新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町方支配 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
これによって城下の町人の生活は隅々にわたり規制されることになった。町方の支配機構 は、町奉行のほかに、町年寄・町名主・月行事の町役人によって構成された。町奉行は、 御用人の支配のもとにあり、定員は藩政前期を除い... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町年寄の由緒 |
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弘前の町年寄を廃藩置県に至るまで世襲していた松山・松井家の由緒をみてみると、とも に、近江国坂本の出身であり、文禄... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町支配の役人 |
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人と知行取の由緒書」(資料近世1No.一一五一、故八木橋武實氏旧蔵)によると、弘前の町 支配の役人は、町年寄・町年寄手(町名主・月行事(がつぎょうじ))・知行取(町方の有力 町人)籠(ろう)奉行・籠守・時の鐘撞... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 二 十三廻しと領内商品流通 十三小廻しの成立と町の盛衰 |
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こともあり、湊津の条件としては決して恵まれたものではなかった。天和三年(一六八三) 二月初め、十三町の町年寄の理左衛門が、十三町の衰退によって自身も命が危うくなるよ うな状態(渇命と表現)にあり、町年寄の辞職を... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 五 司法制度の整備と変遷 (一)司法制度 藩士対象の司法制度 |
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廻深浦⑪鯵ヶ沢町奉行鰺ヶ沢町奉行所⑫青森町奉行青森町奉行所⑬代官浪岡庄屋宅⑭今別 町奉行今別町奉行所⑮町年寄町年寄宅①は上級藩士に対するものである。②と③の申し渡 し人の違いは、①の次にランクされる御目見(おめ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第2章 幕藩体制の成立 第四節 近世前期の商品流通と交通の整備 一 青森開港と初期海運 青森町の成立と青森開港 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
No.五五七)。佐藤・村井の両名が町方支配の責任者として藩から任命されたのであり、彼 ら両氏は後の青森町年寄である。十七世紀中葉と推定される「青盛(森)御町絵図」(『青 森市史』第二巻港湾編上一九八二年復刻国書... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 一 宝暦・天明期の飢饉と農村 (三)天明の打ちこわし 騒動の要求と結果 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
と来秋までの藩による蔵米の備蓄、(三)米留番所の廃止と惣町による米穀流通の管理、違 反者の摘発、(四)町年寄を二人制とし、元職の佐藤伝蔵の復帰、(五)役人の賄料の町方負 担の停止、(六)名主会所の廃止による町方... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第2章 幕藩体制の成立 第一節 徳川政権と津軽氏の動向 二 江戸幕府からの軍役負担 江戸時代初期の大名課役 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
美々しい供連人数の様子からも多額の費用がかけられたことがうかがえる。この上洛の折 、津軽家は近江国大津町年寄矢島藤五郎から銀子五〇貫を借用している。これも上洛供奉 の経費の借用と考えられる(長谷川成一「津軽藩藩... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 一 西廻り海運の発展~北国海運から西廻り海運へ 中世の北国海運 |
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にいうように、安藤氏の退転により、中世の十三湊はその機能を失い終焉を迎えたともい える。しかし、弘前の町年寄松井四郎兵衛らの由緒書から、十六世紀の中ごろには、日本 海交易の拠点としての機能を持っており、松井らは... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第三節 西廻り海運と上方市場 二 十三廻しと領内商品流通 近世の十三湊 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
近世の十三湊(とさみなと)は、弘前城下の町年寄を務めた松井家の由緒書などから、安藤 氏の退転後も、十六世紀の中ごろにはその機能を回復しつつあり、十七... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第四節 信政以後の政治動向 三 農村構造の変容~凶作と飢饉 災害の続発とその影響 |
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(1733)流行病領内感冒流行享保19(1734) 9月28日火災弘前城下本町13軒焼失,町年寄 松井家ほか,藩医・大商人方が焼失享保20(1735)閏 3月18日火災関村(赤石組)27軒... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 一 宝暦・天明期の飢饉と農村 (三)天明の打ちこわし 騒動の意義 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
頭取と見なされた者たち(一〇人)は苗字を持つ上層町民が多い。落合は当時七十二歳の老 齢で、酒造業を営み町年寄も勤めた顔役的存在であった。また寺子屋を開き俳人としても 知られた教養人でもあったが、訴状の下書きを書... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 三 乳井貢の登用と宝暦改革 (二)改革の課題と推進体制 改革推進体制の構築 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
権限の集中につながった。同六年六月十五日には御用達(ごようたし)商人を運送役(うん そうやく)と改め、町年寄の一段上に格付けした上で元司支配とし(同前No.九三一)、また 同十八日には代官と大庄屋を郡奉行支配か... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 三 乳井貢の登用と宝暦改革 (三)改革の諸政策とその展開 「標符(通帳)」発行の前提と経過 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
五日、御用達(ごようたし)商人を運送役と名目を改めて藩庫に納められた米穀などの物資 の運送に当たらせ、町年寄の上に格付けし、元司の直支配とした(資料近世1No.九三一)。 運送役の総括(司取(つかさどり))は足... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 二 文化の高直りと黒石藩の成立 (二)黒石藩の成立 家臣団構成 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
ものといわれる寛延三年の分限帳には、八〇の役職名と家臣団一六九人の名前が記され、 さらに職人頭・庄屋・町年寄・用達商人などの扶持人二一人の名前が記され、黒石領の寺 社二〇、合力人二四人の名前が挙げられている。弘... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 五 司法制度の整備と変遷 (一)司法制度 裁判と判決 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
(かろう)・用人(ようにん)も列席した。彼らに対する申し渡しは、延享二年(一七四五)こ ろから町奉行・町年寄・代官(だいかん)・庄屋宅などで行なわれる場合が多くなる。牢屋 の前での申し渡しは月番(つきばん)(そ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第四節 天保の飢饉と藩政 一 天保の飢饉と農村 (一)天保の飢饉 天保四年における藩の対応 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
た七月八日には、藩はいち早く廻米を停止し津留(つどめ)の処置を講じている。これは前 月二十八日に、青森町年寄・町名主により御蔵米(おくらまい)一〇〇〇俵払い下げの請願 があったのを受けたもので、同日に御蔵米の放... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第五節 安政の開港と蝦夷地警備 二 沿岸警備と蝦夷地警備 (一)沿岸警備の展開 幕末期の海防体制 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
力強化の方針が打ち出されていた。その一つが西洋流砲術の採用である。天保十一年(一 八四〇)、幕府は長崎町年寄で西洋の砲術を研究していた高島秋帆(たかしましゅうはん) を幕臣に登用した。秋帆は翌年五月、武蔵徳丸原... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第五節 安政の開港と蝦夷地警備 二 沿岸警備と蝦夷地警備 (三)蝦夷地分領体制と西蝦夷地の経営 対蝦夷地政策と青森商人の商業活動 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
秋田両藩からの抗議を受け、津軽弘前藩箱館留守居役が辞任に追い込まれている。文久二 年(一八六二)の青森町年寄の藩への建白では、次のように述べている。藩が松前・蝦夷地 を利をもたらす場所としてとらえているにもかか... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 史料解題 二三 松井四郎兵衛留書 |
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弘前城下の町年寄松井四郎兵衛が、自らの職務遂行上必要なことを私的に書き留めたもの 。全部で三巻あり、年代は元禄三年(一... |