石川県立図書館/大型絵図・石川県史

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第三章 學事宗教 第六節 俳諧
闌更
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
の上洛以後にあるべきは、續俳家奇人談に、或年加賀の何某京に來りて、今や蕪・曉の兩
雄已に歿して、近國に俳諧の棟梁なし。然るに汝居然として時の至れるを知らざるは何ぞ
やと。乃ち座側の藥籠を採りて庭前に投ぜしに、...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
蔦の家一派 北聲會
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
明治時代に於いて、地方俳壇の爲に專ら力を盡くし、その所謂正風俳諧の復興を主唱した
るものに蔦の家一派あり。蔦の家は、古く蒼虬の創めたるものなるを、維新の後甫立・賢
外・...
緒言
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
熱心とに對しては、亦大に敬意を表せざるべからざるを思ふ。加賀藩に於ける諸種の文學
中、特に注目すべきを俳諧とし、近畿と江戸とを除けば、かくの如く流行の淵藪たりし地
歩からず。抑もこの國の俳諧は、夙く貞門・檀林...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
泉屋又兵衞 桃妖
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
より、所愛の琵琶を南北と名づけ、四絃を梅鶯鶴月と銘したることを以て答へたりき。是
に於いて貞室は、自ら俳諧を知らざりしが爲に、田舍翁の愧かしむる所となりたるを思ひ
、洛に歸りたる後、貞徳に學びて遂に巨匠となれ...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
七草事件
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
るや、世或は白眼を以て之を迎ふるものあり。天保十一年八月梅室大坂に遊ぶ。その地の
反古庵天來乃ち梅室の俳諧を難じ、翌年春俳諧七草を發行せり。七草とは人のひうつとの
意なり。天來の言に、『この書はもと室を憎みて...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
貞門の俳諧 可理 提要 長久 勤文
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
加賀・能登二州に於ける俳壇の状態を述ぶるに當り、先づ貞門の徒に就きて見るに、明暦
二年開板の貞室が玉海...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
三十六 友琴 文志
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
然れども誹枕集・俳諧雜巾にもその名を列するを以て見れば、地方の貞門は必ずしも純粹
の貞門たらず、檀林亦決して潔白の檀林には...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
金澤及び小松吟行
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
林院に訪ひたるに、能順『秋風は芒うち散る夕べかな』『秋風に芒うち散る夕べかな』の
二句を示して、連歌と俳諧と、發句の差別かくもやと尋ねしに、芭蕉はその識見に服した
りといへり。思ふに梅林院のある所は小松に接し...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
牧童
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
牧童といふ。立花氏、通稱研屋彦三郎、所居を帶藤軒又は圃辛亭と號す。亦金澤に住して
刀劒研磨を業とせり。俳諧は初め檀林より出で、後に蕉門に歸す。芭蕉の消息中には牧童
に宛てたるものあり、又牧童に傳言を依頼せるも...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
萬子
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
り。されば萬子が初めて芭蕉に會せし時、翁は門人諸國に滿ちて事足りぬべければ、我は
方外の友となりて遍く俳諧を守護すべしと語りたりと俳諧世説に見え、秋の坊が『寒けれ
ば山より下を飛ぶ雁に物うちになふ人ぞ戀しき』...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
麥水
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
て京攝の間に在りしが、元文五年阿兄歿したるを以て金澤に歸り、甥の後見となりて茶器
等を鬻げり。當時麥水俳諧を五五及び希因に學び、又能く支考の著書を讀破せしが、虚實
の論茫漠として捕捉すべからざるを慊らずとし、...
第三章 學事宗教 第六節 俳諧
馬來
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
闌更と前後して物故せるものに馬來・後川・玞トあり。馬來は上田氏、金澤の醫師にして
名を養元といへり。俳諧を闌更に學び、所居を初め園亭といひ、次いで柹丸舍又は槐庵に
改む。皆初世なり。寛政三年鵜の音を著し、四...
第五章 加賀藩治終末期 第三節 錢屋五兵衞
五兵衞の俳句
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
五兵衞は概ね風流韻事を排斥したりしも、獨俳諧に於いては稍嗜好の深きものありしが如
し。彼は俳號を龜巣といひ、所居を橘仙堂又は松帆榭ともいへり。藏月...
第五章 加賀藩治終末期 第三節 錢屋五兵衞
一門の風騷
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第二編
啻り要藏はその趣味を異にし、宮腰の謠曲家番附に於いて大關の地位を占め、手跡亦甚だ
妙なりしといへども、俳諧は之を好まざりしが如く、路堂の號を以て稀にその作品を見る
のみ。蓮翹や日にうら表なしに咲霞堤よい程にな...
再刊の辭
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
内容は、制度法規に職制・祿制・司法・租税あり、儀式慣習に典禮・風俗あり、學事宗教
に學校・漢學・國學・俳諧・書道・科學・兵學・佛教あり、美術工藝に繪畫・陶磁・描金
・髹漆・染色・刀工・冑工・鏤工・鑄工あり、殖...
石川縣史 目次
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
二節漢學(上)二〇六頁第三節漢學(下)二一九頁第四節國學(上)三五〇頁第五節國學
(下)三六四頁第六節俳諧四一〇頁第七節書道四五七頁第八節科學四六六頁第九節兵學五
〇八頁第十節佛教五一八頁第四章美術工藝六〇三...
第二章 儀式慣習 第二節 風俗
十夜 金比羅祭 芭蕉忌 御影講 夷子講 道元忌 亥子餠
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
唱へたる後之を參詣人に頒ち喫せしむ。十日を金比羅祭とし、船乘業者多く之に詣づ。十
二日は芭蕉忌にして、俳諧者流追遠の爲に句筵を開く者あり。十三日、日蓮宗徒開祖忌を
行ふ。御影講と稱するもの是なり。二十日、商家...
第三章 學事宗教 第一節 學校
兒童と師匠
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
む。門閥家の子弟に對しては、師匠たるもの日を定めて參邸指南せり。凡そ書道を以て衣
食するものは、繪畫・俳諧・點茶・挿花・卜筮・醫術を生業とするものと同じく、士農工
商以外の特種階級とせらる。書家中特に技術の優...
第三章 學事宗教 第三節 漢學(下)
樫田玄覺
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
玄達に學び、寳暦三年養父道覺の歿後その家を襲ぎて十人扶持を給せられ藩醫となる。玄
覺亦經學に達し、詩歌俳諧を好み、配千代も學才ありて可吟と號し和歌を能くす。玄覺安
永七年七月二十九日江戸より歸途越後に於いて病...
第三章 學事宗教 第四節 國學(上)
連歌の達人
石川県立図書館/大型絵図・石川県史    石川県史 第三編
し、七晝夜を期して獨吟千句を連ねたりといふ。かくて連歌は、一時甚だ旺盛を極めたり
といへども、後詩賦と俳諧との流行に壓倒せられて漸く衰滅することゝはなれり。