第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第二節 下野幌層の動・植物化石 貝化石群 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
下野幌層からは貝化石、哺乳動物化石、花粉化石などがいろいろな層準から発見されたり 、検出されている。これらの化... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第二節 下野幌層の動・植物化石 花粉化石 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
貝化石や哺乳動物化石を含む下野幌層の基底砂礫層には植物化石はみられないが、その上 位に堆積するシルト・砂互層やシルト層には何枚かの亜炭層... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第三節 音江別川層と竹山礫層 地層の特性 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
と砂互層、そして最上部に泥炭をはさむシルト層が累重している。層厚は全体で約三〇メ ートルである。下位の下野幌層や裏の沢層が傾斜しているのに対し、この地層は水平に堆 積している。下野幌層との境界は明瞭な傾斜不整合(... |
[[図版・写真・表組一覧 刊行の趣旨 奥付]] 図版・写真・表組一覧 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
海道開拓記念館「第27回特別展北海道一億年展示目録」(1985)から引用(41頁)図-4音江別 川層と下野幌層の不整合外崎徳二ほか「北海道野幌丘陵から発見された中期更新世の不整 合について」『地球科学』35巻(1... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第一節 野幌丘陵の土台 二つの地層の構造 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
裏の沢層と下野幌層の層位関係は不整合であるが、両者の分布はほぼ同じ地域であり、し かも、地層の走向(*5)・傾斜(*6)... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第一節 野幌丘陵の土台 前・中期更新世 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
での丘陵地を野幌丘陵と呼ぶことにする。野幌丘陵の更新世の地層は、下位(古いもの)か ら順に、裏の沢層・下野幌層・音江別川層・竹山礫層・もみじ台層・小野幌層・支笏火山 噴出物・元野幌層・江別砂層・厚別砂礫層(広島砂... |
[[口絵 第三回配本にあたって 編集にあたって 凡例 新札幌市史 総目次]] 新札幌市史 第一巻 通史一/総目次 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
地史…29大海進海底の陸化第三章野幌丘陵の地層…32第一節野幌丘陵の土台…32前・中期 更新世裏の沢層下野幌層二つの地層の構造第二節下野幌層の動・植物化石…36貝化石群哺 乳動物化石群花粉化石第三節音江別川層と竹... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第二節 下野幌層の動・植物化石 哺乳動物化石群 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
らの哺乳動物化石を含む地層は、上・下二つの地層であることがわかっている。すなわち 、下位の化石包含層は下野幌層の基底砂礫であり、上位のそれは音江別川層に位置づけら れるものである。そして、前者の化石群に対しては「... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第四節 前・中期更新世の地史 下野幌期 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
儀なくされはじめる。そして、裏の沢層の堆積後、比較的動きの少なかった浅海底にも変 化が現われる。それは下野幌層を堆積させた海域の沈降運動である。この沈降域は裏の沢 層堆積盆地とほぼ同じ範囲であるが、その中心はやや... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第四節 前・中期更新世の地史 地殻運動期 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
裏の沢層と下野幌層の堆積盆地は、中期更新世の前期(六〇万年前ころ)になると、沈降域 から上昇域に変化する。この上昇運動は... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第一節 最終間氷期の地層 もみじ台の地質 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
なように、最下部には泥炭がはさまる青灰色シルト層がみられる。この地層は、すぐ東側 の野幌丘陵を構成する下野幌層の延長なのである。そして、その上位は砂礫を主体とした 地層(もみじ台層)で、下位層と不整合に接している... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第四節 埋積された台地 三ベッドの特性 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
八軒ベッドとは八軒観測所のボーリングで、基盤の下野幌層(第三章参照)と上位の山口ベ ッドの間(深度五三~八五メートル)にある細砂とシルト・粘土の互層である。... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第一節 野幌丘陵の土台 下野幌層 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
裏の沢層の上位に、不整合に堆積した地層である。時代は前期更新世の末期から中期更新 世初期(約九〇万年前... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第四節 前・中期更新世の地史 竹山期 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
なのである。このように、野幌丘陵は、約二〇〇万年前から八〇万年前くらいまでの海底 に堆積した裏の沢層と下野幌層を土台とし、その後の地殻変動(撓曲運動)によって台地化 し、約三五万年前の温暖期の海面上昇やそれにつづ... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第二節 最終氷期の堆積物 小野幌層 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
く、小野幌層が直接地表を構成している。また、東側では、もみじ台層も分布していない ので、おおくの場合、下野幌層を不整合におおって堆積している。岩相は、粘土層を主体 とし、泥炭層をはさんでいることなどは、西側のそれ... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第三節 扇状地堆積物 扇状地堆積物 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
扇状地の末端部では、泥炭層が扇状地堆積物の基底となっており、それより下位の粘土層 は、前~中期更新世の下野幌層に相当するものと考えられる。扇頂部では、真駒内付近に 鮮新世の西野層が露出しているので、扇状地の基盤に... |