第六章 經濟交通 第三節 市場 後刻證文運用法の二 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
發行して銀主に差入れ、その借り受けたる銀子を米仲買に交付す。米仲買が銀仲の仲介に よりて銀主より銀子を借用したる時は、その取次銀仲と兩名連署したる證書を銀主に交付 す。但し特に銀主の希望によりて、その氏名を秘... |
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替 天保の徳政 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
に隨ひて債務を辨濟すべきことゝし、農民が互助の爲に無利子を以て貸借せるもの及び肥 料・農具等買入の爲に借用したるものは年賦を以て之を返濟すべく、その他町村より借用 したるものは本來の契約を履行し、質物に就いて... |
第六章 經濟交通 第三節 市場 米仲買起請文 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
少も麁抹成儀不二申上一、入レ念所々相場有體に書上可レ申御事。一、私共調達方引當に 、御給人方より御切手借用仕間敷御事。附、旅人より御切手を以銀子調達相願候者、私共 取次買入遣し候御切手之外は銀子口入仕間敷御事... |
第四章 加賀藩治停頓期 第一節 大槻騷動 青地禮幹の本多政昌に與へたる書 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
以來の古格舊例は透(スキ)と止之、笠間安右衞門工夫を以、毎日十石宛之米切手御印紙を 以賣出す。是を以御借用の手立とす。凡十八九年の内、御借銀高二萬貫目に及候。今年に 至り此御返濟之筋奉行並年寄衆中僉議之趣は、... |
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫 享保の貸銀 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
行百石に付き銀三百目の割合を以て貸附すべきを告げ、翌十一年に至りて、この貸銀を辨 償する外、御納戸銀を借用して返濟を怠れるもの、及び町方より借銀・買懸銀を爲して支 拂ふこと能はざるものをして、その義務を果さし... |
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫 宗辰時代の財政 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
りの借銀・買懸銀の返濟に當つるが爲、知行草高百石に對して十五石を除知とすべく、且 つ今後町方より銀子を借用せんとする場合に在りては頭役の奧書を加へたる證文を交付す べく、これなくして貸附せる債權者は強ひて債務... |
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫 士人の金融 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
も、これと同一事象多かりし事は固より推察に難からざるなり。一筆致二啓達一候。甚寒 之候。然者御屋敷表御借用之本山祠堂利金、今般同役寳幢寺致二出府(金澤へ)一候間、 無二相違一御渡可レ被レ成候。爲レ其如レ此御座... |
第四章 加賀藩治停頓期 第二節 財政逼迫 盲人の金貸業 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
爲に、高率の利子を豫納したる上、若し辨濟の義務を怠るときは如何なる催促を受くるも 辭せざるべしとの意を借用證書に認むるものすらありき。是に於いて市民の資金を有する ものも、亦高利を貪らんが爲に之を盲人に提供し... |
第五章 加賀藩治終末期 第一節 奧村榮實の献替 藩の財政状態と仕法調達銀 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第二編 |
に及び、文政九年五月突如その契約を破毀して將來掛金の償還を行はざることゝし、同時 に藩より仕法調達銀を借用せる士人の債務をも解除すとの驚くべき命令を發したりき。こ れこの年藩が重ねて領民に多額の用銀上納を命じ... |
第五章 加賀藩治終末期 第五節 征長の役と南越の陣 加賀藩の諸將賞賜せらる |
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是より先加賀藩の將永原甚七郎・不破亮三郎・武田金三郎は、二月四日敦賀を發して京師 に赴き、嘗て慶喜より借用したる炮數門を還附せしに、十日慶喜は彼等をその邸に召して 軍勞を慰め、三人の外赤井傳右衞門に對して物を... |
第一章 制度法規 第四節 租税 地子役 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
附し、或は之を藩に徴せらる。税額は略地子地に同じ。その他相對請地と稱するあり。士 人又は町人が百姓地を借用して屋敷としたるものにして、農村に對し毎歳地子米を支拂ふ べき義務を有す。但しこの地子米は、時價に隨ひ... |
第三章 學事宗教 第十節 佛教 日經 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
に願ひ樂器を借り樂人を頼むと也。本覺寺計勝手興行する也。尤樂器は宜什物あり。故餘 寺に用るにも本覺寺之借用と屆迄也。]右開闢者慶長年中也。二代者經師之弟子忠善院日 胤上人と申也。さて經師者、本覺寺建立後越中富... |
第五章 殖産製造 第三節 農業(下) 屎物 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
二百目、同奧郡六貫七百目、礪波郡十九貫目、射水郡十三貫目、新川郡十八貫目とし、各 郡一通宛の證文を以て借用を請ひ、後郡内各組に分配せり。 |
第五章 殖産製造 第四節 林業 江沼郡鹽屋 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
の黒松林は皆當時植栽せるものにして、その費用は同村肝煎井齋長九郎の名を以て前後六 回に亙り大聖寺藩より借用し、又同藩植物方役所よりは松苗の代一ヶ年銀五百目宛の下附 を受けたりといふ。 |
第五章 殖産製造 第七節 製織 其の後の沿革 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
取扱方法に關しては、新絲出來の時に際し町方にて仕入を要するものは、買入絲を絹道役 所に擔保として銀子を借用し、次に絲を要する時は元銀の辨濟をなさゞるべからざるも、 絹を以て入替ふることを得とし、期限は三ヶ月な... |
第五章 殖産製造 第七節 製織 能登縮 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
人と定め、毎年江州の七人衆と會して商事を議することゝし、文化七年十月十四人は七人 衆より前銀二貫目宛を借用して營業を開始せしに、斯業一時に復興し、同八年の絈産額二 百五六十駄に達し、藩に對しては一駄に付運上銀... |
第五章 殖産製造 第八節 雜業 御料紙由緒 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
被二仰渡一、前二ヶ年十一貫五百目宛拜借仕り、三ヶ年目御献上紙代請取候上、右二ヶ年 分元利返上仕、右繰々借用仕候。嘉永元年、御献上紙仕抹仕候大藏相建度願、御銀二貫目 拜借仕候。安政二年、玉子色奉書紙附板相損申に... |
第五章 殖産製造 第八節 雜業 鹽士 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
、各組毎に春秋兩度に貸與を乞ひ、その二月・三月に借受くるものゝ代錢は九月・十月に 返納し、八月・九月に借用したるものは翌年三月・四月に上納せり。 |
第六章 經濟交通 第一節 貨幣 銀札發行の理由 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
いへる書は稗史なりといへども、その銀札發行のことをいへる條に、第七世前田宗辰の時 、諸士窮乏して銀子の借用を出願するもの頗る多かりしが、藩の財力能く之に應ずること 能はざりしかば、老臣等紙幣を發行せんと建議せ... |
第六章 經濟交通 第二節 物價 安永の富豪強迫 |
石川県立図書館/大型絵図・石川県史 石川県史 第三編 |
り物價の騰貴を見、六年正月十六日金澤堀川町の貧民等、石川郡粟崎村の富豪木屋藤右衞 門の家に至りて金錢を借用せんと強請せり。藤右衞門の手代等之に應じ、即ち證書を徴し て一人に付錢一貫五百文宛を貸したりしに、翌日... |