新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 第3章 弘前地域の中世城館 第三節 大浦城跡 五 大浦城と「城下」の構造 [[大浦城と「城下」の構造]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
)の五年間は、近世大名津軽氏の領国支配の本拠でもあった。したがって、そこには当然 、なんらかの都市=「城下町」の発達が見られたに違いない。これについては、昔から大 浦城の東側=賀田地区が旧城下町とされ、明治初... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第四節 戦国津軽とその終焉 四 戦国期津軽の農村と都市と城館跡 (二)大浦氏の城と城下町の流れ 堀越城と城下町 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
とから現在残されている遺構のほとんどすべては、廃城前の近世初頭段階のものと見てま ちがいない。まず堀越城下町の復元でもっとも基本となった資料は、天和四年(一六八四) の「堀越村書上絵図」と慶安二年(一六四九)... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 二 城下町人の役負担 諸役と仲間 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
慶安二年(一六四九)の「弘前古御絵図」(弘図津)によれば、弘前城下の町方には多くの家 業があったことが判明する。木綿屋・小間物屋・鍛冶・桶屋・煙草屋・煙草作り・居鯖( い... |
新編弘前市史 資料編1(古代・中世編) 第3章 弘前地域の中世城館 第四節 堀越城跡 五 堀越城下(都市としての堀越)の構造 [[堀越城下(都市としての堀越)の構造]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編1(古代・中世編) |
の政庁であり、そこには当然「都市」を伴っていたはずだからである。先に紹介した「大 道小道之帳」でも、「城下西より南へ町屋有」との注目すべき記述があった。この「都市 堀越」復元の基礎資料となるのが、明治二十七年... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第二節 対外危機と寛政改革 二 寛政改革の実施 (三)藩士土着政策廃止をめぐる諸問題 土着策と弘前城下 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
藩士土着策は農村部への藩士在宅であり、家臣団の城下集住という大原則を否定するもの である。したがって、これによって城下町弘前の性格や景観は大きく変容する... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 二 城下町人の役負担 町役負担と御用金 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
それでは、城下の町方そのものが持つ経済力はどうだったのであろうか。江戸時代前期に は表4からわかるように、家持ち町人... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第四節 戦国津軽とその終焉 四 戦国期津軽の農村と都市と城館跡 (二)大浦氏の城と城下町の流れ 大浦城と大浦城下町 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
ある。そして大浦盛信の子である為信が大浦城を拠点として領土拡張の戦に突入していく ことになる。大浦城や城下町の規模や構造を、さまざまな絵図面や地籍図などの資料を基 に復元した図面に基づきながら説明をしていくこ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町方支配 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
城下の町方に対する法令が下されたのは、その内容は不明ではあるが、寛文元年(一六六 一)閏八月のことであった... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第五節 弘前城下の発展 一 町方支配機構の再整備~町役負担の変遷 町役 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
城下に屋敷を持つ町人には、地子銀(じしぎん)・出人足(だしにんそく)(人足役)・時鐘撞 茂合(ときかねつき... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第4章 幕藩体制の動揺と民衆 第二節 対外危機と寛政改革 二 寛政改革の実施 (一)改革意見書とその基調 毛内宜応の「秘書 全」 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
①藩士土着の形態宜応は、この土着は決して初めての政策ではなく、四代藩主信政(のぶ まさ)の初年のころ(城下集住以前)までの姿(「往古」)に戻すということであるとする。 そのころ、藩士たちは在所に住居し、そこか... |
新編弘前市史 資料編2(近世編1) 第5章 藩政時代の町と村 【解説】 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編2(近世編1) |
近世社会では、武士の城下集住策の中で、城下から農民を排除した行政区画を設定して町 方とし、農村の村方と区別した。身分制社会にあ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第3章 幕藩体制の確立 第四節 信政以後の政治動向 三 農村構造の変容~凶作と飢饉 災害の続発とその影響 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
被害が大きかった。八月に入ると逃散する百姓・町人が相次ぎ、乞食となって領内をさま よい、青森近辺や弘前城下にも姿をみせた。青森では馬喰町(ばくろうちょう)(博労町、 現青森市青柳二丁目の一部)・善知鳥町(安方... |
新編弘前市史 資料編2(近世編1) 第1章 藩政成立への道 編年史料(天正十七年~明暦二年) 編年史料 (天正十七年~明暦二年) |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 資料編2(近世編1) |
(一六〇五)九月二十日、参議西洞院時慶、津軽信枚を振舞に呼ぶ。●慶長十一年(一六〇 六)正月下旬、堀越城下、町方洪水により、材木流失するという。●慶長十一年(一六〇六 )二月十七日、津軽為信、左大臣近衛信尹へ... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第2章 幕藩体制の成立 第三節 高岡築城と城下町の成立 一 築城と都市高岡の形成 城下高岡の形成 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
きず、小栗山(こぐりやま)(現弘前市小栗山)の松山で鷹を捕ったとある(同前No.二八七) 。築城当時の城下高岡がどのような状況であったのかは、資料がなく不明である。しかし 、正保元年(一六四四)十二月二十五日... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 三 市域の変遷 宝暦期の城下 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
弘前城下に大きな変化がみられたのは、慶安二年(一六四九)に横町(現東長町)の算盤(そ ろばん)屋大坂屋久兵衛宅... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第4章 中世前期 第三節 中世前期の宗教世界 二 北奥宗教界を彩る中世的寺社 [[北奥宗教界を彩る中世的寺社]] |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
土真宗東本願寺明応八(一四九九)念西坊油川(青森市)新寺町念西坊の俗名は下間右近佐宗 時。慶長十一年に城下寺町を経て、現在地。法立寺日蓮宗京都本満寺天文二(一五三三)日 尋賀田村(岩木町)新寺町堀越を経て、慶... |
新編弘前市史 通史編2(近世1) 第1章 統一政権と北奥の動向 第四節 豊臣政権への軍役 三 北奥羽における領主支配 伏見滞在と派閥抗争 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編2(近世1) |
れ以降伏見城が政権の政庁として機能することになる。奥羽の大名を含む日本全国の大名 らは、これにより伏見城下に屋敷を構え妻子を居住させるとともに、自身も上洛して政権 の要人と接触する必要に迫られたのである。為信... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第二節 都市問題の諸相 三 博奕と悪所 (二)悪所の取り締まり 城下の隠売女 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
弘前城下では遊女(公娼)も隠売女(私娼)も禁止であるが、彼女たちは隠売女として後を絶 たず、禁止令は幕末まで出... |
新編弘前市史 通史編1(古代・中世) 第5章 中世後期 第四節 戦国津軽とその終焉 四 戦国期津軽の農村と都市と城館跡 (二)大浦氏の城と城下町の流れ 大浦氏の城下町建設の流れ |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編1(古代・中世) |
城を利用していたが、同年に大浦から石川城の北側に位置する堀越(ほりこし)に本拠地を 移し、堀越城と堀越城下町の建設に着手する。そしてここは近世の弘前城と弘前城下町が 建設されていく慶長十六年(一六一一)まで使... |
新編弘前市史 通史編3(近世2) 第5章 弘前城下と都市住民 第一節 城下の構造 一 町方の構成 戸口と住民構成 |
弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍 通史編3(近世2) |
江戸時代前期における弘前城下の人口や住民構成は、武家人口についての記録がなくはっ きりしたことはわからない。正保城絵図の下図と思わ... |