第七編 近代都市札幌の形成 第八章 国民統合と教育 第一節 初等教育の諸相 二 初等教育の内容 『北海道用尋常小学読本』の編纂意図 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
存在しなかった。しかし、同読本の編纂事業は明治二十七年八月の井上の文相辞任に加え て、それとほぼ同時の日清戦争の開始によって中断を余儀なくされた。表-4北海道・沖縄 県の就学率の推移年北海道沖縄県全国平均明244... |
第六編 道都への出発 第二章 商工業の進展 第二節 商業の発展と流通機構の整備 二 流通機構の整備 流通機構の整備 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
、六年の不景気時代と併称して、札幌第三の暗黒時代とは称えらる」と『札幌沿革史』は 記載する。二十七年、日清戦争が起こる気運によって本州と北海道を結ぶ定期船は御用船 となり、そのため東京、大阪、敦賀等よりの貨物の運... |
第六編 道都への出発 第三章 周辺農村の発展と農業の振興 第三節 農業生産の定着 二 農業生産の状況 農産加工用原料の生産状況 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
わって急速に高まり、次第に亜麻加工へと移行していった。こうして亜麻生産は二十三年 からぐんぐん増加し、日清戦争後の製麻会社の事業拡張にともない、二十八年の収穫高を 一〇〇とした場合、三十年には約一八〇の数値になる... |
第六編 道都への出発 第四章 屯田兵村の再編 第一節 新琴似・篠路兵村の建設 二 兵員と家族 兵役 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
でが現役、翌四月一日から二十八年三月三十一日まで予備役、翌日から後備役となるはず だったが、予備役中に日清戦争出兵となったので、後備役編入は琴似・山鼻兵村同様二十 八年六月二十六日だったと思われる。後備役満了は四... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第一節 明治中期札幌の諸相 一 生活の変遷 高騰する地価と家賃 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
気味で、しかも大火前と比べ畳・建具なしの借家が多くなった。不景気は宅地をも一旦下 落させた。ところが、日清戦争後の二十九年春頃より次第に状況が変化しはじめた。二十 八年秋の段階では漁場や内陸部の出稼から戻った人び... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第一節 明治中期札幌の諸相 二 都会生活の諸相 人口増加と物価高 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
いえる。これ以後の札幌区の人口は、表1のように増加の一途をたどり、二十三年にはは じめて二万人を突破、日清戦争後の二十九年には三万人台に突入し、まもなく三年後の三 十二年には四万人を突破するというすさまじいまでの... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第一節 明治中期札幌の諸相 四 遊興・遊客の街 娯楽・遊楽の街と旅客 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
余人にものぼるというありさまであった。興行内容も、狂言のほかに義太夫、浄瑠璃、手 品が興行され、さらに日清戦争前頃から普及しはじめた幻灯会、それに政談演説会の会場 としても広く庶民に親しまれていた。しかし、観客数... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第四節 労働者と農民 二 労働者の実態 製麻会社 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
十二年までの男女職工数を新聞から拾いあげたものである。表からもわかるとおり、製麻 会社は二十七・八年の日清戦争後事業をますます拡張し、三十年には職工数一三〇〇人( 男工四〇〇人、女工九〇〇人)に達していた。しかも... |
[[口絵・第四回配本にあたって・例言・総目次]] 新札幌市史 第二巻 通史二/総目次 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
体の活動趣味・愉楽親睦・懇親二日の丸と天長節・紀元節帝国憲法発布式「御真影」下付 紀元節・天長節第三節日清戦争と札幌市民…959一日本赤十字社北海道支部の設置日本赤 十字社篤志看護婦人会の設立二日清戦争の勃発と軍... |
第五編 札幌本府の形成 第五章 屯田兵制の採用 第三節 兵役と授産 一 兵役の義務 装備・施設 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ル銃は筒先から玉をつめ込む旧式なもので性能もよくなかったらしく、漸次レミントン銃 に取換えられ、さらに日清戦争時はマルチニー銃を用いるようになった。屯田兵の兵器と してはこれが唯一のものである。このほか幹部や週番... |
