石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 學事宗教 第六節 俳諧
三十六 友琴 文志
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
ざりしなり。牧童が宗因の風流を慕ひしといふも然り、北枝も然り、句空も然り、萬子も
亦然り。皆常に新興の俳風に注目を怠らず、終に相携へて芭蕉の葉蔭に悠遊するの人とな
れり。而して此等の徒に三十六・友琴の二人あり...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
美濃伊勢の俳風勃興
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
柳舍希因も、素園千代尼も、樗庵麥水も、皆初は教を支考に受け、後に乙由に轉じたるな
り。美濃・伊勢兩派の俳風が一時盛に行はれたりしもの、實に之に因る。
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
明治の俳風
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
元祿に開拓せられたる俳風は、明治に至りて消滅す。是を以て、本編は藩治時代の文化を
討究するを目的とすといへども、亦爾後の沿革を...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
貞門の俳諧 可理 提要 長久 勤文
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
新しきにめうつり、當流の水に嗽して日比に句を吐。』といへるは、長久が初め貞門より
出でゝ、後には晩山の俳風を慕へることをいふなるべしといへども、晩山は松堅門にし、
松堅は貞門なるが故に、長久としては常に貞門の...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
混沌たる地方の俳風
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
金澤の小杉一笑は世に梅盛の門下なりとして傳へらる、これ彼が梅盛の選集中にその吟咏
を載すればなり。
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
萬子
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
館又は水國亭といひ、古道にある茶廬を此君庵といへり。號は萬子・龜巣・白騮居士・〓
居士。萬子初め檀林の俳風を學び、貞享四年尚白の著せる孤松集に小杉一笑と共に活躍せ
り。既にして萬子蕉門に歸せしが、その秩祿豐富...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
希因
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
行し、板行の志ありしが遂に果さゞりき。如本遺命を奉じ、寶暦十二年之を刊して北のし
ぐれといへり。希因の俳風は、『靜かさに夜を覗けば柳かな』『分け入れば人の背戸なり
山櫻』といへるが如し。その門下より出でたる俳...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
二柳
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
麥水の俳風を慕ひたるものゝ一人に二柳勝見充茂あり。一に桃居又は三四坊といひ、所居
を七杉堂又は不二庵と稱す。加賀...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
天明以後の俳況
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
之に次げる蒼虬は寛政より天保に亙り、梅室は化政より嘉永に及ぶ。皆天下の老匠を以て
目せられ、穩健閑雅の俳風を推稱せらる。たゞその弊の赴く所は、單調平板に陷りたるの
嫌なきにしもあらずといへども、是等俳星の相踵...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
既白
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
の存在を無視すべからず。闌更の俳才亦既白の爲に琢磨せらるゝ所多かりしを想はずんば
あらざるなり。既白の俳風は、『短夜や止まんとしては橋の音』『臘八や宵のあかりはま
よひ物』といへるが如し。