第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第一節 安政元年の調査 二 堀、村垣の調査団 平山謙二郎と一瀬紀一郎 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
廿三日無滞箱館表え着仕候」(安政雑記)と、書き送っているから、帰路も本隊をはなれ、 イシカリにいたり、千歳越ルートにより箱館に達した人々がいたことが知られる。さらに 、通詞名村五八郎もイシカリからユウフツにぬけ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第一節 老中家臣の調査 四 老中久世広周家臣の調査 イシカリ見聞 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
あとオホーツク海岸から太平洋岸を通り、八月二日ユウフツ泊、翌日ここから再びイシカ リを目ざす。いわゆる千歳越を往復して内陸を調査し、イシカリの位置をさらに確かめよ うと、八月四日イシカリ着、翌日このルートをひき... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第一章 イシカリ役所とサッポロ 第二節 第二次直轄とイシカリ 一 イシカリの詰役制度 イシカリの詰役 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
文書一三)これによるとイシカリは、(1)大船繫泊(けいはく)の良港地、(2)在住の入る開発 地、(3)千歳越の交通上の要衝地、以上の三点の理由により詰地として選定されたのであ った。この三点は、明治以降の札幌の... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第一節 安政元年の調査 二 堀、村垣の調査団 調査の目的と行程 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
十六日松前に着くとすぐエトロフ島調査に向かいカラフトには行かなかったし、後に紹介 するように本隊を離れ千歳越によりイシカリに至る人、帰路東蝦夷地を回らずイシカリを 再検分した人、さらに船行により往復ともイシカリ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第二章 幕府のイシカリ調査 第一節 安政元年の調査 二 堀、村垣の調査団 依田次郎助 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
漁や元小家の様子にはほとんどたちいらず、漁業活動にふみこんだ記述はない。なお、イ シカリ─ユウフツ間の千歳越については、帰路ユウフツの項で、「当所より西海岸石狩迄 、右沼弐リ計、陸通行有て川舟通行す。石狩迄三十... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第一節 老中家臣の調査 二 老中阿部正弘家臣の調査 蝦中の要喉 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
帰りは往路をひきかえし、再びイシカリに着いたのが七月十一日で、イシカリ調査の後半 が行われた。このあと千歳越をし箱館出帆が八月十九日、途中シラオイで藩主の訃報に接 し、急ぎ十月二日江戸にもどった。第二次のメンバ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第一節 老中家臣の調査 三 老中堀田正睦家臣の調査 四望開豁 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
、七月二日アツタ泊、翌三日イシカリを三カ月ぶりで訪れ、イシカリ調査の後半が行われ た。須藤らはここから千歳越して太平洋岸に出て、さらにクロマツナイ越で日本海岸スッ ツに至る。佐波は新しく開削中のオタルナイ山道を... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第一節 老中家臣の調査 五 老中牧野忠雅家臣の調査 越後長岡 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
カリ川上流の調査を見あわせることになった。したがって紀行に添えられた地図によって も、イシカリ川上流や千歳越の情報はきわめて不完全なものであったことがわかる。閏五 月四日イシカリをあとにしアツタへ向かい、カラフ... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 一 水戸藩 イシカリ・サッポロの検分 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
館奉行の思惑と示唆が背後にあったと思われる。調査の一行は十月十二日イシカリ出立、 エベツブト検分のあと千歳越ルートを経て十月二十三日箱館着、翌十一月二日そこを立っ て水戸へ帰った。水戸の到着日は明らかでないが、... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 二 佐賀藩 西南からの目 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
潔にその任を託し『北游乗』を残した。彼はイシカリに足を入れなかったとはいえ、ユウ フツからイシカリへの千歳越ルートや、イシカリ川水源が阿寒岳にあるとする説の誤り、 西蝦夷地はイシカリを境にその南を口蝦夷とし、以... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第三章 諸藩のイシカリ調査 第二節 諸藩の関心 三 仙台藩 十二場所論 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
旭川市周辺にあたるだろう。その上流に下ユウハリからトタヒラまでの六場所が所在する と考えたようだから、千歳越ルートの解釈とともに、小野寺のイシカリ内陸部の理解は充 分でなかったとみられる。とはいえ、この時期多く... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第五章 サッポロ越新道 第一節 箱館奉行の新道計画 一 イシカリ場所の新道 イシカリ場所の新道 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
ハッサム・サッポロ・シママップ(島松)・千歳を経由し、非常に重要な幹線道路でサッポ ロ越新道、あるいは千歳越新道と呼ばれた。この道路の開削は三区間にわけられ、銭箱・ ホシオキ間はオタルナイ場所請負人の恵比須屋(... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第五章 サッポロ越新道 第一節 箱館奉行の新道計画 二 サッポロ越新道の計画 新道の必要性 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
いる。冬季間の通行が困難であったことを示す一例に、安政四年(一八五七)二月におこな われた、村垣範正の千歳越の件がある。範正はイシカリ廻浦を終え、二月二十八日にユウ フツに向かう。しかし冬季のこともあり、それが... |
第四編 イシカリの改革とサッポロ 第十章 建府論の展開 第一節 箱館奉行等の意見 一 堀・荒井の意見 後年の聞取り等によるもの |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
いう意見である。中都とはおそらく箱館の次に位する、という意味であろう。ツイシカリ は、一つは川づたいに千歳越えをして太平洋岸のユウフツへ出、またイシカリ川をさかの ぼると、現在の天塩および北見地方へ出、さらにル... |