第三編 イシカリ場所の成立 第四章 イシカリ十三場所の成立 第二節 場所請負制の成立と十三場所 三 天明・寛政期 [[天明・寛政期]] 十三場所の変遷と請負人 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
6は、天明六年『西蝦夷地場所地名産物方程控』(以下『産物方程控』と略記)に記録され て以来、寛政四年『東西蝦夷地場所附』(武川家文書)にいたる七種類の史料から、知行主 名を軸とし、場所名、請負人名、運上金等を拾いあ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第十章 建府論の展開 第三節 松浦武四郎の建府論 一 松浦武四郎の山川地理実検 サッポロ調査 |
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ゼニバコよりハッサムに入ってサッポロ近傍を視察し、イシカリにもどっている。四回目 は安政五年(戊午)の東西蝦夷地を縦横に巡った大踏査行で、今回は厳冬の中をウスより中 山峠付近を越え、豊平川を下降しマコマナイを経て二... |
第三編 イシカリ場所の成立 第二章 松前藩の成立と蝦夷地 第二節 蝦夷地の支配体制 一 松前藩の支配機構 和人地と蝦夷地 |
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し、熊石以北の地を西蝦夷地または上蝦夷地、亀田から東を東蝦夷地または下蝦夷地と称 し、知床岬をもって、東西蝦夷地の分岐点とし、東・西地の境、亀田、熊石に番所を置い て、アイヌや和人の往来を、特に蝦夷地行きの盗買船、... |
第三編 イシカリ場所の成立 第三章 蝦夷地支配体制の展開 第一節 シャクシャインの蜂起 二 アイヌ蜂起 民族的蜂起 |
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至るアイヌの多くは、一斉に蜂起し、蝦夷地にいた商船を襲い、つぎつぎに和人の水主、 鷹待、金掘を殺戮し、東西蝦夷地で相果てた人数は『津軽一統志』(青森県叢書)の記すと ころは左のようであった。一当度、松前より下口へ参... |
第三編 イシカリ場所の成立 第三章 蝦夷地支配体制の展開 第一節 シャクシャインの蜂起 二 アイヌ蜂起 松前藩の反撃 |
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ス。所詮此島ニ人共(シャモ)ヲ置ハムツカシ松前殿(カモイトノ)ヲ始一々ニ討殺シ先祖以 来ノ無念ヲ可散と東西蝦夷地にふれ廻したとあり、奥羽諸藩、松前藩ならびに幕府側には 農民などの一揆や騒動ではなく、蝦夷蜂起という概... |
第三編 イシカリ場所の成立 第四章 イシカリ十三場所の成立 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
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『松前随商録』(函図)、『松前志』(国公文)、『北藩風土記』(函図)、『西蝦夷地分間』 (東大史)、「東西蝦夷地場所附」『武川家文書』、『村山家資料』(道開) |
第三編 イシカリ場所の成立 第五章 幕府とイシカリ 第一節 幕府の蝦夷地政策 一 北辺の危機 開拓論・国防論 |
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同佐藤玄六郎等を蝦夷地に派遣した。天明五年三月、福山に到着した山口鉄五郎以下三二 人の蝦夷地調査隊は、東西蝦夷地の二手に分かれ、松前藩からも案内役人・通詞・医師な どが同行した。この時、普請役庵原弥六、同佐藤玄六郎... |
第三編 イシカリ場所の成立 第五章 幕府とイシカリ 第一節 幕府の蝦夷地政策 二 東蝦夷地の直轄 寛政十年蝦夷地調査 |
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八〇余人に達し、一行中には、この年以来蝦夷地のことに深く関わりを持つ支配勘定近藤 重蔵もいた。一行は、東西蝦夷地二手に分かれて調査を行った。西蝦夷地調査隊は、三橋 藤右衛門等上下二七人であった。同年五月二十五日に福... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第二節 幕府の蝦夷地調査とシコツ越 二 西蝦夷地直轄前後 田草川伝次郎 |
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これに対し、次の文化四年の場合は、東西蝦夷地ともに直轄領になっていた時のものであ る。文化四年八月、幕府若年寄堀田摂津守は、ロシア船の前年来のカラ... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第二節 幕府の蝦夷地調査とシコツ越 二 西蝦夷地直轄前後 井上貫流一行 |
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て繁盛しているようにみえた。以上が、井上貫流一行のイシカリより五日かかってのシコ ツ越えの状況である。東西蝦夷地を結ぶ両関門は、直轄とともにさらに交通の要路として 人や物の往来が盛んとなり、交通手段をはじめ、宿泊施... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第三節 近藤重蔵イシカリ要害論 二 蝦夷地調査から要害論へ 松前蝦夷御用取扱 |
