新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 三 諸産業 (五)津軽の漆工芸 海底塗と唐塗を結ぶ磯草塗 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
り、国日記にたびたび登場する唐塗は、現在と同じ技法で塗られていたとは思えない。文 化五年(一八〇八)、若狭について書いた『稚狭考(わかさこう)』(福井県立図書館『拾椎 雑話(じゅうしいざつわ)・稚狭考』一九五... |
新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 序 例言/目次(綱文・史料一覧/出典・典拠一覧) 第一章 綱文・史料一覧 [[第一章 綱文・史料一覧]] [[第一章 綱文・史料一覧]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
稗貫状243●永享八年(一四三六)四月、「奥州十三湊日之本将軍」下国安藤康季、後花園 天皇の勅命を受け若狭国羽賀寺の再建に着手。文安四年に完成する。……………………… …羽賀寺文書244●永享八年(一四三六)... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 三 諸産業 (五)津軽の漆工芸 変わり塗と池田源兵衛 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
ちは、変わり塗技法(色漆を塗り重ね、研ぎ出して平滑に仕上げる)を用いて漆器を製作し 、これらの漆器は、若狭塗と呼ばれていた。小浜市の妙楽寺には、小浜藩の塗師三十郎が 変わり塗技法で塗った文庫や硯箱が収蔵され、... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第1章 統一政権と北奥の動向 第四節 豊臣政権への軍役 一 伏見杉板の賦課 豊臣政権の奉行衆 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
田氏を擁護した秀吉家臣佐々正孝、木下吉隆らに交代した。なお、伏見作事板は、越前敦 賀・三国(みくに)、若狭小浜(おばま)の豪商によって担われ、すべて敦賀湊に一旦陸揚げ され琵琶湖を経て伏見へと廻漕されたが、木... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 一 西廻り海運の発展~北国海運から西廻り海運へ 中世の北国海運 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
若狭・敦賀(つるが)を中点として、日本海沿岸地域と畿内とを結びつけた北国(ほっこく) 海運は、古くから発達... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 二 商品流通の発展と城下の変容 慶安二年の「弘前古御絵図」 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
研究』二二一)。まず、屋号にみえる地名からは(表30)、①日本海沿岸地域、なかでも越 中を除き出羽から若狭・丹波までの地名の屋号が際だって多く、因幡など山陰地方の地名 はみえない。東北地方の地名を冠する屋号は... |
新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 第1章 蝦夷・津軽関係編年史料 [十五世紀] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
するという。●永享八年(一四三六)四月、「奥州十三湊日之本将軍」下国安藤康季、後花 園天皇の勅命を受け若狭国羽賀寺の再建に着手。文安四年に完成する。●永享八年(一四 三六)十二月二十五日、女とう、「なませいし... |
新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 第1章 蝦夷・津軽関係編年史料 [十六世紀] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
前大館に移り、のち檜山屋形下国安東尋季より狄島守護に任ぜられるという。●永正十一 年(一五一四)四月、若狭国羽賀寺、後柏原天皇綸旨と青蓮院門跡尊猷法親王勧進状により 本堂修復。その中に「奥州十三湊日之本将軍」... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第五節 中世後期の宗教世界 三 中世寺社の存在形態 [[中世寺社の存在形態]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
ことは、いうまでもない。また、永享八年(一四三六)、「奥州十三湊日之本将軍」として の安藤康季が行った若狭(わかさ)羽賀寺の再建事業(「本浄山羽賀寺縁起」史料七八〇)や 、長禄四年(一四六〇)の安東師季による... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第1章 統一政権と北奥の動向 第二節 天正十八年の奥羽日の本仕置と北奥 二 領知安堵と太閤蔵入地の設定 太閤蔵入地の設定 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
まずは、陸奥国に設定されたという蔵入地についてみてゆくことにしよう(以下は、渡辺 信夫「南部・津軽藩と若狭海運」福井県立図書館他編『日本海海運史の研究』一九六七年 、および、長谷川前掲『近世国家と東北大名』に... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第1章 統一政権と北奥の動向 第三節 九戸一揆と肥前名護屋への出陣 一 九戸一揆と動員大名 九戸一揆の鎮圧 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
