第三編 郷土への渡海 第一章 蝦夷地 第二節 史書に記された郷土(その一) えぞのてぶり 寛政三年五月 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 南茅部町史 上 |
二八日、朝早くネタナヰのコタンのアイヌに〓(カンジ)(車〓(くるまがい))をこがせて舟 (チツフ)に乗ってこの浦を出発した。靄(ウラリ)(も... |
第4編 産業 第2章 漁業 第1節 江戸時代の漁業 1、古い記録にみる、郷土のようす |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
にシャクシャインの乱に関する内容が収められていて、その中に当時の蝦夷地のようす、 また、松前藩・和人とアイヌとの権力関係等も記述されている。松前藩のアイヌ民族に対 する支配力が一層強まり、藩の権力が強力になり、... |
通説編第1巻 第2編 先史時代 第1章 研究史の展望 第3節 コロポックル説とアイヌ説 日本人人種論 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編1 |
塚形成の縄文人に関しては、なぞが解かれていない。日本石器時代人種論が活発になった のは明治時代以降で、アイヌの伝説にあったコロポックル説とアイヌ説に端を発している 。大森貝塚人についてミルンはアイヌ説をとり、モ... |
第一章 位置と自然環境 第六節 戸井の地名考 [戸井の地名考] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 戸井町史 |
志」に「にともない」とある地名は原木らしい。「津軽一統志」には「にともない、家五 軒、乙名(おとな)(アイヌの酋長)よた犬(丶丶丶)」とある。元禄13年(1700)の「 松前島郷帳」には、汐くび村の次に「これよ... |
第4編 産業 第2章 漁業 第1節 江戸時代の漁業 2、箱館六ケ場所の成立 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
は松前藩が蝦夷地と認定し、幕府にも「松前島絵図・松前島郷帳」に記し提出しており、 乙名、脇乙名、小使らアイヌの役職が統治していた。それが、和人の土着(定住は認めら れていない)、出稼ぎ人の増加という実情に照らし... |
第4編 産業 第2章 漁業 第1節 江戸時代の漁業 3、幕府直轄以降の箱館六ケ場所 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
の村並化にともない、蝦夷地との境界が山越内(八雲町山越)に移って以来、和人の漁民 が増加する一方、年々アイヌの人口は減少し、文字通り和人居住地となって行く。<一八 一二年(文化九)各場所の和人とアイヌの人口>『... |
第一章 歴史的概要とその特性 第三節 志苔館とその周辺からみる中世世界 [志苔館とその周辺からみる中世世界] コシャマインの戦い |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 銭亀沢編 |
コシャマインの戦いは、移住和人と先住民たるアイヌとの空前の一大民族戦争であったが 、それについて『新羅之記録』はこう記している。 中比(なか... |
第一七編 漁村の生活 第二章 伝説 第一節 伝説 アイヌ神話と義経伝説 アイヌ神話 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 南茅部町史 下 |
南茅部に古くから伝わるいくつかのアイヌ神話や義経伝説ほか民話がある。北海道の伝説 として発表されたり、知られているものは稀れだが、地名の由来... |
第一章 歴史的概要とその特性 第三節 志苔館とその周辺からみる中世世界 [志苔館とその周辺からみる中世世界] 志海苔の鉄 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 銭亀沢編 |
大である。『新羅之記録』が伝えるように、その当時、「志濃里の鍛冶屋村に家数百」も あり、その鍛冶屋村にアイヌの乙孩が来て、鍛冶に劘刀(マキリ)を打たせ、その劘刀の「善 悪・価」をめぐって抗争が始まった。とすれば... |
第一章 歴史的概要とその特性 第四節 海産干場からみた銭亀沢の産業と階層性 五 「和人地」の形成とアイヌ アイヌの存在形態 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 銭亀沢編 |
この頃の和人地における和人人口およびアイヌ人口の変化をみてみると享保元(一七一六) 年から天明七(一七八七)年の約七〇年の間に和人は一万五五三〇... |