第六編 道都への出発 第六章 宗教組織の確立と信仰 第一節 札幌神社の昇格と公認神社の急増 四 神道主義の普及と招魂祭の区民主催 招魂祭の区民主催 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
連合の上法要を行うこととし、寺院側でその順序を定めた。八月二日挙行の本祭は一二〇 〇円余の寄付を集め、日清戦争の戦死者等四三柱の霊を合祀し、中島遊園地で神式、つい で仏式で執行された。当日は餅まきがあり、踊屋台が... |
第六編 道都への出発 第六章 宗教組織の確立と信仰 第三節 キリスト教諸教派の進出と教会設立 三 伝道の「沈静」と活発な社会活動 「沈静」の到来 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
スト教界全体としてみると、三十年の「札幌青年会」書記が『福音新報』に報じた次のよ うな状況に出会う。(日清戦争終戦)爾来平和に帰し国民戦後の経営に忙はしく、事業の建 設に力を致せる為め、又一種唯物的暗潮の横溢し来... |
第六編 道都への出発 第六章 宗教組織の確立と信仰 第三節 キリスト教諸教派の進出と教会設立 三 伝道の「沈静」と活発な社会活動 超教派の社会活動 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
て、国語・古文・漢文・地理・歴史などの「日本学科」の比重を増した。写真-10新渡戸 稲造二十七、八年の日清戦争には、札幌基督教青年会は、出征軍人家族のための募金活動 を行った。これは、幻燈会やバザーまた義捐金を募... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第三節 日清戦争と札幌市民 二 日清戦争の勃発と軍事援護 演習と出征 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
招集された兵員の民家への分宿の模様や一般市民の協力の模様が伝えられるようになった 。二十七年八月一日、日清戦争が勃発すると実地演習は実戦に備える訓練に変わった。二 十八年二月二十三日から二週間にわたる琴似・発寒・... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第三節 日清戦争と札幌市民 二 日清戦争の勃発と軍事援護 献金・献納 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
二〇〇円、向井嘉兵衛、同人妻甲が金一〇〇円ずつ献納すると在京中の道庁長官へ願い出 たとある。こうして、日清戦争勃発の一年以上も前から、国民の献金・献納現象が開始さ れた。この現象は、二十七年八月一日、日清戦争の宣... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第三節 日清戦争と札幌市民 四 徴兵令と第七師団 第七師団の設置と入営 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
日清戦争終了後、政府の軍備拡張計画に基づき常備の近衛ほか六個師団を倍増し、さらに 六個師団を編成することとなっ... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第四節 労働者と農民 四 農家の実態 養蚕農家 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
て蚕業の拡張に努めている。しかし、生糸の需要が伸びた一方で二十年代の札幌区や札幌 郡の養蚕農家の数は、日清戦争を境に減少傾向を示した。それは、養蚕農家の担い手であ る屯田兵村で、日清戦争に際して出征兵士を送り出し... |
第七編 近代都市札幌の形成 第三章 産業化の模索と進展 第一節 工業 一 繊維工業 帝国製麻の成立 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
場を設け、札幌区に麻糸紡績、麻織物製造工程を行う製品工場を設けた(帝国製麻株式会 社三十年史昭12)。日清戦争期には、軍需品である亜麻製品の需要が急増し、全国の製麻 工場はフル操業で生産を増大させた。日清戦後には... |
第七編 近代都市札幌の形成 第一〇章 宗教活動の社会的展開 第一節 神社と国家神道 一 札幌の神社 札幌神社と台湾神社 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
しかしながら、札幌神社が明治三十二年に官幣大社に昇格する背景には、日清戦争後の最 初の植民地台湾の領有という重要な文脈がある。結論的にいえば、三十三年九月十八日( 内務省告示第八... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第九章 村の形成と幕末のサッポロ 第二節 シノロ村 二 荒井村の性格 イシカリ開拓と荒井村の性格 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
田農兵の制の意図に基づき、国家のために行った、と記されているものが多いが、これら は国家意識が高揚した日清戦争後の聞取り等に基づくもので、そのような国家意識が武士 の中でもきわめて微少であった安政末頃のことと考え... |