石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 學事宗教 第四節 國學(上)
和歌と藩侯
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
じたるが如く、加賀藩治の最初期に在りては、加能の地尚未だ奎星の光芒を發するに至ら
ざりしといへども、獨和歌に於いてはその片影を認め得ざるにあらざりき。即ち藩祖前田
利家が、後陽成天皇の行幸に豐臣秀吉の聚落第に...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
前田利家
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
藩祖前田利家、兵馬倥傯の中に在りて、能く學を好み、又和歌を能くす。後陽成天皇嘗て
豐臣秀吉の聚樂第に幸し給ふや、利家之に陪伴し、和歌を作りて奉献せり。寄松祝う...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
山下清臣
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
山下清臣、通稱方介、蒲園と號す。藩臣大音家の給人なり。田中躬之の門に入りて皇學と
和歌とを修め、又知友を勸誘して同じく其の門に入らしめし者少からず。狩谷鷹友の如き
はこれなり。清臣歌文を作...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
富田景周
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
こ二卷散草門類二卷莊子滙一卷癡龍畫話一卷碩琴雅譜一卷朝憲纂要一卷戴星餘唱一卷幽蘭
玉露一卷東璧新煥近代和歌選一卷臭蘭編三卷圖譜捷徑一張富氏系譜三卷陽廣公偉訓並百詠
一卷亞相公御夜話補註五卷兩亞相公治命書一卷高...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
龜田景任
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
ふことあり。林翼の仲子にして、瑜の義弟なり。出でゝ龜田氏を繼ぐ。性温藉にして客を
好み、詩を善くし、又和歌に通ず。弘化元年八十の壽宴を張る時詠ぜし和歌、君侯の聞に
達し、開院宮愛仁親王及び冷泉爲全の詠草、並び...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
前田利長
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
第二世前田利長また和歌を詠ず。後陽成天皇の聚樂に幸し給ひし時、利長宴に侍して和歌
を上る。利長は筆札を尾張荒子村觀音寺の僧全...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
清泰院
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
光高の夫人清泰院は、文學に嫻ひ、和歌に志を寄す。光高初め儒學に偏して、和歌を輕ん
ず。一日夫人の室に入り、屏障に鵜飼を書けるを見るに、日中...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
板津檢校
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
板津檢校、通稱巽一、諱は正的、國學に通じ、和歌を能くし、又連歌を脇田直賢に學ぶ。
綱紀の幼時より、その左右に近侍し、切磋に勉めたりといふ。著す所、正...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
高橋富兄
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
文法問答は、夙く外國文典の組織に倣ひたるを珍とすべし。この他幾多の歳月と努力とに
成れる語彙・字典及び和歌集あり。又晩年に至りて考究し、學界一方の權威と稱せられた
る音韻學の如き、頗る浩翰なる編述ありしも、遂...
第三章 學事宗教 第五節 國學(下)
弗隱
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
第十世に住す。如是庵はその書屋の號なり。弗隱眞俗の書に於いて讀まざるなく、亦晩年
皇國の學を好み、巧に和歌を詠ず。文化六年三月弗隱菅生石部神社に百首の和歌を上る。
石部神社はその産土神なればなり。文政十年二月...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
るべし。是を以て實際藩校の創立を見たるは、寛政中治脩の世に下り、盛岡・桑名・會津
・岡山・米澤・佐賀・和歌山・仙臺・名古屋・熊本・高知・鹿兒島・廣島・福岡・秋田・
徳島等に比して遲く、而も學頭として聘したる新...
第三章 學事宗教 第一節 學校
中學西校の學則
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
經・國史略・十八史略・日本外史・日本政記・日本書紀等にして、授業の方法は質問・會
讀・聽講の外、對策・和歌・漢詩・文章の會を設け、專ら活用の才を練磨するを目的とす
。又紀傳・文章・經學の三科を分かち、教員各自...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
前田光高
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
瀬道喜を侍讀となし、又松永昌三を招聘せり。その江戸の藩邸に在るや常に林羅山を招き
て經を講ぜしめ、且つ和歌を嗜みて中院通村・烏丸光廣に師事し、連歌はこれを昌程・昌
佐・紹巴等に學べり。人となり彜倫に篤く、聖經...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
綱紀の文章
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
綱紀の遺文亦多し。今その一二を録せん。宗良親王和歌贊辭我邦皇統。逮レ至二中葉一。
禮樂陵遲。威福易二其處一。至二建武之交一。分崩離析。百川横流。朝宗失レ...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
小瀬良正
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
あらんや。惜しむらくは此の詩を崖石に彫りて、その路に樹てざることをと。二條吉忠亦
良正の詩を稱し、數々和歌を賜ひて之を褒す。良正の朝鮮學士と唱和せしとき。名に高き
こまもろこしの國までも傳へてあふぐことの葉の...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
葛卷昌興
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
、字は有禎、通稱仲四郎、後權佐と改む。その亭を松風亦は觀月といふ。人と爲り高節に
して倜儻、その才最も和歌に長ず。時に亦竹田忠張・奧村忠順・山本基庸・室鳩巣等と詩
賦を以て相徴逐す。昌興一日積雪の竹を壓するを...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
庄田正守
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
絶たれしが、承應三年前罪を赦されて榮清に仕へ、遂に前田綱紀に臣事し、老後夕齋と號
す。正守文藻あり、又和歌を能くし、且つ鈴韜を有澤永貞に學ぶ。永貞修辭に嫻はず、故
に文の重んずべきものに會へば正守をして代り筆...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
淺加久敬
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
淺加久敬、字は通郷、通稱九之丞。號は山井。久敬和歌を能くし、國史に通じ、又詩賦を
好む。題二夏山如一レ滴日映二茂林一緑葉殊。垂條如レ滴又如レ濡。夏山描出...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
林 弘道
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
す。弘道又世儒を痛罵して假さず、徧く古今の事態に通じ、凡そ漢土の竹帛に載する所よ
り、本朝の典故記事、和歌者流の言辭に至るまで該博遺す所なし。而して文章は則ち英發
超絶、葢し當世の學士も、その機鋒を避くること...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
奧村忠順
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
なり。字は履信、一字は伯亮、盈進又は竹溪と號す。詩賦は頗る嗜好せりといへども、そ
の佳なるものを見ず。和歌に至りては乃ち之を善くせり。賦二得竹裏啼鶯一千里春光藹二
曙輝一。先看黄鳥向レ人飛。和鳴一曲眞堪レ愛。...