第三編 イシカリ場所の成立 第六章 イシカリ場所の展開と漁業権紛争 第一節 イシカリ場所の展開 二 集約されるアイヌの人びと 集約化されるアイヌ労働 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
別に入っていた二六戸、一〇五人というのは、もとテシオ場所のアイヌで、上ツイシカリ の知行主も兼ねていた松前勇馬の持分であったが、かつて不漁のためイシカリ川流域に引 越しさせたらしい。支配人も一人で兼ねさせる状態で... |
第三編 イシカリ場所の成立 第六章 イシカリ場所の展開と漁業権紛争 第二節 イザリ・ムイザリ漁業権紛争 二 漁業権紛争の発端 上ツイシカリアイヌの離散 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
タレ御座候粟稗蒔青もの取勝ニ御座候ニ付代々住居仕候。一家数弐拾六軒イシカリ之内上 川人数百五人是は先年松前勇馬様御知行所之節西蝦夷地テシヲ御場所御同人様御知行ニ御 座候処、不漁之年引越之節支配人壱人ニて兼滞仕候ニ... |
第三編 イシカリ場所の成立 第六章 イシカリ場所の展開と漁業権紛争 第二節 イザリ・ムイザリ漁業権紛争 三 アイヌの訴願から収拾へ 第二回訴願 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
通詞定右衛門、トクヒラ通詞万右衛門の調査した限りでも、次の四点が明確となった。① 上ツイシカリの知行主松前勇馬(天明末~寛政初年の『西蝦夷地分間』では、上ツイシカ リの知行主は松前貢、請負人近江屋三郎次、運上金は... |