第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 三 仙台藩 戸石永之丞の調査 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
以下一一人を記している。ハッサム在住開始初年の見聞である。サッポロの記事が在住に しぼられていることに象徴されるように、二人の関心は警衛問題をのぞけば、蝦夷地開墾 の可否と、それが仙台藩の国益となりうるかいな... |
第七編 近代都市札幌の形成 第六章 社会問題の諸相 第六節 札幌とアイヌ問題 二 幻の「北海道旧土人救育会円山学園」設立計画 創立の契機としての「近文アイヌ給与地問題」 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
「邦人のアイヌ民族を化外に棄擲」(同前)した結果であると述べている。こうした当時の アイヌ民族の状況を象徴する事件が、いわゆる「近文アイヌ給与地問題」である。これは 三十二年二月の陸軍第七師団司令部の札幌から... |
第八編 転換期の札幌 第九章 大衆文化・モダニズム・文化統制 第一節 大衆文化状況から戦時下の文化統制へ 一 札幌の大衆文化状況 大衆文化の成立 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
日に起こった関東大震災は、東京の文化状況を一変させる。演劇や活動写真の浅草から、 デパートの消費文化に象徴される銀座へと文化の中心は移動してゆく(都市のドラマトゥ ルギー)。消費文化の担い手は、サラリーマン(... |
第八編 転換期の札幌 第九章 大衆文化・モダニズム・文化統制 第二節 文学 四 詩 詩誌の隆盛 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
歌評論』、黒滝佳夫の『天人花』、富樫酋壱郎の『篝火(かがりび)』、細田貴世志の『北 土文学』のほか、『象徴』『ヨタルコ』などが創刊された。六年には斎藤誠一の『詩と歌 』、秋谷静香、岸正夫の『窓』、七年には竹林... |
第十編 現代の札幌 序章 現代の札幌 一 昭和から平成へ バブル経済の時代 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第5巻 通史5下 |
ワイトドームの建設などの夢プランも浮上していた。六月に開幕した「世界・食の祭典」 は、「飽食」の時代を象徴するものであった。しかし、時代は昭和から平成へと移り、平 成二年二月に株価の大暴落よりバブル経済ははじ... |
第十編 現代の札幌 序章 現代の札幌 一 昭和から平成へ 平成の新時代 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第5巻 通史5下 |
期一五年にわたって整備が続けられた札幌芸術の森も諸施設が充実していくにしたがい、 芸術文化都市としての象徴的な存在となり、イサム・ノグチのプロデュース作品でもある モエレ沼公園は、二一世紀への夢をはぐくむ壮大... |
第十編 現代の札幌 第四章 岐路に立つモノづくり 第七節 林業 戦後林業史の時期区分 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第5巻 通史5下 |
争と戦災のために壊滅に近い打撃を受け、従って激しいインフレーションと失業、さらに 食糧危機がこの時期を象徴する。このような中で、連合国軍総司令部(GHQ)の占領政策の 下で一連の民主化政策が打ち出され、経済の... |
第二編 先史の札幌 第三章 縄文時代 第一節 早期・前期 五 小括 前期の文化 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
縄文時代前期にいたると、温暖化現象はピークに達し、内陸部に残された貝塚に象徴され るように海がかなり内陸部まで入り込んでいた。この現象を縄文海進と称している。千歳 市美々貝塚は、こ... |
第二編 先史の札幌 第三章 縄文時代 第三節 後期 二 遺構 墓制の変遷 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
を強固にする必要があり、その結果、集団墓が出現し祭祀に用いる石棒、玉などの日常の 生活とは関係のない、象徴的な用具が多く出現し副葬品として発見されるようになったの であろう。千歳市キウス遺跡で発見された一五個... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 一 水戸藩 北島志の完成 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
戸藩のイシカリ観はどのようにして生まれたのであろうか。まず、イシカリ鮭漁への着眼 は光圀の快風丸派遣に象徴されるように、早くからの伝統ともいえる経緯を持つから、こ の時期に初めて意識されたことではない。開拓論... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第四章 イシカリ改革 第三節 漁業の推移 三 混迷のイシカリ漁業 勝右衛門のその後 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
