新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第2章 明治後期の弘前 第六節 弘前公園の開設と市民生活 二 世相と市民生活 新聞の発行 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編4(近・現代1) |
る知識を摂取した。そしていよいよ軍都として出発することになった三十年、東海健蔵・ 木村象一郎らによって弘前新聞社(~昭和十六年十二月二十五日)が創設され、五月十九日 に『弘前新聞』創刊第一号が出された。次いで、三... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 二 弘前市にとっての東北振興 昭和弘前市民の一側面 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編5(近・現代2) |
ていたのである。当時の弘前市民の息吹を若干紹介しておこう。昭和三年(一九二八)の 夏から秋にかけて、『弘前新聞』は一万号記念事業として津軽十景の選出を行った。この 事業は俄然弘前市民をはじめ、周辺地域の人々の耳目... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第3章 大正期の弘前 第一節 大正デモクラシーと弘前市 一 第一次護憲運動と弘前 [[第一次護憲運動と弘前]] 『弘前新聞』の論評 |
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事実、大正三年一月十三日の『弘前新聞』は「菊池代議士の責任」と題し、菊池武徳代議 士が訪問の成田定一という学生に対して、青森県民を懶惰(ら... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 三 満州事変と第八師団の活躍 郷土部隊の出征 |
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市だが、満州事変の勃発と郷土部隊の出征により、軍都の市民は沸きに沸いた。写真14柳 条湖事件勃発時の『弘前新聞』出征部隊を歓送した市民は、他の地域と同様に慰問品を募 集し、出征部隊には慰問袋を作って送付した。出征... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第2章 明治後期の弘前 第四節 農林業の発達 一 りんご栽培の拡大と販路拡張 りんご生産の展開と農業振興 |
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村(現弘前市富田)の斎藤主(さいとうつかさ)が大消費地の市場開拓を目指して弘前苹果会 社を設立した(『弘前新聞』、明治四十三年四月十七日付)。さらに、明治四十四年九月に は、「本会は産業組合法に依り設立したる林檎... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 一 大火と町村合併 大火の遺産と廃娼運動 |
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題で、具体的には松森町小料理屋の移転問題に関することだった。松森町一帯には小料理 屋が集中しており、『弘前新聞』も「附近一帯の善良なる風俗が脅され町内に(ママ)勿 論市全体に及ぼす風紀及教育上の支障実害がある」と... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第三節 地域経済の動向 五 恐慌・戦時下の工業 酒造業 |
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回全国清酒品評会では、津軽酒八点が優等賞を獲得し、特に「一洋」は酒界の王者と称さ れるようになった(『弘前新聞』昭和十三年十一月十八日付)。しかし、戦時体制の昭和 十九年になると、米の増産政策のもと、酒造米は減産... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第2章 明治後期の弘前 第五節 教育の発展と充実 二 中等教育 弘前高等女学校の開校 |
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それを当日の式で発表しました。封建的な城下町である弘前市民がこれを黙っているはず がありません。翌日の弘前新聞には「ゼイタクだ、外国カブレだ」とさんざん叩かれる始 末でした。(原子昭三編『母校今昔』)この文章から... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第2章 明治後期の弘前 第六節 弘前公園の開設と市民生活 二 世相と市民生活 町並みの推移 |
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芝居座などあり、夜行に杖の必要も覚えぬが、土手町・松森町ないし和徳は鼻先ご用心と 言いたい位云々。(『弘前新聞』明治四十年七月七日付) |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第2章 明治後期の弘前 第六節 弘前公園の開設と市民生活 三 娯楽と社交 動く写真 |
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もまさか塵埃のせいではあるまい。記者は目が変になり、九時過ぎに逃げ出したから余り 詳しく分らない」(『弘前新聞』明治三十九年十月十二日付)とあるように、お粗末なもの であったと思われる。 |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第3章 大正期の弘前 第一節 大正デモクラシーと弘前市 四 弘前の普選運動 [[弘前の普選運動]] 制限選挙への批判 |
