石川県立図書館/大型絵図・石川県史

本文テキスト検索結果
 
ソート機能:
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
如く流行の淵藪たりし地歩からず。抑もこの國の俳諧は、夙く貞門・檀林の風潮を傳へた
るものなるが、芭蕉の奧の細道より歸途、一たび遊杖を曳くに及び、溪泉悉く低きに就き
て巨流を成すの感あり。北枝といひ、凡兆といひ、句...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
蕉風の勃興一笑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
俳士亦その幽玄閑寂を愛するものを生ぜしが、彼等が相率ゐて芭蕉の大傘下に屬するに至
りしは、實に元祿二年奧の細道を經廻して、歸途こゝに足跡を印したる結果ならずんばあ
らず。是を以て彼が加賀を通過せし當時の事情如何は...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
金澤及び小松吟行
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
あり。芭蕉が『あか〱と日はつれなくも秋の風』の句を得たるも、亦この前後のことなり
しと思はる。この句、奧の細道には途中唫と題せられ、曾良の雪丸には『旅愁をなぐさめ
かねて、ものうき秋もやゝ至りぬれば、流石目に見え...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
泉屋又兵衞 桃妖
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
となれり。さればこの一村判詞を求むるものあるも、貞室は決して朱料を受くることなか
りしといふ。この譚、奧の細道歴代滑稽傳に載せらるゝも、遲月庵空阿の俳諧水滸傳の記
事を最も委しきものとす。芭蕉のこの地に至りて泉屋...