石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第五章 加賀藩治終末期 第九節 版籍奉還
世子利嗣の遊學
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
に鑑み、慶寧は嫡子利嗣をして東京に遊學せしめ、安井顯比を之が傅たらしめき。是に於
いて藩の文學職員及び士庶多く詩歌文章を餞してその行を壯にせり。伏雌説。奉レ送三從
四位世子遊二學於東京一文金澤藩文學井口濟鳥之...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
英爽嚴明、政を勵み法を整へ、特にその學問に忠實なるの點に於いて、綱吉・光圀二人に
比するも遜色あらず。士庶太平を謳歌し、老幼歡樂に陶醉し、極盛極治實に前後に類を絶
せり。而も絶巓に攀ぢたる時は、即ち谿壑に降る...
第二章 加賀藩治創始期 第三節 前田利家の晩年
利家の薨去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
。是に於いて遺命により、遺骸を長櫃に藏め、四日喪を秘して金澤に下しゝが、事坊間に
傳はるに及び、京阪の士庶皆震駭し、夙くも事後の風雲將に暗澹たるべきを豫想するもの
あり。二十四日後陽成天皇詔して利家に從一位を...
第二章 加賀藩治創始期 第十節 社會種々相
角力
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戰國の餘習を受けたるこの時期に於いて、角技が士庶の間に喜ばれしことは勿論なるべし
といへども、その名手として著れたるものは、唯利長の臣松村總次郎ありし...
第三章 加賀藩治恢弘期 第二節 前田利常の監國
孝悌
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
るを得んと。主僧その是非を決する能はず、乃ち利常に訴へしに、利常笑ひて曰く、豈死
後の人にして諸侯佛・士庶佛の別あらんやと、遂に允さゞりき。衆檀之を聞きて抃躍し、
金穀を瑞龍寺に納むるゝもの益多きに至れり。利...
第三章 加賀藩治恢弘期 第六節 社會種々相
寺中の神事能と諸橋波吉兩大夫
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
れたるのみならず、その舞臺が先に大破したるを、寛文五年宮腰を初とし産子村方の寄進
によりて再造せられ、士庶の之を觀るもの多きを加へて益盛況を呈するに至れり。この神
事能は、初め毎歳八月十五日に於いてするを例と...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
大奸にあらず
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登庸し、卑賤を拔擢し、殊に榮達に慣れて自ら奢侈驕傲を事とするに拘らず、他を律する
に儉約令を以てして、士庶の平和なる生活を脅威したりとするの點に存し、その反對黨た
りしものは、朝元の權勢に壓迫せられて政局の中...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
宗辰時代の財政
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
を加へたる證文を交付すべく、これなくして貸附せる債權者は強ひて債務の履行を促すこ
と能はずとし、その他士庶吉凶の禮より服飾に至るまで皆制限を加ふる所ありき。
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
銀札發行の失敗
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
り。然るに不換紙幣の濫發は直にその通用を梗塞せしめしのみならず、贋造行はれ物價亦
連りに奔騰せしかば、士庶怨嵯の聲を放つものあり、翌年に至りて暴民の騷擾をさへ惹き
起したりき。政行等大に驚き、事情を在江戸の藩...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
盲人の金貸業
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
校・勾當など稱する盲人の輩なりき。彼等はその身體の不具なるのみならず、社會上の地
位比較的高きが故に、士庶の濫に暴力を加ふること能はざるを知り、彼等がその官を進む
るが爲に蓄積せる資金を一時融通するなりと假稱...
第四章 加賀藩治停頓期 第四節 教諭政治
兼六園
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
書。』と記して之を贈れり。後之を刻して園の正門に顏す。是より先承應元年以來、城内
に一鐘を置きて時刻を士庶に報ぜしが、街區遠近の差ありて餘韻普く四方に達せざりしか
ば、齊廣は新たに竹澤殿御に時鐘を設け、文政六...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
御手役者と町役者
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是を以て士庶皆謠曲を學ばざるはなく、寺子屋にも亦小謠を以て課目の一とするあり。式
能・神事能の外、霜月には兩大夫の...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
窃盜白銀屋與左衞門
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
が、初め賭博に耽りしより女色に溺れ、遂に竊盜を業とするに至れりといふ。與左衞門の
爲す所眞に倫を絶し、士庶の倉庫を破ること十七回に及び、甚だしきは庫中に止ること二
夜・三夜又は四夜に亙り、晝間の喧騷に乘じて盜...
第五章 加賀藩治終末期 第二節 黒羽織黨及び海防
近藤信行
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るを以て計畫する所多く、嘉永五年藩侯齊泰の財政改革に關する意見を徴するや、信行は
農民の雜税を輕減し、士庶の奢侈を矯正し、廳内の冗費を省略し、武備を充實し、物産を
振興し、學政を修補すべきを條陳せり。安政元年...
第六章 大聖寺藩治一斑
村井主殿の處罰
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
十四日利直は命じて主殿を佐分舍人の家に錮せしめ、且つその家臣を集めて、主殿が主恩
を忘れ、權威を假りて士庶を苦しめ、公金を私消せし等の罪状を數へたる親翰を發表せり
。村井主殿儀、何茂如二存知一、筋目を思ひ近年...
第一章 制度法規 第三節 司法
士人の刑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
同一の裁判を受く。士人の刑罰中、切腹・縳首・在郷・閉門・逼塞等はその特有のものに
して、流刑・追放等は士庶に通ずるものなり。
第三章 學事宗教 第二節 漢學(上)
前田利長の功績
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。利長の學事に力を致せる美學之を措きて他に聞く所あらずといへども、單にこの一事の
みを以てしても北陸の士庶をして學に向かはしむるの嚆矢をなしたるものといふべきなり
第三章 學事宗教 第二節 漢學(上)
詩運の再勃興
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
平板にして凡調なるは嘆ずるに餘ありき。然るに文政六七年の頃より藩末に至るまで、作
詩に熱中する大夫及び士庶人再び俄然として輩出し、唱酬賡和率ね虚日なく、所謂小集雅
會なるもの相接續せり。その作固より凡庸にして...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
自論記序
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仁者過レ仁。勇者礙レ勇。人君者拘二於萬機一。而不レ得二大道一。人臣者役二於細事一
。而不レ達二大行一。士庶人者産業急レ身。而不レ知レ所二以然一矣。凡爲レ學者。雖レ
極二博覽一。而不レ能レ原二自家一也。適雖レ有...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
綱紀の圖書蒐集
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
捐舘に至るまで六十有餘年の久しきに亙りて、須臾も廢弛することなく、上は禁闕幕府朝
紳列侯より、下は社寺士庶の家に至るまで、普く人を全國に派して採訪せしめ、財を費す
こと鉅萬、和漢の書册を集むること無數。終に木...