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選挙法に規定された選挙人資格中の納税要件の撤廃を目指す、男子普選獲得運動の形をと った。弘前の大衆紙『弘前新聞』(社長成田彦太郎)は大正三年一月十六日号に次のような 論説を載せている。「我が国の制限選挙の第一要件... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第3章 大正期の弘前 第一節 大正デモクラシーと弘前市 四 弘前の普選運動 [[弘前の普選運動]] 青森県における普通運動 |
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青森県においても、納税額によって選挙権を決めることの錯誤は、すでに大正三年の『弘 前新聞』の論者が指摘するように、貴族院議員選挙であれ、市会議員選挙であれ、露(あ らわ)になっていた。しかし... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第3章 大正期の弘前 第一節 大正デモクラシーと弘前市 五 弘前における労働および社会問題 (三)大正の労農運動 シベリア出兵と反戦デモ |
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南部方面ノ漁況ハ薄漁ナリシモ牛馬木炭雑穀等ノ価額昂騰セル等(中略)市況概シテ活況ヲ 呈セリ」とする。『弘前新聞』の長谷川竹南は、以上のほかに、「中央と異なり成金少な く、人民の反感なきこと、性温順にして、上の命に... |
新編弘前市史 通史編4(近・現代1) 第3章 大正期の弘前 第六節 観桜会の開催と市民の娯楽 一 観桜会の開催 呑気(のんき)倶楽部 |
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た。弘前公園では、公園近くの市民や市内の商工会、組合が花見の会を開く程度のもので あった。大正五年の『弘前新聞』は、「わが弘前市は花に乏しからず、殊に鷹揚園に至り ては実に天下の誇りと云うも憚らず。然れども市民は... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 一 大火と町村合併 大火と上水道設備の向上 |
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風中七百戸烏有(うゆう)に帰す/魔の火は決死の防火をもの笑ふ如く烈風に乗じ四方に 飛び火」と、当時の『弘前新聞』が報じた富田の大火は、昭和三年四月十八日の午前十一 時三十分頃起きた。富田町から出火した火は折からの... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 一 大火と町村合併 市域の整備と町村合併 |
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たのは、意外にも昭和期に入ってからなのである。写真2第12代市長松下賢之進清水村と の合併実現に対し『弘前新聞』は「大弘前市民たれ」と主張し、「従来の部落的観念を一 掃し大弘前市民として和衷協同以て弘前市の発展に... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 二 弘前市にとっての東北振興 市の衛生対策と生活改善運動 |
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院眼科医虎眼予防撲滅」と題する記事を新聞に掲載して、予防宣伝に努めた。写真7昭和1 0年4月11日付『弘前新聞』市当局は昭和四年になってから、年々増加傾向にあった伝染病 対策にもとりかかった。七月二十日、市の関係... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第一節 軍都弘前の展開 三 満州事変と第八師団の活躍 弘前市にとっての第八師団 |
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師団長に赴任したのは、二・二六事件の黒幕の一人としても有名な真崎甚三郎だった。真 崎は就任に当たって『弘前新聞』の記者に「地方と軍隊との関係に就いては益々其親密の 度を進めたいと思って居ります」と語っている。真崎... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第二節 銃後弘前の市政と生活 一 日中戦争‐動員される市民‐ 日中戦争の勃発 |
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消極的だった海軍も艦隊を出動させ、次第に事変は拡大する傾向を強めていった。写真19 日中戦争勃発時の『弘前新聞』新聞も盧溝橋事件勃発以来の日本軍の成果を大々的に掲載 し事変を背後から支えた。その影響もあってか、国... |
新編弘前市史 通史編5(近・現代2) 第四章 戦前・戦中の弘前 第三節 地域経済の動向 六 昭和金融危機の勃発と打開 県債五〇〇万円の成立 |
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前掲「昭和初期の青森県における金融機関の動向について」注)新聞の「東奥」は『東奥 日報』、「弘前」は『弘前新聞』を指す。県債五〇〇万円の内訳は、旧債借替資金三三二 万七八〇〇円と自作農創設資金一六七万二二〇〇円か... |