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プされていた。寛政十年、幕府は連年異国船が蝦夷地に来舶するようになり、北辺の不安 が高まってきたため、東西蝦夷地の調査を行ったことは前述した。この時近藤重蔵は、間 宮林蔵、木村謙次、村上島之丞らを配下にエトロフ島に... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第三節 近藤重蔵イシカリ要害論 二 蝦夷地調査から要害論へ 西蝦夷地見回りへ |
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対策として目付遠山金四郎景晋、さらに若年寄堀田摂津守正敦らに蝦夷地出張を命じた。 八月二日堀田正敦は、東西蝦夷地を二手に分けて見回る命を下し、近藤重蔵らは西蝦夷地 の見回りを行うこととなった。近藤重蔵ら西蝦夷地見回... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第三節 近藤重蔵イシカリ要害論 二 蝦夷地調査から要害論へ イシカリ要害論 |
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リ要害論」であった。その内容を次に紹介してみよう。①イシカリ川についてイシカリ川 は総蝦夷地(この場合東西蝦夷地の意か)の中央にあり、かつ第一の大河であると認識して いる。そしてしかもその支流といえば、ユウフツ川、... |
第三編 イシカリ場所の成立 第八章 松前藩の復領とイシカリ場所 第二節 蝦夷地開拓論・海防論とイシカリ場所 一 水戸藩の蝦夷地開拓の展望 大内清右衛門の偵察 |
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福山、箱館、江差への米穀の移入高、諸国より入津の船数、④場所請負人・アイヌの状況 、⑤外国船の状況、⑥東西蝦夷地・カラフトの地理、⑦蝦夷地警備状況、⑧山丹交易等に わたっていた。調査が蝦夷地の産物や松前藩の財政事情... |
第三編 イシカリ場所の成立 第八章 松前藩の復領とイシカリ場所 第二節 蝦夷地開拓論・海防論とイシカリ場所 二 松浦武四郎の探検とイシカリ場所 松浦武四郎と蝦夷地 |
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人物に松浦武四郎がいる。弘化二年(一八四五)を皮切りに、翌三年と嘉永二年(一八四九) の三回にわたって東西蝦夷地のみならず、カラフト、千島をも探検し、『初航蝦夷日誌』 、『再航蝦夷日誌』、『三航蝦夷日誌』にその探検... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第一章 イシカリ役所とサッポロ 第二節 第二次直轄とイシカリ 一 イシカリの詰役制度 イシカリの詰役 |
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野一郎右衛門が、最初のイシカリ詰の調役として正式に任命されたのは、翌安政三年一月 二十八日であった。「東西蝦夷地場所詰正月廿八日被仰付候公辺御役方面附写」(松前箱 館雑記巻五)によると、イシカリ・アツタ詰は以下の顔... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第一章 イシカリ役所とサッポロ 第四節 サッポロへの寺社建立計画 一 蝦夷地総鎮守と八幡宮 八幡宮の勧請 |
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)は、箱館奉行所に対し、イシカリに八幡宮の末社を勧請することを願い出ている。それ によると、八幡宮を「東西蝦夷地惣鎮守といたし立祠造営」するもので、「天下泰平、国 家安穏、五穀豊穰、四夷摂伏、漁業充満、船々海上安全... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第一章 イシカリ役所とサッポロ 第四節 サッポロへの寺社建立計画 一 蝦夷地総鎮守と八幡宮 エンカルシベの山霊 |
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、アイヌの尊崇のあつい山であった。それゆえに、この山麓が適地であると述べているの である。イシカリに「東西蝦夷地総鎮守」の設立が企図されたのは、荒井金助がイシカリ に本府をおき、将来は日本の〝北京〟にするという構想... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第一節 安政元年の調査 二 堀、村垣の調査団 嶋田熊次郎 |
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目付グループの長を勤めた堀利熙の手になる紀行記録は見出せない。彼の側近では用人久 住九兵衛が『東西蝦夷地日記』を書いたが、残念ながらイシカリの部分の所在がわからな い。もう一人嶋田熊次郎がいる。『蝦夷紀行』... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第二節 『蝦夷志料』の編纂とその調査 一 『蝦夷志料』の編纂 構成と内容 |
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あった。地域部門は(一)松前、(二)箱館、(三)本蝦夷、(四)北蝦夷、(五)東蝦夷からなる 。(三)は東西蝦夷地、(四)はカラフト、(五)は千島列島及びカムチャツカ半島のことであ る。事項部門は、たとえば(三)本蝦... |