第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第二節 遺跡の分布 北区の遺跡 ◇サクシュコトニ川遺跡 (K三九遺跡、北区北一七条西一三丁目 図4) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
現在の北海道大学の新寮部分にあった遺跡で、旧琴似川の一支流のサクシュコトニ川沿い に立地する。調査の結果、三つの文化層が検出された。第一文化層からは、擦文中期後半 から後期前半の大型... |
第三編 イシカリ場所の成立 第七章 幕府の蝦夷地調査とイシカリ要害論 第一節 イシカリ川水系と東西連絡路の歴史 二 一八世紀・一九世紀はじめ イシカリ川の地図 |
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蛇行しながら北流し、ナイホ(ナイホウ)とモヘレヘツトウの二つの沼からの流れをそれぞ れ集めて、シノロでコトニ川と合流して、イシカリ川に流れ込んでいるのがみられる。(2 )『イシカリ川之図』本図は、写真5のごとくイシ... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第六節 生業 生業の諸相 |
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法)が盛んに行われるようになり、具体的な内容が次第に明らかになってきた。旧琴似川 水系内にあるサクシュコトニ川遺跡を例にみると、ここからは多量のサケ科魚類の骨がみ つかり、またサケ等を有効に捕るための「テシ」(魚止... |
[[図版・写真・表組一覧 刊行の趣旨 奥付]] 図版・写真・表組一覧 |
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46遺跡の住居跡と出土遺物同上(291頁)図-3K460遺跡出土の土器同上(293頁)図-4サクシュ コトニ川遺跡遺構分布図(第Ⅱ文化層)北海道大学埋蔵文化財調査室編『サクシュコトニ遺 跡』昭和61年(295頁)図... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第二節 遺跡の分布 時期区分 [[時期区分]] |
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、豊平区T四六五遺跡発掘区など出土の土器がある程度であるが、前期になるとK四四六、 K四六〇、サクシュコトニ川、N一六二遺跡など、竪穴住居跡を伴う集落遺跡が数多く確認 されている。同中期になると、その前半期の例とし... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第四節 土器 早期・前期 ◇擦文前期 (図2・図3-1~8・図7-1~6) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
第一、二号竪穴住居跡、K四六〇遺跡第Ⅱ文化層(HL地区第3c層)、第一〇、一三号竪穴住 居跡、サクシュコトニ川遺跡第二文化層などから出土した資料が該当する。図-7擦文時代 の土器【1~6:前期,7~13:中期,14... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第六節 生業 農耕の出現 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
る。以上の事実から、擦文時代の作物の組み合わせは本州の農耕文化とのかかわりが強い ものであり、サクシュコトニ川遺跡から産出した栽培植物遺存体をみるかぎりでは、擦文 時代の前半期において植物性食料に占める栽培植物の役... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
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海道の先アイヌ文化」『地学雑誌』九〇―二、藤本強『擦文文化』、北海道大学埋蔵文化 財調査室編『サクシュコトニ川遺跡』、山田悟郎「北海道における先史時代の植物性食料 について」『北海道考古学』二二... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第三節 箱館奉行と松浦武四郎の調査 三 松浦武四郎のサッポロ調査 安政三年の調査 |
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。シノロ川をさらに七、八里上ると屈曲婉転して小川が左右に多く、左の方にシャクシコ トニ、ノシケコトニ、コトニの川が並び、また本川の右の方にチケウシベツ川があり、こ れら四川ともその源に沼がある由。この辺は平地でシ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第三節 箱館奉行と松浦武四郎の調査 三 松浦武四郎のサッポロ調査 安政四年の調査 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
に大きな谷地があり、昔は相応の沼であった由。さらに五、六丁で二股となる。右手には 水源が六つに分かれ、コトニ川などが流れ入る。左手はモエレペツプト、ナイボ、イシャ ン、フシコペツ等の小川が合して流れ来る。これらの後... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第三節 箱館奉行と松浦武四郎の調査 三 松浦武四郎のサッポロ調査 安政五年の調査 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
変化している。本道にもどるや、この辺に炭焼小屋が多くできている。ハッサム川に粗朶 橋が架設されている。コトニ川幅五、六間、これがフシコサッポロといい、また下サッポ ロともいう川筋のことで、昔は人家があったというが、... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第七章 在住制とイシカリ在住 第三節 イシカリ在住の活動と生活 一 在住の活動 土地・農民管理 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
し、この年の八月に、村垣はホシオキで中川・中嶋らの在住宅を見廻っており、彼らがこ の時点で「小鳥川」(コトニ川支流ケネシベツ川)に移住したわけではない。また稲作を試 みているのは早山清太郎であることは確実であるが、... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第一節 ハッサム村 四 コトニその他 コトニ開発場 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
第七章で記述したように、安政四年にケネシベツ川(コトニ川支流、現琴似川)の川岸に入 居していた早山清太郎とその開拓地は、おそらく安政五年にイシカリ在住(ホシオキ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第一節 ハッサム村 四 コトニその他 早山の移転と御手作場への繰り入れ |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
月大友文書)。これによれば、仁三郎は米の扶助はすでに受けなくなっていたようである 。「(朱書)なし」字コトニ川一家内三人荷三郎[慶応三丁卯年より御手作場人数ニ組込ニ 相成候家内一同御手当なし]本人当辰四十六歳同妻き... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第二節 シノロ村 一 荒井村の成立 早山清太郎 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
漁夫が農村を興す計画など、当時としてはとてつもない夢物語に近かったのだが。清太郎 は、まず安政四年からコトニ川の一支流ケネシベツ川のほとりで開墾にとりくみ、サッポ ロにおける農耕の可能性に自信を深め、永住の地を探し... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第二節 シノロ村 一 荒井村の成立 産業・生活など |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
前節に記したように、清太郎はコトニ川支流近辺において、おそらく安政五年(一八五八) から稲作を開始したが、荒井村に本拠を移してからも、稲作は... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第二節 シノロ村 三 中嶋村 中嶋村の成立 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
嶋村の性格は明確である。すなわちイシカリ在住として安政四年ホシオキに入地した中嶋 彦左衛門は、万延元年コトニ川支流のケネシベツ川流域(コトニ開発場)に移り、おそらく 同年中に荒井村の南方、明治以降五ノ戸(ごのへ)と... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第三節 サッポロ村 一 イシカリ御手作場の成立 大友亀太郎のサッポロ選定 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
でサッポロプトの地があった。バラトプトにはハッサム川が、サッポロプトにはフシコサ ッポロ川、シノロ川やコトニ川などが合流して注いでいた。これらの石狩川支流の流域は 平坦で多く肥沃の地であった。すでに安政期から在住た... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第二節 アイヌの人びと 一 札幌本府とアイヌ アイヌの聚落と戸口 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ある。次に明治初年の文献から、アイヌの聚落と戸口のおおよそを再現してみよう。〈琴 似村〉ここはサクシュコトニ川流域に沿った開拓使の試験場偕楽園内に位置していた。そ の聚落の構成員は、行政上琴似村に属していたようで、... |