第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第2節 箱館奉行の再置と箱館 1 箱館奉行の「預所」と諸任務 箱館奉行の再置 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
安政元(1854)年6月30日、幕府は箱館奉行を再置した。この再置以降の箱館奉行は、松前 ・蝦夷地の幕領地支配にかかわる幕府の遠国奉行という点では、... |
第4編 産業 第3章 鉱業 ◇第3章 鉱業 資料(左横) <鉱業資料> ①松前地古武井熔鉱炉の研究並びに考証年表 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
安政4年3月「コウキョウヘン(ホーゲオーヘン)ト号即熔鉱炉略形、二間四方高二丈余ニ 築立シタ(4)」と箱館奉行所詰梶山米太郎他1名の報告、地質学者の権威ライマン(5) は「長方形ニシテ長サ七尺、幅四尺、高サ五尺ニ... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第3節 開港と箱館の産業・経済 2 箱館奉行の産業開発政策-「百物百工」をめざして 新しい産業分野をめぐって |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
リキシナイのうち)で箱館弁天町の松右衛門が、タタラ吹の製鉄場をはじめていた。それ をひきつぐかたちで、箱館奉行のもとで、武田斐三郎の担当する製鉄業がはじめられた。 まず、安政3年夏、反射炉の建造がはじめられたが、... |
第3編 行政 第1章 江戸時代の郷土 第5節 村並から『尻岸内村』に 2、開国・蝦夷地の再直轄 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
永7年)6月、松前藩に命じて箱館および、その周囲5乃至6里(20~24キロメートル)を返 上させ、再び箱館奉行を設置。同年9月には、目付の堀利煕、村垣範正に蝦夷地視察(樺 太を含むロシアの進出状況)を命じた。幕府... |
第4編 産業 第3章 鉱業 第2節 鉱業のあゆみ−砂鉄 2、古武井溶鉱炉と女那川煉瓦製造所 (4)古武井高炉と一連の施設 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
砲の砲身の鋳造と軍艦装甲の鉄葉(ブリッキ)を造るべく、蘭書をもとに「洋式高炉・反 射炉」の研究を重ね、箱館奉行所により近い蝦夷地に建設することとし、郷土尻岸内村に 白羽の矢を立てた。<尻岸内村に洋式高炉(溶鉱炉)... |
第4編 産業 第3章 鉱業 ◇第3章 鉱業 資料(左横) <鉱業資料> ②古武井熔鉱炉に関する研究 幕末期蝦夷地開拓と外国技術 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
移植・展開された外国技術は如何だったろうか。安政2年(1855)2月幕府は、蝦夷地一円 の上知を決し、箱館奉行をしてその経営に当たらしめた。奉行は蘭学者武田斐三郎に対し 、箱館に入港する外国船の乗組員から、艦船の... |
第四編 行政 第二章 江戸時代の行政 第四節 後幕領時代 一 箱館の開港 幕府の再支配 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 椴法華村史 |
一八五五)三月から開港されることになり、安政元年幕府は松前藩に箱館とその付近五・ 六里の地を上知させ、箱館奉行所を設置し、奉行として竹内保徳、堀利熙を任命した。そ の後安政二年(一八五五)二月二十三日、幕府は東は... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第1節 安政2年の開港と異国とのつきあい 3 開港前後の諸問題と幕府の対応 箱館開港への対処 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
年6月26日、松前藩より箱館及び同所より5~6里四方の地を上知し(『幕外』6-315)、6月 晦日には箱館奉行を再置して勘定吟味役竹内清太郎を箱館奉行に任じ(『幕外』6-325)、 7月19日、同地を箱館奉行の「... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第1節 安政2年の開港と異国とのつきあい 3 開港前後の諸問題と幕府の対応 「一時居住」の解釈 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
としていたが、内実はイタリア人2人、フランス人1人で(『グレタ号日本通商記』)、また 上陸止宿の理由も箱館奉行宛ロジャーズ書簡では、単に「子細有て此地に乗来たる船に止 り難し」(『幕外』11-46)とあるにすぎな... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第2節 箱館奉行の再置と箱館 1 箱館奉行の「預所」と諸任務 幕領初期に直面した問題 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
第1期の箱館奉行に期待された主要な任務は、先にみたように、(イ)箱館を中心とする5~ 6里四方の幕領地の統治、(ロ)箱... |
