石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
の死因
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
大槻事件の記述を終るに臨み、またの卒去に關して聊か研究する所あらざるべからず
。これ稗史の類に在りては、の江戸より歸藩するに際し...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
時代の財政
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
が既に窮乏に陷りたるに拘らず、府庫の收支は尚常態を失はざりしこと、之を先に述べた
るが如し。されば次代の時、享保十六年七月幕府が金十五萬兩を加賀藩より借らんこ
とを求めたる際にも、容易に之に應ずることを...
第二章 加賀藩治創始期 第七節 大阪兩陣
大阪冬御陣日記
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
成候へども、見事成故諸人萬民見物をいたし、數馬八幡山右(人數馬數カ)に見て御供申
也。十一月朔日、天氣。薪の寺に御逗留被レ成候。同二日、雨降、天神の森より御出被
レ成、河内の國飯盛のわき砂村へ御著被レ成候...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
前田の略歴
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
前田は第五世綱紀の嫡男にして、元祿三年八月八日江戸に生まる。母は藩士三田村氏
の女預玄院。は童名を勝...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
情死
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
とは、その當然の影響として男女の情死を生むに至れり。明和七年六月串茶屋の妓喜世川
は、情人小松町の魚商郎右衞門の子三郎と、夜芝居の閉場して嫖客の來往絶えたるを
窺ひ、相携へて今江潟に赴き、三郎先づ喜世...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
川氏の覇府を開きしより上下約三百年、侯伯の地方に分封せらるゝもの、慶長の古に在
りては百九十餘家を算し...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
の臨邸
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
組に列し、新知百三十石を賜ふ。當時朝元は仙石町に邸地を賜ひて新居を構へたりしもの
ゝ如く、翌十三年五月が郊外泉野に放鷹したる歸路朝元の家に憩ひしことあり。これ
恐らくはその邸宅の新たに成りしを見んが爲な...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
陀羅尼系
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
寛永以降の家重・家忠等が之を銘じたるに起るものゝ如く、吾人の見聞に入りたる年號の
最古のものには陀羅尼兵衞尉藤原家忠の正保元年の作品あり。世間陀羅尼といへば專ら
勝國を思ふものあるも、そは勝國が陀羅尼を冐...
第五章 殖産製造 第七節 製織
能登縮
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
右衞門等は極力双方の和解を試みしも成らず。製造業者乃ち仲買人の手を離れて獨立經營
するに如かずとなし、丸村彦左衞門・能登部下村次兵衙と謀りて、藩より資銀五貫目を
借り、自ら江州布以上の製織を爲さんと企て、...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
大槻朝元の一大疑獄
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
も、その弊の赴く所は簡朴を忘れて煩瑣に傾き、財政上爲に缺陷を生じたる跡なしとすべ
からず。是を以て藩侯の時最も焦眉の急を要したりしは、世襲の大身巨室以外に財政
整理の任に堪ふべき材能を擧用するにありしが...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
直躬四たび上書す
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
延享二年六月の卒後僅かに數日にして、直躬は四たび在江戸の宗辰に上書せり。曰く
、朝元先侯の病に侍して頗る禮を缺け...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
眞如院
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
稗史小説の大槻騷動に於いて、大槻朝元の副主人公たるものはの側室眞如院なり。さ
れば今少しく之に就きて述べざるべからず。眞如院は、江戸芝神明の社人鏑木内膳の女...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
の歸城と病症
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
滯、御快氣も被レ遊たる上には如何可レ被二仰付一旨難レ計程の御事侍、』と記せるを以
て知るべし。然れどもが這次の歸國は、同年四月廿一日に江戸を發し、越後に至りて
豪雨洪水に會したりしが故に、五月廿六日金澤...
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫
寳暦の大火災と財政難
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
七兵衞、出羽町等燒失。夫より火口は上下にわかれ、一口は奧村中務へもえ付き、夫より
新御殿と申て喜六郎(七男)樣御住所御殿燒失。其まゝ揚地御殿等も燒失して、材木
町へ右の火やけ出ぬ。喜六郎樣にも二之御丸へ...
第四章 加賀藩治停頓期 第五節 社會種々相
と能樂
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
として能樂の翫賞せられしこと前代に優るものあり。而してその演技中最も規模の大なり
しものを享保十年藩侯の入國儀式能とし、九月廿八日・十月朔日・四日・六日・十五
日・廿一日の六回に亙りて行はれ、毎日翁立た...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
前田
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
前田綱紀に次ぎて藩侯たりしをとなす。寛厚にして能く士を禮し、傍ら繪畫を嗜
めり。葢し父綱紀が碩學老儒を招聘し、學術を奬勵した...
第二章 加賀藩治創始期 第五節 三國統一
利長の封地返還
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
の利常に屬せしめんと欲し、之を幕府に請ひたりしに、十七年二月に至りてその許可を得
たり。蓋し當時豐臣・川二氏の關係復穩かならず、大阪の諸士頻りに利長を延きてその
黨たらしめんと企つるものありしを以て、利長...
第三章 加賀藩治恢弘期 第一節 三藩鼎立
光高の卒去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
倒せしまゝ卒し、人をして眞に皇天の無情なるを嘆ぜしめき。十九日光高の柩金澤に達し
、五月十目荼毗して天院に葬る。光高の死に就きては、世或は幕吏にして光高の才を忌
むもの之を鴆せしなりといひ、或は近侍の士之...
第三章 加賀藩治恢弘期 第四節 極盛極治
綱紀の薨去
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
邸に遣はして綱紀の病を問ひ、五日藤堂伊豆守良端をして重ねて來邸して魚を贈らしめし
が、此の日綱紀は今侯を招きて身後の計を語り、九日午下溘焉として薨ぜり。相公(
綱紀)樣御客體等之大綱は、第一、五ヶ年前參...
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動
朝元三たび婚す
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
と婚を通ずるに至りたる朝元の勢力が如何に盛なりしかを推知すべし。然るにこの新妻は
、元文元年三月十一日が朝元の邸に臨みし日、その夫と爭論し庭前の池水に投身を企
てしことあり。是を以て朝元は之を離婚し、更...