第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第四節 埋積された台地 最終亜氷期の石狩海岸平野 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
、海岸平野の地下や浅海底の地質調査が進み、低海水面期の状況を探る新事実が公表され るようになってきた。石狩海岸平野においても、大規模な開発事業にともなう地下水調査 ・基礎地盤調査・環境保全や公害防止を目途とした地盤沈... |
[[図版・写真・表組一覧 刊行の趣旨 奥付]] 図版・写真・表組一覧 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
斜面同上、地盤地質図No.1「札幌」および5万分の1地質図幅「札幌」などを参考に編図(1 0頁)図-5石狩海岸平野の地形5万分の1地質図幅「札幌」「石狩」その他により編図(13頁) 写真-1西南部の山地北海道開拓記念... |
[[口絵 第三回配本にあたって 編集にあたって 凡例 新札幌市史 総目次]] 新札幌市史 第一巻 通史一/総目次 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
扇状地と河岸段丘…9札幌扇状地琴似川扇状地発寒川扇状地山麓緩斜面・崖錐河岸段丘第 四節北部の平野…12石狩海岸平野石狩海岸砂丘花畔砂堤列地帯紅葉山砂丘後背低地第二章 山地の生いたち…15第一節山地の基盤…15新第三紀... |
第一編 札幌の自然史 第一章 地形の特性 第四節 北部の平野 石狩海岸平野 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
せいぜい北二〇条付近までしか住宅がなく、その北は石狩海岸まで広々とした平野が広が っていた。この平野は石狩海岸平野とよばれ、地形的にも特徴のある平野なのである。こ の平野は石狩海岸から内陸へ向かって四つの地形区に分け... |
第一編 札幌の自然史 第五章 石狩海岸平野の形成 第一節 沖積海進初期の堆積物 谷を埋めた堆積物 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
札幌市の北部も含まれる石狩海岸平野は、石狩湾岸から内陸にむかって、海浜―海岸砂丘 (石狩砂丘)―砂堤列低地―内陸砂丘(紅葉山砂丘)―後背... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第四節 埋積された台地 埋没古三角州堆積物 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
前述したように、石狩海岸平野の地下には、最終氷期最寒冷期の埋没谷礫層やそれより古 い埋没段丘礫層と古三角州堆積物があることが明らか... |
第一編 札幌の自然史 第五章 石狩海岸平野の形成 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
の遺跡と文化」『北海道開拓記念館研究報告』六号、札幌市公害部『札幌市の地盤沈下』 、上杉陽・遠藤邦彦「石狩海岸平野の地形と土壌について」『第四紀研究』一二巻、梅田 安治・五十嵐八枝子・陶野郁雄・松下勝秀『昭和五十七年... |
第一編 札幌の自然史 第一章 地形の特性 第一節 北西―南西部の山地 札幌市の地質学的位置 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
る丘陵地や台地地域、③豊平川や発寒川がつくった扇状地や河岸段丘地域、そして、④北 部に広がる沖積平野(石狩海岸平野)地域などである。これらの地形区は、それぞれ、異な った自然景観を示しているだけでなく、それらを構成す... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第一節 最終間氷期の地層 最終間氷期の古地理 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
化石が発見され、その上下層準の花粉化石は、周辺丘陵部の厚真層のものに類似する。い っぽう、石狩丘陵域や石狩海岸平野部の地下の堆積層には、現在のところ、もみじ台層に 相当する地層は確認されていない。このような事実から、... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第五節 最終氷期の地史 末期 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
扇状地の最終的な造形が、行われたのが一万六〇〇〇年前ころから八〇〇〇~九〇〇〇年 前までのことである。石狩海岸平野はどうだろう。二万年前の谷には、気候の温暖化にと もなって海がひたひたと浸入し、堆積物をためながら次第... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
町田洋・新井房雄・宮内崇裕・奥村晃司「北日本を広くおおう洞爺火山灰」『第四紀研究 』二六巻、松下勝秀「石狩海岸平野における埋没地形と上部更新―完新統について」『第 四紀研究』一八巻、湊正雄『変動する海水面』、斎藤亨治... |
第一編 札幌の自然史 第五章 石狩海岸平野の形成 第二節 前田砂層と紅葉山砂礫相 紅葉山砂礫相 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
海浜から吹き上げられた砂が徐々に堆積し、新しい砂丘(紅葉山砂丘)が形成された。これ によって、その後の石狩海岸平野は、紅葉山砂礫州(後に砂丘)を境に外側と内側ではまっ たく異なった形成過程をたどるようになったのである... |
第一編 札幌の自然史 第五章 石狩海岸平野の形成 第四節 完新世の地史と古気候 古石狩湾期(一万年~七〇〇〇年前) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
石狩海岸平野の晩氷期(一万四〇〇〇~一万五〇〇〇年前)以降の堆積物の層序や特性は、 前節までに述べたようなものであ... |
第一編 札幌の自然史 第五章 石狩海岸平野の形成 第四節 完新世の地史と古気候 泥炭地形成期(四〇〇〇年前~現在) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
原などにおける最近の花粉化石の研究によると、二〇〇〇年前ころに冷涼で湿潤な時期が あったとされている。石狩海岸平野においては、花粉化石による証拠は明瞭でないが、紅 葉山砂丘の外縁の花畔砂層の最上部が土壌化され、それが... |