第3編 行政 第2章 明治・大正時代の行政 第1節 箱館裁判所から開拓使まで 2、箱館裁判所(箱館府)と箱館戦争 [箱館裁判所(箱館府)と箱館戦争] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
いくこととする。・1867年(慶応3年12月9日)政権成立後、明治政府の蝦夷地政策は実質 的に旧幕府の箱館奉行所に委ねられた。最後の箱館奉行を勤めた杉浦兵庫頭勝誠は勘定奉 行を兼ねる逸材で、まず「万一狼藉人(ろう... |
第4編 産業 第3章 鉱業 第2節 鉱業のあゆみ−砂鉄 1、五稜郭と古武井溶鉱炉 [五稜郭と古武井熔鉱炉] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
同じ、1854年(安政元)には、蝦夷地巡視(後の箱館奉行)を命ぜられた堀利煕(ほりと しひろ)、村垣範正(むらがきのりまさ)がこの豊富な砂鉄に目を着け、「熔鉱... |
第4編 産業 第3章 鉱業 ◇第3章 鉱業 資料(左横) <鉱業資料> ③幕末蝦夷地の洋式製鉄(金属・1968年9月1日号) 技術のふるさと:古武井の高炉 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
を分担(図1参照)させたこと自体が、北辺防備のためである。だがそのことは、洋式製 鉄業の移植を含めて、箱館奉行のもとにおける蝦夷地の諸事業に、他の諸藩におけるそれ と著しく異なる条件を、与える事になったように思わ... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第1節 安政2年の開港と異国とのつきあい 3 開港前後の諸問題と幕府の対応 条文の解釈をめぐって |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
とにもなった。それだけに開港直後には、これら入港船との間に様々な問題が発生し、現 地の最高責任者である箱館奉行は、その対応に忙殺されることになった。そこでここでは 、安政2~3年におきた諸問題のうち、この期に特有... |
第二章 戸井町の沿革 第六節 松浦武四郎の『蝦夷日誌』(嘉永三年) [松浦武四郎の『蝦夷日記』(嘉永三年)] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 戸井町史 |
の通りは馬道である)(附)日浦村の孝女レン弘化二年(一八四五)八月、松浦武四郎が 日浦村を通った時に、箱館奉行羽太正養(はぶとまさやす)の著『休明光記巻之五』に採 録されている「日浦村の孝女レン」のことについて、... |
通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世 第5章 箱館開港 第2節 蝦夷地再直轄と箱館奉行 奉行の更迭異動 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編1 |
この間、箱館奉行にも更迭異動があり、万延元(1860)年堀織部正に代って、勝田充万が奉 行に補され伊賀守に任じ、文久元... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第2節 箱館奉行の再置と箱館 1 箱館奉行の「預所」と諸任務 蝦夷地と箱館と |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
次に第2期の箱館奉行の任務についてみると、安政2年2月24日の箱館奉行に対する老中達( 「覚」)に、「今般東西蝦夷地島々一... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第2節 箱館奉行の再置と箱館 1 箱館奉行の「預所」と諸任務 奉行配下の吏僚 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
以上の諸側面から窺えるように、当期の箱館奉行に課せられた任務の重みは、第1期のそ れの比ではなかった。それだけに、当期の箱館奉行配下の吏僚の数も厖... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 第4章 都市形成とその構造 第1節 幕末・明治初期の都市形成 1 箱館開港と都市化 外国人居留地の性格 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
函館にとって開港とは、箱館奉行設置にみる都市権力の移入とその対象となる居留外国人 の登場という両面から見て重要な歴史事象ととらえるこ... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 序章 世界の中の箱館開港 第1節 安政2年の開港と異国とのつきあい 3 開港前後の諸問題と幕府の対応 フランス軍艦病人の上陸・養生 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
もう一つのこの期の特徴的な出来事は、フランス軍艦が箱館奉行に対し病人の上陸と箱館 での養生を要請し、箱館奉行がこれを独自の判断で特別に許可したことである。すなわ... |