第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第四節 初期移民と村落の形成 三 辛未移民の入植 辛未村の計画 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
文字龍助の「日記」(市史第六巻)にもよくうかがうことができる。このように計画された 辛未村も、間もなく琴似村に移転されることになった。この経緯につき『札幌区市街各村 之開拓ノ顚末』(明治十年、函図)が詳しい。こ... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第一節 村落の成立と拡充 二 人口と移住動態 移民調査と〝定着〟 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
た新移にくらべ、制約のない在来は移動が自由であったためとみられる。しかし新移でも 移動の多い村もある。琴似村がそうで、琴似村は四年に在来四戸(奥書の統計は六戸)、新 移四六戸の合計一八二人であった。琴似村は山鼻... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第三節 農業生産の開始 二 新しい農業政策の推進 開墾・営農の推進者たち |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
頭にあげられるのが明治四年島松(当時札幌郡月寒村)に入植した中山久蔵であり、また安 政四年(一八五七)琴似村に来住した早山清太郎であった。中山久蔵は明治六年亀田郡大野 地方から赤毛種の水稲種子を得て試作に成功し... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第二節 琴似・山鼻兵村の建設 一 兵村の施設 兵屋 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
、両兵村に各二四〇戸、合計四八〇戸つくられ、その費用は九万五七四九円二二銭、一戸 当たりの建築費は七年琴似村が最も高く二一〇円七〇銭、山鼻兵村は一九二円五六銭二厘 、最安値は八年琴似村増設分で一七八円一〇銭四厘... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第二節 アイヌの人びと 一 札幌本府とアイヌ アイヌの聚落と戸口 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
原因であろうか。また『札幌昔日譚』によれば明治初年のアイヌの聚落は、偕楽園(現在 清華亭のある付近から琴似村境まで存在した開拓使の試験場)内に四、五戸、発寒川流域 の線路より北一〇丁ほどのところに約二〇戸、また... |
第五編 札幌本府の形成 第一章 札幌本府の建設 第四節 初期移民と村落の形成 三 辛未移民の入植 本願寺移民 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
道開教史』は、これは東本願寺が募集した農民で当初は管刹所周辺に入植したが、市街地 へ編入となり四年暮に琴似村二十四軒へ転住したとする。同書には移民の地所につき、「 当地所之義ハ明治三庚午年八月、当御詰合十文字殿... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第一節 村落の成立と拡充 一 諸村の成立 札幌・発寒・琴似村 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
リ御手作場にくり入れとなったが、その時の人別は池田仁三郎、渡辺与惣次の二人のみで あった。二年に至り、琴似村は「人家二軒、土人家二軒」とされている(恵曽谷日誌)。し かし四年の人別帳(石狩国札幌郡琴似村人別調道... |
第五編 札幌本府の形成 第八章 札幌県と札幌 第三節 移民政策と移住の進展 四 諸村の動向 諸村の状況と生産高 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
、一万円をこえている村は山鼻・琴似・下手稲・札幌の四力村のみで、屯田兵村となって おり戸数も多い山鼻・琴似村は当然のように思われるが、下手稲村は戸数も多いが薪・炭 の販売量が約三〇〇〇円もあって諸村では一番多い... |
第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第二節 アイヌの人びと 三 アイヌの「同化」政策と教育 仮学校とアイヌ教育 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
農業・樹芸・牧畜等を学ばせた。札幌から選ばれて上京したアイヌは、札幌村の伊吾、六 三郎、六三郎妻とら、琴似村の又一郎(又一に同じ)、発寒村の徳三郎、宇七、岩次郎、岩 次郎妻もんら八人がいた(開拓使公文録道文五七... |
第六編 道都への出発 第六章 宗教組織の確立と信仰 第一節 札幌神社の昇格と公認神社の急増 三 神社等の増加と公認神社の急増 神社等の増加 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
nbsp;9創建時八幡社上手稲神社上手稲村明治5白石神社白石村明治5明治30. 9琴似神 社琴似村明治8明治30. 6三吉神社札幌区明治10明治13中の島神社平岸村明治10頃手 稲神社下手稲... |
