新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 一 西廻り海運の発展~北国海運から西廻り海運へ 上方廻米 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
とにしよう。寛文から元禄期の津軽と敦賀間の上方廻米にかかわっていた廻船の構成は、 「手船」(藩船)と「雇船」に大別することができる。「手船(てぶね)」は、十三・今別・ 蟹田の湊が中心となって造られており(これ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 一 西廻り海運の発展~北国海運から西廻り海運へ 西廻海運による大坂廻米 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
西廻海運が実現すると、上方廻米に利用される廻船の多くが大坂での雇船となった。しか も、積米の不足を訴えるほど潤沢な雇船が存在し、不足分を材木で補うこともあった(「 国日記... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 一 西廻り海運の発展~北国海運から西廻り海運へ 中世の北国海運 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
藩、および天領の米が一層酒田に集積されることになった。しかしながら、北国海運にお ける酒田港の限界は、雇船がその主体であったことにあろう。図106.酒田市山居倉庫の荷 物積み出し場さて、津軽十三湊は、「十三往... |