第4編 産業 第2章 漁業 第2節 明治・大正時代の漁業 [明治・大正時代の漁業] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
は、福山(松前)に居城を構え、西は熊石(関内)東は小安までを和人地と定め、以西・ 以東は西・東蝦夷地(アイヌ居住地)として和人の定住を認めない地域としてきた。この 掟は西海岸については厳しく守られてきたが、東海... |
第四編 行政 第二章 江戸時代の行政 第一節 前松前藩時代 三 和人勢力の進出 アイヌ人勢力の実態 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 椴法華村史 |
箱館の旧家である榊家の『家譜附録』(北大図書館蔵)は、シャクシャインの乱における下 海岸、茅部海岸のアイヌ人の動静を次のように記している。榊家、家譜附録寛文八戊年五 月東夷地シブチャリの夷酋メナシクル、シャリ... |
第四編 行政 第二章 江戸時代の行政 第一節 前松前藩時代 四 知行主と場所請負人 運上屋と番屋 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 椴法華村史 |
種の漁業税)を徴収するだけでなく、地域住民を支配するようにもなった。このためこの 頃まで曲がりなりにもアイヌ人の手中にあった自治権は次第に知行主の手に渡るようにな っていった。その後知行主は自分では知行地におも... |
第2巻 第4編 箱館から近代都市函館へ 第10章 学校教育の発生と展開 第2節 近代学校教育確立への摸索 3 もう一つの学校教育“慈善教育” アイヌ学校 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編2 |
ネトルシップ師を囲むアイヌ学校の子どもたち キリスト教の布教活動の中では、教 育や慈善事業が大きなウエイトをしめている... |
第一章 歴史的概要とその特性 第三節 志苔館とその周辺からみる中世世界 [志苔館とその周辺からみる中世世界] 安藤康季の渡道と「道南の十二館」 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 銭亀沢編 |
と戸井館の築造に象徴されるように、蝦夷島の南でも逸早く「渡党」によって商業都市的 地位を獲得していた。アイヌとの交易が活発になるに伴い、「渡党」と中世アイヌとが交 易をめぐって競合する地域でもあったので、ほかの... |
第3編 行政 第1章 江戸時代の郷土 第4節 六ケ場所『村並』に 4、村政のはじまり |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 恵山町史 |
、1812年(文化9年)の『蝦夷地御用見合書物類』(阿部家文書)にも戸数・人口の記録 がある。これにはアイヌの戸数・人口も含まれている。[図]この記録から、六カ場所は村 並化以降もアイヌの居住が認められ、古くか... |
第二編 先史時代 第一章 椴法華村の先史 第一節 記録のない時代 北海道の時代区分 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 椴法華村史 |
時代は、北海道に関する資料が少なく、松前藩となる以前は別な北海道特有の時代があっ て、それは記録にないアイヌの時代と埋蔵する土の中の資料、考古学による資料に求めら れなければならない。考古学からみても縄文時代ま... |
第四編 行政 第一章 鎌倉、室町時代 第一節 安東氏と蠣畸氏 二 アイヌ人の不満 下海岸アイヌの蜂起 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 椴法華村史 |
前にも記したように、十四世紀後半、蝦夷地南部に居住するアイヌ人は、自ら漁業を営み 、交易のため十三湊方面へ行き、あるいは本州より来航する和人船と交易を行っており、... |
第三編 郷土への渡海 第一章 蝦夷地 第一節 蝦夷地 アイヌ [アイヌ] |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 南茅部町史 上 |
アイヌは昔から蝦夷地だけではなく、東北、関東、北陸、山陰地方などの広い地域に住ん でいたといわれる。郷土南茅... |
通説編第1巻 第2編 先史時代 第1章 研究史の展望 第2節 ジョン・ミルンらの報告 その他の外国人研究家 |
函館市/函館市地域史料アーカイブ 函館市史 通説編1 |
マイン・ヒッチコックが北海道を訪れ、根室、別海、斜里、網走、常呂、択捉、色丹、浦 河、平取、遊楽部の各アイヌ人居住地を調査している。彼は1890年の国立博物館報告に「 エゾのアイヌ民族」と「エゾの竪穴住居民」と... |