石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 學事宗教 第十節 佛教
豐財院と血書大般若經
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
りて成るものなり。月澗は越中の人、白子氏、初め法を卍叔に受け、貞享年中豐財院第十
一世に住す。既にして元祿七年七月越中氷見光禪寺の請によりて晋山し、荒廢せる堂宇を
復興したりしが、同十五年九月を以て示寂したり...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
凡兆 羽紅
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
りといふものあれども確かならず。金澤の人、醫を以て京師に遊ぶ。俳諧を好み、蕉門に
入りて秘蘊を開けり。元祿二年の曠野集、三年のいつを昔、四年の薦獅子集に、彼は號を
加生といひしが、同年の猿蓑に至りて初めて凡兆...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
支考の行脚 宇中
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
北陸に入りし俳人中、その勢力扶植に成功したること芭蕉に次ぐものを、美濃の支考とな
す。白陀羅尼は元祿甲申(寶永元)二月の序文を有するも、内容は元祿十六年の句集なり
と思はるゝが、その中に東花坊が留別の句...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
古九谷窯の廢絶
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
じ得るに止り、一般に日用品として供給し、以て利用厚生の目的に添はしむることは尚不
可能なりき。是を以て元祿五年利明の卒するに先だち、藩の財政不振なると共に夙く廢窯
に歸したるものゝ如し。加賀陶磁考草にこの事を...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
北枝
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
才を稱して北枝は發句師なりと戲れ、本朝文選には北方之逸士也と評し、世に十哲の一人
に算す。芭蕉北遊の翌元祿三年三月、金澤に大火ありて、北枝の家亦災に罹りしかば、彼
は『やけにけりされども花はちりすまし』と吟じ...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
乙州の來杖
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
り先大津の乙州が夙く北陸の俳士と交渉ありしこと、之を貞享四年尚白の著したる孤松集
に徴して推察すべし。元祿二年芭蕉の來杖せしとき、乙州亦偶金澤に在りて松玄庵の雅會
に列し、翌三年七月十七日芭蕉が牧童に與へたる...
第三章 學事宗教 第九節 兵學
有澤永貞
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
んで兵事を談じ、政春の外佐佐木秀乘・山鹿素行に從ひて學ぶこと三十年。甲州流の兵學
を究め、延寶三年より元祿八年に至る間に甲陽軍鑑を校正清書し、又その著す所は一切書
するに國字を以てし、修辭の瞻縟を省き、捷便の...
第三章 學事宗教 第十節 佛教
天徳院
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
高の墓所も亦こゝに營まれしを以て、法燈常に煌々たるものあり。次いで綱紀が黄檗の僧
高泉を金澤に招くや、元祿初年之をして天徳院修築の事に當らしめき。葢し綱紀の父光高
の五十年忌が元祿七年に當りたるを以て、期に先...
第三章 學事宗教 第十節 佛教
游行上人の巡錫
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
永五年に第三十五世法爾が淨禪寺に駐錫したるを初とし、寛文十一年には第四十二世南門
來りて玉泉寺に居り、元祿元年十一月には第四十三世尊眞亦同寺に入れり。この時藩の待
遇頗る慇懃、先づ舊例により使者を派して白銀五...
第四章 美術工藝 第二節 陶磁
古九谷窯廢滅以後
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
古九谷窯の略元祿初年に廢絶したりしことは、前に之を言へるが如し。今之を肥前方面の
陶磁史によりて案ずるに、かの地方に在...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
關系
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
兼六頃正徳元年歿┃┃┃┃┃五郎右衞門、萬治頃江戸に移り┃傳右衞門┃┗━清平稻葉丹
後守の抱鍛冶となる。元祿┣━高平┃頃まで長生┃元祿二年頃出羽守受領頃┃┃┃┃又助
門人、荒木八郎┃┗━則家┃萬治頃┃┏━━━━...
第四章 美術工藝 第六節 刀工
出羽守高平
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
國的華美の風に倣ひたるものにして、實用的見地よりせば一考を要するものあるべし。こ
の高平の出羽守受領を元祿三年に在りと三州鍛冶系圖に記したるは誤謬にして既に元祿
年二月大吉日辻村出羽守高平と切れる作品を見、...
第四章 美術工藝 第九節 鑄工
平井氏
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
集素秋如意珠日、冶工加州泉野住平井但馬守藤原朝臣家長』とせられ、金澤野田寺町立像
寺の鐘銘には『干レ時元祿元著雍執除林鐘上浣九烏、冶工加州金澤住藤原朝臣平井但馬守
家永』とせられ、同妙法寺の鐘銘には『旹元祿三...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
準備の略行屆ける、その類甚だ多しとせざるべく、偃武以後全く干戈を動かすの機會に接
せざりしに拘らず、尚元祿元年幕府より飛騨高山城の在番を命ぜられたる時、一千人に垂
んとする士卒の、久しからずして出發し得たるを...
第一章 制度法規 第二節 祿制
平均免の除外例
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
出目知を分かちて、新たに四千石を嗣子大膳玄位に加へ、五百石を弟權八郎任風に増し、
奧村伊豫守時成の歿後元祿五年二千五百石の出目知を、四子織部自邇に新知として與へ、
本多安房守政長の隱居の後元祿十四年、八千石の...
第一章 制度法規 第三節 司法
耳切 鼻切 指切
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
外の身體刑には耳切・鼻切あり。耳切と鼻切とは同時に之を科し、又はその何れか一をの
み科することありて、元祿の頃追放の附加刑として行はれたり。所謂疵付追放といふもの
是にして、耳切・鼻切を科したる後、尚その地に...
第一章 制度法規 第三節 司法
元祿以降の行刑
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
叙上各別の中、その甚だしく慘酷なるものは、前田綱紀の中期元祿の頃より、全く行はれ
ざるに至れり。後に前田齊泰の時奧村榮實の上りたる言上書の中に、『既に松雲院(綱紀...
第一章 制度法規 第三節 司法
足輕の連座法
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
武兵衞及び武兵衞の男子が共に斬に當てられしはその例なり。又他家に養はれたる子を連
座せしめしことあり。元祿八年代官下代松井武左衞門が公米を盜みて斬せられし時には、
男子四人皆連座せしが、その中一人は既に他家に...
第一章 制度法規 第三節 司法
闕所
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
親懸りなる時は父子の財産を區別し難きを以て、天和元年之を沒收せずとし、犯人の妻及
び娘の衣類諸道具も亦元祿十三年之を除外することゝ定めたりき。又犯人が債權を有する
米錢は、之を回收したる上沒收し、その債務に屬...
第二章 儀式慣習 第二節 風俗
非人
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
を乞ひ、正月・節句・盆にも亦施與を求め、家業として竹子皮の草履又は下駄の鼻緒を作
る。非人たるものは、元祿四年二月以降藤内頭より乞食札を受けざるべからざるの制とな
り、犀川下流の柳原に設けられたる小屋に入るを...