第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第三節 開拓使の体制整備と札幌本府建設 二 開拓使の諸整備 黒田開拓次官の就任と開拓使 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
は四月二十四日大久保参議に対して、樺太開拓使の人事を早急に決定すべきことを懇望し 、かつ「就ては黒田え開拓次官ニて箱館詰、長谷部卓爾え樺太出張被仰付候様仕度奉存候 、左候ハヽ両人の見込も相立可申」との案も提示して... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第四節 公娼制度の確立と人身売買 二 「官設」東京楼と「芸娼妓解放令」 「芸娼妓解放令」 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
廓を建設し、営業に関して厚い保護を加えていたゆえに、何らかの対応に迫られ困惑した 。北海道出張中の黒田開拓次官の判断を仰ぐために、札幌本庁との協議の結果、同年十一 月二十三日付の黒田開拓次官から太政官正院宛の次の... |
[[口絵・第四回配本にあたって・例言・総目次]] 新札幌市史 第二巻 通史二/総目次 |
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丞の樺太建議諸外国の動向樺太開拓使の設置二開拓使の諸整備開拓使・民部省の合併論函 館産物会所の移管黒田開拓次官の就任と開拓使黒田次官の建議と開拓方針の転換三岩村判 官の本府着工計画札幌の役所の整備札幌本府建設の中... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第一節 開拓使の設置と北地問題 二 北地対策の変転 開拓使の発足 |
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月二十日に前会計官判事兼蝦夷開拓御用掛の島義勇を開拓判官に、七月二十三日に前箱館 府知事の清水谷公考を開拓次官に、また同日前佐賀県権大参事の岩村右近(定高)を鍋島の 推挙により開拓御用掛に任命した。そしてこの七月... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第一節 開拓使の設置と北地問題 二 北地対策の変転 沢長官、黒田次官案 |
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の覚書には一沢外務卿被免、開拓長官被仰付、速に函館或石狩迄出張之事但北海道庶務専 御委任之事一黒田了介開拓次官被仰付、専沢卿輔翼、石狩或唐太迄出張之事(岩倉関係文 書七)とあり、沢長官・黒田次官の人事案であった。... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第一節 開拓使の設置と北地問題 二 北地対策の変転 東久世長官の任命 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
田と会い、何分兵部省や西郷招請の重要な件があり、また吉井の内談もあったので、「断 然北地ハ止メ申候」と開拓次官の内定を破棄する旨を伝えている(同前)。かくして八月二 十四日という一日の経過の中で、急転直下東久世の... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第一節 開拓使の設置と北地問題 三 札幌建府の動向 東久世長官らの赴任 |
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なかった行動に対するものと思われるが、結局清水谷は北海道出張のメンバーにも入らず 、この年九月十二日に開拓次官を被免されている。島に関してはすでに八月二十一日「島 四位云々御評議も候得共、矢張如旧函館出張可然歟」... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第三節 開拓使の体制整備と札幌本府建設 二 開拓使の諸整備 黒田次官の建議と開拓方針の転換 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ところで樺太専務の開拓次官となった黒田は、七月十九日樺太出張を命ぜられ、特に「全 権ヲ以テ臨機処分可有之事」(公文録樺太開拓使伺... |
第五編 札幌本府の形成 第二章 開拓使本庁と札幌 第一節 開拓使行政と札幌 一 黒田清隆の開拓構想 黒田指針の具体化 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
明治三年八月に全権を委任されて黒田開拓次官は樺太に出張し、十月に帰京して北地問題 に関する建議をなしたことは先にふれた(前章三節)。その意見封事... |
第五編 札幌本府の形成 第二章 開拓使本庁と札幌 第一節 開拓使行政と札幌 一 黒田清隆の開拓構想 黒田の初期開拓画策 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
開拓次官就任当初の黒田は、対ロシアの観点から北地問題に重大な関心を抱いていた。し かし現地樺太を視察してロシア... |
第五編 札幌本府の形成 第三章 殖産興業の扶植 第一節 殖産政策とお雇い外国人 一 ケプロンの招聘 黒田建議と外国人の雇用 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
明治三年(一八七〇)五月九日に、樺太専務としての開拓次官に就任した黒田清隆が、同年 八月現地樺太に赴き、帰京した十月、その功を二〇年後に期して北海道の開拓に力... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第一節 屯田兵制度の成立 一 兵制の導入 殖民方法概則と屯田兵例則 |
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んでいないため掲載しておりません。写真-2屯田兵に給与された道具類(北大図)この兵制 を統括するために開拓次官黒田清隆が屯田憲兵事務総理を兼任することとなり、八年三月 開拓使札幌本庁の機構として屯田事務局が設置さ... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第二節 琴似・山鼻兵村の建設 一 兵村の施設 住区画 |
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万一二〇〇坪、周辺道路を加えると約一五町歩(約一四・九ヘクタール)の住区画が造成さ れた。この密居制は開拓次官黒田清隆の強い指示によったと、のちに松本十郎は回想して いる。翌八年、発寒川左岸(現西区発寒四~五条、... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第二節 琴似・山鼻兵村の建設 一 兵村の施設 兵屋 |
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白壁塗仕上げとし西洋式防寒住宅とする案等々が次々に出ては消えていった。東京にあっ て兵屋建築を督促する開拓次官黒田清隆は工事の遅延に対し、札幌の総責任者松本十郎大 判官に「頗ル遺憾之至ニ候」(開拓使公文録道文五七... |
第五編 札幌本府の形成 第六章 教育の開始 第三節 中・高等教育の開始 二 高等教育機関の設立 札幌仮医学所 |
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五年一月に、黒田開拓次官は正院あて「北海道ハ素ヨリ至寒ノ地、瘴癘ノ気甚シク、不馴 ノ身体ニテハ自然一種ノ腫症ヲ発シ候様之儀有之... |
第五編 札幌本府の形成 第七章 社寺の創基とキリスト教の宣教 第一節 札幌神社および開拓地神社の創立 一 神仏分離と教導職制度 教導職の設置 |
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被為在候ハヽ可然」(開拓使公文録道文五七一一)と述べたりはしているが、本格的な活動 は、五年五月に黒田開拓次官が「函館港ニ於テ耶蘇教蔓延ニ付」という理由で相当の教導 職三人の派遣を申請したのに始まる。したがって、... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第三節 開拓のなかの女性 三 女子教育の始動 開拓使女学校から札幌女学校へ |
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の別なく教育を受ける道が開かれたことは周知のとおりである。開拓使では、それに先立 つこと一年、明治四年開拓次官黒田清隆の「開拓の要は人材教育、その根本は母となる女 子の教育にある」との発案で、わずか八歳の津田梅子... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第四節 公娼制度の確立と人身売買 一 遊廓の設置 「公然売女」 |
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ノ道ヲ生シ候モ難計候ニ付妓楼ヲ立置公然売女免許仕候心得ニ御座候間此段御届申上置候 也壬申正月廿三日黒田開拓次官(稟裁録道文一〇六九七)すなわち、開拓人夫が一万人も札 幌に集まるため、その足止め策として「妓楼」建設... |