年間、こうした日本海ルートの積極ムードと対称的なのが、水戸藩の息がかかった勝右衛 門や喜三郎等の退潮に象徴される太平洋ルートの後退傾向である。勝右衛門はイシカリの 鮭漁経営の失敗から、鯡や昆布を含めた多角経営... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第一節 開拓使の設置と北地問題 四 開拓使と兵部省 兵部省の田城国支配 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
目指していたので田地の意の「田代」、また開拓と共に降伏人による蝦夷地警備をも意図 していたので、それを象徴して田と城の「田城」、あるいは多くの開拓集落を軍団と見て 「多城」などとでも考えたものであろうか。 |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第三節 農業生産の開始 二 新しい農業政策の推進 新しい農業の導入 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
郡が一二七台ととびぬけて多かった。これを除けばその数は多いといえないが、新しい農 業のあり方を代表する象徴的な意味はあったし、大農具に限らない小農具や運搬用具など もそれなりに入っている。 |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第一節 草創期札幌の人びとの諸相 四 市街と農村の様相 市街と村の景観 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ると人の通る道のみを残して草が繁っているありさまであったようである。このような札 幌市街にも文明開化の象徴である鉄道が開通して市街の様相を一変させた。十三年には手 宮・札幌間が開通し、十六年には札幌・幌内間が... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第五節 医療と災害への対応 四 災害と救済事業 火災 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
し、市中消防と工業局消防とを設けた。この時期の火災で大きなものは、十二年一月十七 日の、開拓使の規模を象徴する広壮な札幌開拓使本庁舎の焼失である。このため仮庁舎を 旧女学校校舎に移し、庁舎跡はしばらく果樹蔬菜... |
第六編 道都への出発 第六章 宗教組織の確立と信仰 第三節 キリスト教諸教派の進出と教会設立 一 キリスト教をめぐる環境 欧化主義の後退とキリスト教攻撃 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
。二十四年に起こった「内村鑑三教育勅語拝礼躊躇事件」(不敬事件)は、国家主義とキリ スト教徒との対立を象徴するものであった。この事件は内村個人の問題にとどまらず、キ リスト教信仰がわが国の「国体」(天皇を中心... |
第七編 近代都市札幌の形成 第一章 札幌区の成立 第一節 北海道区制と札幌 一 拓殖の進展 大なる田舎町 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
の終焉を間近にして、札幌区は前半の諸問題を消化しつつ後半の新しい階段を登り始めよ うとしていた。それを象徴するような出来事として、道都論の中核問題であった道庁の札 幌立地に一応の結論を得たこと、そして区勢調査... |
第七編 近代都市札幌の形成 第一章 札幌区の成立 第五節 都市札幌の形成と建物 二 札幌の都市景観と建物 (三)札幌の石造の建築物 代表的な石造建築物 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
床と階段が鉄筋コンクリート造の構造形式で、わが国では類例のない建築である。わが国 の建築構造の過渡期を象徴するような珍しい形式である。外壁の石造外装は、大通西二丁 目の札幌郵便局の石造局舎と向き合うため、意匠... |
第七編 近代都市札幌の形成 第三章 産業化の模索と進展 第三節 札幌の農業 一 札幌の農業の特徴 畑作・畜産の奨励 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
。そうしたなかで、商品生産としての農業の発達も著しい。りんごやたまねぎなどの沿海 州などへの輸出はその象徴である。都市近郊でありながら、それとは切り離された展開な のである。「都市の隣に田舎がある」というきわ... |
第七編 近代都市札幌の形成 第六章 社会問題の諸相 第五節 青年団と在郷軍人会 三 忠魂碑・記念碑 地方改良運動と顕彰 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
記念碑あるいは地域の名望家の頌徳碑が地方改良の一環として急速に建てられるが、「愛 郷心」といった言葉に象徴される、地域への歴史認識と不可分の問題であった。史蹟名勝 天然紀念物保存協会会長の徳川頼倫は、第一〇回... |