致して状を訪ひたりき。發病の時
期は、秀忠の賜書の初めて三月二十七日に在るにより...
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一
芳春院の下國
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
利長の薨じたる後、六月上旬芳春院は將軍秀忠に請ひて曰く、今や利長已に空しく、妾に
して江戸に在るも質として何等の價値あることなし。願はくは今侯利...
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一
利常、利長の養老封を受く
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
この頃土井利勝は、將軍秀忠の台旨を奉じて駿府に到り、利常をして利長の遺領を繼承せ
しむべきや否やに就いて、家康の指令を請ひたりき...
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣
石川重之前田軍に混じて戰ふ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
是の日將軍秀忠は嚴に軍令を定め、その麾下左右の士をして斷じて先登すること勿らしめ
き。然るに石川重之は、殊功を樹てん...
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣
家康利常を賞す
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
。利政世の成敗を度外視し、豐臣氏に應ぜず、徳川氏に仕へざりしも、尚宗家の繁榮を悦
びたりしなり。而して將軍秀忠は閏六月十九日利常の官を參議に進め、以て増封に代へた
りき。今度秀頼企二逆心一、國々え回二調略一候處不...
第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆
利孝七日市侯に封ぜらる
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
和二年家康は駿府に在りて病みしを以て、三月利常往きて之を訪ひしが、四月十七日に至
りて遂に薨じ、尋いで將軍秀忠は、家康の遺物として貞宗の刀一口・玉澗の畫一幅を利常
に贈れり。この年十二月十六日、秀忠は利常の庶弟利...
第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆
將軍秀忠、利常の邸に臨む
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
元和三年三月利常江戸に往きしに、秀忠は五月十三日を以て公式に藩邸に臨めり。この日
貺賜甚だ隆にして、献...
第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆
幕府加賀藩の行動を疑ふ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
大事件と認むべきものなかりしが、寛永八年に至り突如として困難なる一問題の起るに遭
遇せり。この年七月前將軍秀忠疾みしを以て、利常は江戸に至りて之を訪ひ、八月國に就
きしが、同月臣僚の子弟にして身躰強健事に堪ふる者...
第二章 加賀藩治創始期 第八節 社稷の危殆
秀忠の薨去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
加賀藩が幕府より難詰せられたる翌寛永九年正月、前將軍秀忠は遂に薨じたりき。時に江
戸の物情頗る恟然、將に異變の生ぜんとするが如く喧傳せられしが、市人加賀藩邸の...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
馬鹿踊
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
その後また馬鹿踊といふものありて頗る民間に行はれき。元和六年將軍秀忠の女和子、立
ちて後水尾天皇の女御となりしに、利常はその臣前田直之を京師に、奧村榮政を江戸に派
して賀亂...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
光高の略歴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
の長子にして、母を天徳院とし、元和元年十一月二十日金澤城に生まる。七年五月二十五
日初めて江戸に往きて將軍秀忠に謁し、寛永六年四月廿三日將軍家光の朝堂に元服す。是
の日正四位下に叙し、左近衞權少將に任ぜられ、筑前...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
綱紀その夫人を迎ふ
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
此の年春、利常は會津侯保科正之に女あるを聞き、迎へて綱紀の夫人たらしめんと思へり
。正之は二代將軍秀忠の庶子にして、三代將軍家光の異母弟に當り、而して綱紀は家光の
養女大姫の出なるが故に、幕府に夤縁せんと...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
雅筵を本郷邸に開く
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
に抵りしが、この夏當世の名儒を本郷邸に招きて宴を張り、一代の盛事と稱せられき。抑
本郷邸は、大阪の役後將軍秀忠がこの地を利常に與へたるに始り、寛永三年建築の工に從
ひ、成るに及びて利常の母壽福院を居らしめしことあ...
第六章 大聖寺藩治一斑
第十三世利行
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
も將軍に謁見せざるを以て頗る之を難んぜしも、十月二十九日遂に辭を設けて之を許せり
。蓋し大聖寺の藩祖が將軍秀忠の女の所生たるのみならず、利行も亦齊泰の室なる將軍家
齊の女の養ふ所たりしに因る。是に於いて十二月十六...
第三章 學事宗教 第四節 國學(上)
前田利常と連歌
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
又元和八年藩侯前田利常以下の詠じたる連歌一卷あり。その發句に御上とあるは將軍秀忠
にして、この連歌を興行したる六月十七日は、秀忠の女にして後水尾天皇の女御たりし和
子が深曾木の祝を擧げ...
第三章 學事宗教 第十節 佛教
寶圓寺
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
たるに因る。しかも當時別に瑞龍寺・天徳院及び如來寺改築の企ありて、瑞龍寺は利長の
菩提所たり、天徳院は將軍秀忠の女なる利常夫人の菩提所たり、如來寺は將軍家光の養女
にして綱紀の生母たりし清泰院の牌を置く所たるが故...
第三章 學事宗教 第十節 佛教
天徳院
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
天徳院は寶圓寺と同じく金澤の小立野に在り。元和八年三月前田利常の夫人逝去す。夫人
將軍秀忠の第二女なり。因りてこの地に葬り、翌九年大伽藍を傍に營み、夫人の法號に
よりて天徳院と名づけ、巨山泉滴...