までの諸大名を軍事動員できたことを示すことにもなった。九戸城は本丸・二の丸・三の 丸・松の丸・石沢館・若狭(わかさ)館によって構成され馬淵川(まべちがわ)に臨む天然の 要害であり、総面積三四万平方メートルに及... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第6章 維新変革と藩体制の解体 第一節 幕末の政局と民衆 二 幕末期の民衆 (一)都市民衆の姿 民衆の精神世界 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
ち)だとして、「大平神」を取り上げ、神官に預けるように指示を出した。これを受けて 弘前八幡宮の神官小野若狭(わかさ)は「大平神」六体を預かり、藩の諮問(しもん)に答え て「大平神」とはいかなるものか、調書を提... |
新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 序 例言/目次(綱文・史料一覧/出典・典拠一覧) 出典・典拠一覧(第一章・第二章) [[出典・典拠一覧(第一章・第二章)]] [[出典・典拠一覧(第一章・第二章)]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
…………………………………………………東京大学史料編纂所影写本小浜本鏡寺墓碑銘… 山名暢氏論文「戦国期若狭小浜の関戸氏と組屋氏」福井県総務部県史編さん課『県史資料 』4か廻船式目………………………………………... |
新編弘前市史 資料編2(近世編1) 第1章 藩政成立への道 編年史料(天正十七年~明暦二年) 編年史料 (天正十七年~明暦二年) |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編2(近世編1) |
下し、秋田・津軽・南部領内で材木を伐採し、敦賀への廻漕を命じる。●文禄四年(一五 九五)十一月二十日、若狭小浜の組屋源四郎、津軽の太閤蔵米を売却する。●文禄四年(一 五九五)十一月二十六日、浅野長吉、若狭小浜... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第二節 室町・戦国期の津軽 一 「日の本将軍」安藤氏 [[「日の本将軍」安藤氏]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
六)四月、「奥州十三湊日之本将軍」安藤康季(やすすえ)が後花園天皇の勅命を受けて、 前年三月に焼失した若狭国羽賀寺(はがじ)の再建に乗り出している(史料七八〇・七八一 ・写真160)。この康季が安藤氏では最初... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第二節 室町・戦国期の津軽 三 安藤・南部氏との抗争 安藤氏の没落 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
部氏側では承引できず重ねて勧告することになっている。しかし、その後、永享八年(一 四三六)に安藤康季が若狭羽賀寺の再建に際して莫大な費用を寄進(写真166)していること から、安藤氏は十三を回復しているものと... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第三節 南北交易と「境界地域」津軽 一 十三湊と津軽 湊の始まり |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
くに積み荷の「鮭」は『庭訓往来(ていきんおうらい)』に記載された北方の特産物そのも のである。さらに、若狭(わかさ)国羽賀(はが)寺縁起に記された「奥州十三湊日之本将軍 安倍康季(やすすえ)(安藤康季)」の記... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第2章 幕藩体制の成立 第三節 高岡築城と城下町の成立 一 築城と都市高岡の形成 城下弘前の変化 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
く、江戸屋・京屋・大坂屋・兵庫屋・堺屋・尾張屋・丹波(たんば)屋・広島屋・備前(び ぜん)屋・大和屋・若狭(わかさ)屋・越前屋・越中屋・越後屋・輪島屋・秋田屋などがあ った。西日本の国名が多いのが目立つ。湯屋... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 四 農村復興と国産奨励 (二)国産の奨励 漆の栽培奨励 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
た漆栽培は寛永年間ころに始まるとされ、元禄期には現在の津軽塗の原型になった唐塗( からぬり)の技術が、若狭の池田源兵衛によって伝えられている。しかし、続く十八世紀 は天明の飢饉の影響もあり、全体的に漆の栽培は... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第五節 安政の開港と蝦夷地警備 二 沿岸警備と蝦夷地警備 (二)安政期の蝦夷地警備 津軽人のみた開港場箱館 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
僊(ひらおろせん)(一八〇八~一八八〇)は、弘前生まれの画人・国学者として知られた人 物である。家業は若狭屋の屋号を持つ魚屋であったが、幼時から画を志し、学問・画業に 優れた元用人の毛内雲林(もうないうんりん... |