第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 三 仙台藩 弘前藩の関心 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
渡来につき広く意見を求めると、仙台藩ではいち早く藩主をはじめ大槻磐渓らが建言書を 呈する。これに対する弘前藩の反応は鈍く、家中へ再度幕府の趣旨を伝えるものの、上申 者は容易にあらわれなかった。しかし、弘前藩の北... |
第三編 イシカリ場所の成立 第五章 幕府とイシカリ 第二節 西蝦夷地の直轄とイシカリ 二 西蝦夷地の直轄と警備 蝦夷地見回りとイシカリ場所 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
の千人同心の開墾場にも伝えられ、このため多くの女性や子供が千歳会所に避難していた ことは、通りがかった弘前藩士山崎半蔵も目撃している(宗谷詰合山崎半蔵日誌)。ユウフ ツとイシカリとを結ぶ東西連絡路のシコツ越え道... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 三 仙台藩 東北からの目 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
立迄討手罷越候由」(万日記)と第一報を書き、すぐにも警固に出陣できるよう準備を始め た。こうした対応は弘前藩の町人にもうかがえる。青森の迴船問屋滝屋の日記嘉永六年十 月二十九日の条に、松前藩主はカラフトへ向かう... |
第三編 イシカリ場所の成立 第一章 松前藩成立以前の蝦夷地 第三節 夷島 一 鎌倉幕府と夷島 津軽十三湊 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
の頃十三湊へ交易に出ていたことを推定させる話として、寛文九年(一六六九)のシャクシ ャインの蜂起の時、弘前(津軽)藩から西蝦夷地に派遣された藩士牧只右衛門らがアイヌに 接触して聞いた話の中で、イシカリの大将ハウカセが、... |
第三編 イシカリ場所の成立 第三章 蝦夷地支配体制の展開 第一節 シャクシャインの蜂起 二 アイヌ蜂起 民族的蜂起 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
夷が商船などを襲撃して和人を殺害した底意は、寛文十年(一六七〇)しりふか(岩内)の大 将カンニシコルが弘前(津軽)藩士に語ったところによると、去年拙者共人殺し申子細は、 前々志摩様御代には、米弐斗入之大俵にて、干鮭五束... |
第三編 イシカリ場所の成立 第三章 蝦夷地支配体制の展開 第一節 シャクシャインの蜂起 二 アイヌ蜂起 松前藩の反撃 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
一揆や騒動ではなく、蝦夷蜂起という概念でとらえられている。寛文九年(一六六九)七月 十三日、松前藩及び弘前藩から「蝦夷人蜂起」の注進をうけた幕府は、旗本で松前藩主の 大叔父御小姓組廩米千俵取の松前八左衛門泰広を... |
第三編 イシカリ場所の成立 第五章 幕府とイシカリ 第二節 西蝦夷地の直轄とイシカリ 二 西蝦夷地の直轄と警備 カラフト・千島襲撃事件 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
イボでは、番小屋、倉庫を焼き、食糧を略奪し、五郎治ら五人を連行した。また、シャナ では、会所、盛岡藩・弘前藩陣屋を焼き、略奪をほしいままにし、負傷していた盛岡藩の 火薬師大村治五平を捕えて出船した。シャナ会所詰... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第一節 イシカリ川水系と東西連絡路の歴史 一 一七世紀 寛文期の史料から |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
件である。この事件発生により、幕府は東北四藩に援軍や武器援助、後詰めを命じた。こ の時東北四藩のひとつ弘前(津軽)藩も援軍を派遣したり、また物聞(ものきき=密偵)を派 遣して松前蝦夷地の詳しい情報を集めている。すなわち... |
第三編 イシカリ場所の成立 第八章 松前藩の復領とイシカリ場所 第一節 復領後の藩政とイシカリ場所 一 復領後の蝦夷地政策 復領の申渡し |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
中の施政方針を堅く守ってアイヌへの「撫育」をはかるとともに、辺防の備えを厳重にし 、万一非常の際には、弘前(津軽)藩および盛岡(南部)藩と協力すべきことを指示した。一 方、アイヌへは、文政五年五月松前奉行から松前藩への... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第一節 安政元年の調査 二 堀、村垣の調査団 検分の成果と影響 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
