新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 一 衣食住 (一)衣服 日常着 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
町人は原則として木綿の衣服を着用していた。したがって、前に述べたように、農民は麻 のみから後に麻または木綿... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 一 町方の構成 日雇と松前稼ぎ |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
全体の一五・二パーセントを占める。借家総数一五九七軒からみると、四六・九パーセン トを占め、借家に住む町人の半分近くが日雇生活をしていた可能性が高いのである。時期 的な変化をみると、時代が下がるにつれ日雇暮ら... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 二 城下町人の役負担 町役負担と御用金 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
城下の町方そのものが持つ経済力はどうだったのであろうか。江戸時代前期には表4から わかるように、家持ち町人には城下の道普請などに使役される町人足の負担が税として義 務付けられていた。しかし、この負担は町人にと... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第2章 幕藩体制の成立 第四節 近世前期の商品流通と交通の整備 一 青森開港と初期海運 青森町の成立と青森開港 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
のほかに、外浜中の商人船を青森へ集中させ、高岡(たかおか)(当時の弘前の地名)の城下 町と同様の特権を町人へ与え、六斎市(一ヵ月に六度の市)の開催を許可した(同前)。この ように青森の都市形成は藩主導でなされ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第二節 土地制度の確立と前期農政の展開 四 元禄飢饉と農政の転換 農政の転換 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
種籾・銭の貸し付け政策も、飢饉後には大きく転換することを余儀なくされた。元禄十年 (一六九七)、城下の町人である吉屋久四郎らの願いを承認し(同前元禄十年四月一日条)、 彼らを利用し、「米・籾」を町人が農民に貸... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 一 蝦夷地直轄下の警備と民衆 (三)民衆負担の増大と一揆 負担の増大による民衆の困窮 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
ついて触れたところであるが、百姓は郷夫(ごうふ)として動員させられていたのであり、 足軽の多くは百姓・町人・職人たちであった。寛政十一年の東蝦夷地仮上知の際に当藩が 用意した足軽五〇〇人の大半は町人・職人・郷... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 五 司法制度の整備と変遷 (一)司法制度 藩士対象の司法制度 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
。二人以上は正犯(せいはん)と従犯(じゅうはん)、共同正犯というような関係が生じ、僧 侶・神官や百姓・町人などとの結びつきでも行われた。刑罰の申し渡しに際しては、身分 ・階層により申し渡し人と申し渡し場所が異... |
新編弘前市史 資料編3(近世編2) 第7章 藩政期の人々の生活と文化 【解説】 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編3(近世編2) |
含んだものであり、女性史の観点からも興味深い史料である。(解説瀧本壽史)第三節の「 町場の生活」では、町人が記した生活に関する記録類が意外と残されておらず、収録史料 は限られたものとなった。なかでも延宝九年(... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第一節 確立期における藩政の動向 四 元禄九年の家臣召し放ちと支配機構の再編 信政晩年の藩政 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
が貸金業者の金に頼り、連帯責任を負った者も難儀していること、家臣の知行米前借りに おいて、その知行米を町人に払い下げた額と家臣に給与する際に換算した額との間に差が あり、不当な利鞘を得ているのではないか、とい... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第三節 蝦夷地警備と化政期の藩政 五 司法制度の整備と変遷 (二)刑罰法 刑罰体系 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
類は、幕府法と同じものが多いが、刑を実際に行使する段階では必ずしも幕府と同じでは ない。主として百姓・町人に科せられた「安永律」「寛政律」「文化律」を中心とした刑 罰体系は次のようになっている。江戸時代の刑罰... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第二節 都市問題の諸相 三 博奕と悪所 (二)悪所の取り締まり 城下の隠売女 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
は幕末まで出されている。前述したように、隠売女となったのは、両浜の遊女屋から逃げ 出してきた者と、下層町人や貧農の娘であった。このように禁止されていたのであるが、 寛保元年(一七四一)には、富田町が遊女を置く... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第三節 祭礼と娯楽 五 各種興行 (一)能楽・歌舞伎・操人形芝居興行 能楽 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
四座と喜多流も合わせて四座(よざ)一流となり、幕府の式楽を担当した。諸大名もこれに 倣ったので、武士・町人の間にも謡(うたい)が流行し、盛んに謡本(うたいぼん)も刊行さ れた。当藩でも歴代藩主が能を催している... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 一 衣食住 (二)食事 [[食事]] |
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全国的にいえば、町人には冥加(みょうが)・運上(うんじょう)(ともに商・工・運送等の 営業者に課した江戸時代の雑税)のほか... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 二 日常生活 (一)年中行事と生活 [[年中行事と生活]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
町人の年中恒例の行事を延享二年(一七四五)の「年中家之定法」(資料近世2No.二三七)( 町人の年間行事の... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第7章 藩政期の人々の生活 第三節 町場の生活 二 日常生活 (二)日常生活 町人と藩士の出会い |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
町人が藩主の行列に出会った際のとるべき態度については既述したので(本章第一節五(一 )参照)、町人と藩士の... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町方支配 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
なる「条々」(長谷川成一校訂『御用格』寛政本下巻一九九一年弘前市刊)によると、大き く「五人組之事」「町人作法之事」「道橋之事」「伝馬馬次駄賃銭人足諸役之事」「商売 物之事」「失火之事」「公事之事」「父子之事... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町役 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
城下に屋敷を持つ町人には、地子銀(じしぎん)・出人足(だしにんそく)(人足役)・時鐘撞 茂合(ときかねつきもやい)・木戸番... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 一 宝暦・天明期の飢饉と農村 (三)天明の打ちこわし 騒動の背景 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
だったのに、藩は例年のとおり、領内からの米の買い上げとそれに基づく廻米を強行しよ うとした。天明元年に町人が米を隠匿していた事件があったため、取り立ては厳重を極め 、納入できない場合は、借金させてでも村の責任... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第一節 藩体制の動揺 一 宝暦・天明期の飢饉と農村 (三)天明の打ちこわし 青森以外の町の騒動 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
二十二日に廻米の停止、米留番所の廃止、小売り米の値下げ(鰺ヶ沢の場合、一匁につき 一升五合)を求めて、町人が徒党を組み名主方へ押しかけて、町奉行へ強訴を要求する動 きがあった。騒動のプロセスおよび要求の内容な... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第二節 都市問題の諸相 一 治安と犯罪 (一)治安機構と共同体規制 火災 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
火災は武家町・町人町では頻繁に発生しており、寺社や城郭内からも起きている。特に城 下の三大大火と称されるのは、慶安・延宝... |