新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第4章 中世前期 第二節 鎌倉幕府の東夷成敗権と得宗領津軽 一 文治五年奥州合戦 鳥取越えの奇襲と安藤次 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
裏道にも十分通じていた。鎌倉方の道案内をするということは、奥州方への裏切り行為と もいえるのであるが、海運や商品流通に深くかかわる安藤氏ゆえの商人的な見通しの確か さ、あるいは変り身の早さがそうさせたのであろ... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第4章 中世前期 第二節 鎌倉幕府の東夷成敗権と得宗領津軽 二 奥州惣奉行と津軽惣地頭 津軽惣地頭宇佐美実政 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
こうして平泉藤原氏の滅亡後の体制整備が進むなか、本州の最北辺にして海運上の要衝で もある津軽地方の鼻和・平賀・田舎三郡(津軽地方の中世の郡制については、次項で詳述 する)には... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第4章 中世前期 第二節 鎌倉幕府の東夷成敗権と得宗領津軽 六 境界の地津軽と「東夷成敗」権、そして安藤氏 奥羽の特殊産物 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
て「もくし(牧士)きとう四郎」なる人物がみえることから明らかなように、山の民・海の 民である安藤氏は、海運(海の道)や馬産と密接な関係を持っている。以上のように、安藤 氏が就いた蝦夷管領とは、幕府による蝦夷支... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第4章 中世前期 第二節 鎌倉幕府の東夷成敗権と得宗領津軽 七 蝦夷の争乱と津軽大乱 文永の蝦夷の乱 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
は中世国家に対する反乱ということになる。北条得宗家の幕政全般における権力掌握につ れて、得宗家は全国的海運をも掌握するに至っていた。あるいはそれに伴う蝦夷地からの 収奪強化が蝦夷蜂起の原因かもしれない。また中... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第三節 南北交易と「境界地域」津軽 一 十三湊と津軽 湊の最盛期 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
較(外側は十三湊,内側は境関館)このような瀬戸製品の突出した現象については、一四世 紀後半以降における海運の発達や経済交流の進展と見なす考え方とともに、瀬戸製品は中 国製品に対する補完的な搬入品ではなく、国産... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第三節 南北交易と「境界地域」津軽 一 十三湊と津軽 一六世紀の湊 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
はまどおり)遺跡の状況をみると、日本海から津軽海峡を横断し、尻屋(しりや)崎を南下 する太平洋岸までの海運の経路を想定することができ、八戸市根城や南部諸城館に供給さ れた一六世紀以降の陶磁器も、陸奥湾経由や太... |