更するなど、市中全般に大きな影響をおよぼした。こうした住民の迷惑は本州の沿道でも 同じだった。たとえば弘前藩の青森で一行の宿を命じられた升屋は手違いを生じ「公儀衆 至て立腹」(家内年表一)、町年寄や名主が次の宿... |
[[口絵 第三回配本にあたって 編集にあたって 凡例 新札幌市史 総目次]] 新札幌市史 第一巻 通史一/総目次 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
国郡目付の到来佐賀藩と開拓使三仙台藩東北からの目小野寺篤謙の遊歴十二場所論戸石永 之丞の調査玉虫左太夫弘前藩の関心玉虫左太夫『入北記』第四章イシカリ改革…741第一 節改革の背景…741一荒増申上候書付安政五年... |
第三編 イシカリ場所の成立 第二章 松前藩の成立と蝦夷地 第二節 蝦夷地の支配体制 一 松前藩の支配機構 商場知行 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
をするのである。知行主は交易した夷の産物を松前で商人に売却して利潤を得るのである が、寛文の蜂起の時に津軽藩士が蝦夷地を調査した記録を載せる『津軽一統志』によれば 、知行主の積む交易品は、米、古手綿類を主とし、... |
第三編 イシカリ場所の成立 第二章 松前藩の成立と蝦夷地 第二節 蝦夷地の支配体制 二 イシカリ場所の開設 商場ちよまかうた |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
する当別川河口でなかろうかと推論している。なおさつほろの名称は、寛文の蜂起時に西 蝦夷地に入ったこれら津軽藩の物聞(ものきき)(密偵)のこの報告の中で記録されているの が初見である。寛文年次以前の御手船によるイ... |
第三編 イシカリ場所の成立 第三章 蝦夷地支配体制の展開 第二節 紛争下のイシカリ 一 イシカリの大将ハウカセ ハウカセの行動 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
上方へ登る途次、風悪しくホロモイ(積丹町)に流れ着いた高岡のものだがとして、西蝦夷 地について物聞した弘前藩士、牧只右衛門のハウカセについての報告は左のようであった 。一……石狩の蝦夷頭ハフカセと申候は、我々事... |
第三編 イシカリ場所の成立 第四章 イシカリ十三場所の成立 第一節 商場知行から商場請負へ 二 秋味船請負 商人の秋味船 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
五日の登城停止処分をうけている。これら藩士の監督下にある商人の運上秋味船は、イワ ナイのカンニンコルが弘前藩士に語ったように、勝手に網をおろし鮭を自由に取っていた とは考えられないが、アイヌとどのような取引をし... |
第三編 イシカリ場所の成立 第五章 幕府とイシカリ 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
幌区史』、『新撰北海道史』第二巻、『宗谷詰合山崎半蔵日誌』(函図)、田草川伝次郎『 西蝦夷地日記』、『津軽藩士石郷岡伝内諸事覚』(函図)、『西蝦夷地高島日記』(道文)... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第二節 幕府の蝦夷地調査とシコツ越 二 西蝦夷地直轄前後 山崎半蔵 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
文化四年は、前年以来のロシア船の来襲により、蝦夷地の各所へ警備に赴く幕吏や藩吏の 往来が盛んだった。弘前藩士山崎半蔵もその一人で、田草川伝次郎ら一行が西蝦夷地を見 回った同じ年、ソウヤ警備を命じられ、ユウフツ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
』(佐賀県立図書館)、『奥羽幷箱館松前日記』(佐賀歴史研究会準備会報第一号)、玉虫左 太夫『入北記』、弘前藩庁国元『日記』(弘前図書館)... |
第七編 近代都市札幌の形成 第一章 札幌区の成立 第二節 区役所と区会 一 区役所の設置 区長 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
者選挙の実施を内閣総理大臣が上奏し、12月14日に裁可を得た文書。対馬嘉三郎(一八三 六―一九一四)は津軽藩弘前の生まれで、開拓使職員として明治五年札幌に来たあと「十 年退官シテ専ラ実業ノ発達、地方ノ開進ニ力ヲ... |