第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 一 札幌の住民 俸給生活者 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
大正十四年の国勢調査の結果、総人口一四万五〇六五人に対して、そのうち俸給生活者が 一万七六人に達することがわかった。当時の世帯数二万八七二六戸であるから、俸給生活 者中の仮に七〇パー... |
第八編 転換期の札幌 第一章 地方都市の成立 [[地方都市の成立]] 二 都市としての性格 道都意識 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
化により急増し、行政の中心地としての役割は一層強化された。第二は官公署とそれに関 わる会社団体の存在が俸給生活者の多い街を形づくり、社会の近代化を進める先導的構造 を備えるにいたったことがあげられる。市役所調査によ... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第二節 社会政策の展開 四 公営社会施設と民間社会施設 公益質屋 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
公益質屋昭和4年10月1日開業(北タイ昭4.10.1)札幌市公益質屋の場合、開業間もない頃は 労働者と俸給生活者の利用が多かったが、開業から一年後の五年十一月中の利用者は、労 働者一五一人、俸給生活者一八四人、小工... |
第八編 転換期の札幌 第四章 地域経済の変容 第二節 金融恐慌・昭和恐慌下の金融 二 市中銀行の動向と札幌金融市場 北門貯蓄銀行の特質 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
ので、「お子様の教育資金、結婚費等の積立、建築や旅行でもなさらうとする方々、店の 利益から天引的蓄積、俸給生活者の生活安定資金の造成など」現代と変わらぬ用途を銀行 側は推奨している(同前)。表-13北門貯蓄銀行主要... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 一 札幌の住民 日雇労働者 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
調査人口二万八六一〇人に対し、日雇労働者三一一六人と、全有業人口の一〇・九パーセ ントに値した。しかも俸給生活者、一般労働者の失業率がそれぞれ四・五八パーセント、 二・一二パーセントに対し、日雇労働者のそれは四・四... |
第七編 近代都市札幌の形成 第四章 資本主義確立期の経済 第一節 産業構造と景気変動 二 札幌の景気変動 大戦ブームから戦後恐慌 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
。札幌では生産物の価格騰貴を上回って移入品の価格が騰貴したわけである。このような 価格騰貴は、とりわけ俸給生活者を直撃した。札幌の主な官公署、企業では大正六年度頃 から臨時手当の支給を開始した。表5は、六年度から八... |
第七編 近代都市札幌の形成 第七章 社会生活の変貌 第二節 職業の安定と貧困問題 二 社会事業の公共化 住宅組合 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
。このため、大正八年札幌区では、区営住宅建設計画を立て、九年十月南一六条西五、六 丁目に九二戸を建て、俸給生活者に月額八円五〇銭から一一円で賃貸した(札幌市統計一 班)。一方、政府によって十年四月法律第六六号で住宅... |
第七編 近代都市札幌の形成 第七章 社会生活の変貌 第五節 博覧会と市民生活 一 大正の幕開けと市民生活の変貌 大正の暮らし |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
重なって住宅不足を起こした。このため大正九年十二月、区営住宅九二戸が南一六条西五 、六丁目に建築され、俸給生活者に貸与された。また、低利資金を貸し付けて住宅を建設 する住宅組合が設立され、組合員の住宅取得を容易なら... |
第七編 近代都市札幌の形成 第一〇章 宗教活動の社会的展開 第三節 キリスト教の伸展と教会の確立 一 二十世紀初頭のキリスト教 全国の趨勢 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
の矛盾をあらわにしはじめた時期でもあった。また資本主義社会が生み出した都市の市民 層、なかでも知識人・俸給生活者とその家族、学生たちが、一定の社会層を形成するよう になったが、大規模な伝道集会の成功は、これらの社会... |
[[口絵・第六回配本にあたって・例言・総目次]] 新札幌市史 第四巻 通史四/総目次 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
奨学資金給与規程」の制定第七章社会生活第一節札幌市民の生活史…715一札幌の住民人 口構成労働者の状態俸給生活者日雇労働者二日常の市民生活衣・食の洋風化住宅の問題余 暇・娯楽出生・死亡三諸団体の活動と生活改善運動社... |
第八編 転換期の札幌 第五章 農業の再編成と工業化の進展 第二節 酪農と畜産 二 畜産 養狐 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
設立された。ここにきて、養狐業はようやく新産業として認識され、「事業として大規模 に、或は農漁村、又は俸給生活者の副業として営む者」(同前)が続出した。一方、樺太と ともに養狐業の最適地とされた道内では、大沼養狐場... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 一 札幌の住民 人口構成 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
国勢調査報告』より作成。大正末から昭和初期の札幌市は中規模の商工業都市であり、官 庁、銀行等に勤務する俸給生活者、労務者及び商人が有業人口の大半を占めていた。また 有業人口の一五パーセントを占める「単独」の数字から... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 二 日常の市民生活 衣・食の洋風化 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
札幌の目抜き通りを歩く人びとに洋服姿が目立つようになった。まず中等学校の制服や官 庁・銀行・会社勤めの俸給生活者に定着した洋装は、次第に子供服、そして婦人服へとお よんでいったようである。大正十一年八月には札幌市教... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 二 日常の市民生活 住宅の問題 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
足をひきおこした。このため札幌区では、大正九年十月、南一六条西五、六丁目に九二戸 の区営住宅を建設し、俸給生活者を対象に六円五〇銭(丙種)あるいは八円五〇銭(乙種)で 賃貸したことは第三巻でも述べた。市制施行後、こ... |
第八編 転換期の札幌 第七章 社会生活 第一節 札幌市民の生活史 二 日常の市民生活 余暇・娯楽 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
その他の興行を示したものである。薮入興行とあるところから、商店の小僧、丁稚といっ た、どちらかといえば俸給生活者ではない層の人びとが楽しみにしていたものではなかろ うか。トーキー時代に入って札幌の映画界は爆発的な流... |
第八編 転換期の札幌 第九章 大衆文化・モダニズム・文化統制 第一節 大衆文化状況から戦時下の文化統制へ 一 札幌の大衆文化状況 文化の同時代性 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第4巻 通史4 |
も一貫する。昭和七年五月に開業した、銀座のモダニズムを象徴する三越札幌支店の宮島 呉服係長は、「札幌は俸給生活者の多い土地でありますので、自然智識が中心となりその 嗜好も流行の程度も殆ど東京と大差がない」としたうえ... |