新編弘前市史 通史編3(近世2) 第6章 維新変革と藩体制の解体 第二節 戊辰戦争と弘前 五 箱館戦争と弘前藩 (二)藩財政の窮乏化 廃藩置県後の処理 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
前などで一〇万五五〇一円五一銭六厘が兌換された。そして負うべき残金は、明治七年( 一八七四)十二月には旧藩主禄税徴収令の実施に伴って、家禄の九割が官納となったため 、最初の五ヵ年賦計画の遂行ができなくなって半額... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第6章 維新変革と藩体制の解体 第四節 廃藩置県前後の動静 二 廃藩置県と明治初期の弘前 藩から県へ |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
きるようになった。新たに成立した県には中央から県令(または権令(ごんれい))が派遣さ れることとなり、旧藩主は東京に集められて封地との関係は断絶した。この点で廃藩置県 は明治二年の版籍奉還とは決定的に本質を異に... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第6章 維新変革と藩体制の解体 第四節 廃藩置県前後の動静 二 廃藩置県と明治初期の弘前 弘前の民衆 |
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にどのような生活を送っていたのだろうか。まず、政治の中心であった弘前城は廃藩によ ってひどく荒廃した。旧藩主津軽承昭(つぐあきら)は東京横川の邸宅に移住し、西館融( とおる)・杉山龍江・西舘孤清(こせい)・神東... |