第五編 札幌本府の形成 第三章 殖産興業の扶植 第二節 官園等の設置と山林政策 一 官園、牧場、その他勧業施設 札幌官園 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
百姓之内エ御預ケ地相成候方御手数モ相減可申奉存候、因之在来開墾地ニ付見込別紙之通 相伺候也癸酉二月別紙琴似村開墾地凡一丁二反部此分教師方蒔付物モ有之候義ニ付本年ヨ リ都テ教師方エ引渡し可申候元村養豚所脇開墾地凡... |
第五編 札幌本府の形成 第三章 殖産興業の扶植 第二節 官園等の設置と山林政策 二 山林政策及び農業博覧会 札幌近傍の林相 |
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琴似川迄鴨々水門ヨリ上、本八垂別、下豊平橋辺迄平岸村ヨリ精進川迄南方川筋円山神社 境内外、及円山村ヨリ琴似村界平林篠路太ヨリ石狩川筋対雁村迄両側平林、琴似村ヨリ西 南円山ニ接ス篠路村ヨリ花畔村ノ間雁来村ヨリ豊平... |
第五編 札幌本府の形成 第三章 殖産興業の扶植 第五節 官業時代の商業 二 明治十年代の商況 市況回復への施策 |
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、家族男女合わせて六〇〇〇人、その経費は六八万円、三カ年に分けて召募することにな った。まず七年十一月琴似村に屯田兵屋二〇八戸が竣工し、八年宮城・青森・酒田及び道 内の士族の志願者一九八戸九六五人がここに移住し... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第二節 村落の行政機構 一 副戸長制と伍長 副戸長の設置 |
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二八頁)。札幌・苗穂・丘珠・篠路札幌村名主小熊善右衛門手稲・発寒村手稲村貫属取締 伊藤作助琴似・円山村琴似村組頭坪内猪之助白石村白石村貫属取締佐藤廓爾平岸・月寒村 平岸村名主柴田峻九郎副戸長は白石村を除き二村、... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第二節 村落の行政機構 二 新副戸長と総代、副総代 総代、副総代の廃止 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ザル義」につき、一村に副戸長一員、総代(副総代)一員の設置とされた(市史第七巻九五 二頁)。この結果、琴似村に兵村と併立していた副戸長は一人とされた。だが琴似村では 、再度にわたり坪内猪之助の在留を求める請願が... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第三節 農業生産の開始 三 開墾から農業経営へ 農産の中心・札幌 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
『開拓使事業報告』第三編(物産―陸産)は、札幌郡の農事起源等を紹介して次のように記 している。琴似村ハ安政三年蝦夷地在住人始テ開墾シ粟黍及蔬菜ヲ播種ス。明治八年屯田 兵移住、大小麦及豆麻ヲ種植ス。発寒村... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第二節 琴似・山鼻兵村の建設 一 兵村の施設 道路・用水路・風防林 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
手稲道のもととなり、そのまわりに幅五~六間の区画道路が碁盤目状に通る。こうして兵 村内に開削した道路は琴似村七五本、一二万七一一坪、発寒村四九本、九万七八四六坪、 手稲村一四本、一万四四七五坪に及び、その多くは... |
第五編 札幌本府の形成 第六章 教育の開始 第一節 初等教育の成立 二 村落部初等教育施設の成立と発展 屯田兵村 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
屯田兵村の場合は他の村落と異なり、屯田司令部により学校が設立され、運営された。こ のうち琴似村については、すでに七年に遠藤塾、富沢塾などがあり、屯田兵入地と共に八 年七月に仮学校が設けられ、山鼻村... |
第五編 札幌本府の形成 第七章 社寺の創基とキリスト教の宣教 第二節 寺院・説教所等の創立 二 村落寺院・説教所の設立 説教所 |
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この時期いくつか設置された。まず十二年十一月十四日付で、真宗東派本願寺役者代の曾 我信彦ほかの名で、「琴似村并近村本宗帰依之人民多分有之候処、未タ寺院無之」(寺院 教導書類道文三一二五)と願い出、同月許可された... |
第五編 札幌本府の形成 第八章 札幌県と札幌 第三節 移民政策と移住の進展 二 会社・結社と農民移住 開成社と厚別の信濃開墾 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
島正(北海道人名辞書より)上島正が招致した中で名前が知られているのは、武居総蔵(札 幌村)、宮坂坂蔵(琴似村)、河西由蔵(白石村)などである。武居総蔵は長野県諏訪郡豊田 村(現諏訪市)の出身で、十五年に移住して... |