第五編 札幌本府の形成 第九章 札幌生成期の社会生活と文化 第四節 公娼制度の確立と人身売買 一 遊廓の設置 遊廓地の決定 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ある。近隣の小樽・石狩には、近世末までに「売女小屋」がすでに存在し、春の鰊漁や秋 の鮭漁の時には人口がふくれあがったといわれている。開拓使は、これらの「売女小屋」 の営業許可を追認する形で、明治三年(一八七〇... |
第一編 札幌の自然史 第三章 野幌丘陵の地層 第四節 前・中期更新世の地史 音江別川期 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
層の下部シルト層には、現在、北海道の近海には生息していない暖流系のアカガイやハマ グリなどの化石が多数ふくまれている。なかでも、現在では陸奥湾が北限で、太平洋沿岸 海域のみにしか生息していないイボキサゴの産出... |
第一編 札幌の自然史 第四章 台地と扇状地 第二節 最終氷期の堆積物 元野幌粘土層 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
来採掘されてきたものに元野幌粘土層がある。この粘土層は支笏軽石流起源と考えられる 細粒の軽石粒を多量にふくむ火山灰質の粘土で構成され、ところどころに泥炭層もはさま っている。この付近には支笏軽石流堆積物は分布... |
第二編 先史の札幌 第一章 北海道の先史文化 第二節 旧石器文化と北海道 遺跡と遺物 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
本州の日本海沿岸地域で発見されている初期のナイフ形石器に共通する性格をもち、巨視 的には、同じ文化圏にふくまれていたと考えている。この図版・写真等は、著作権の保護 期間中であるか、著作権の確認が済んでいないた... |
第二編 先史の札幌 第一章 北海道の先史文化 第三節 縄文時代の文化 三 前期の文化 前期の土器 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
、日高、石狩低地帯に分布する。日進式も砲弾形深鉢が主で、縦にはしる縄文が特徴的で あるが、胎土に撚糸はふくんでいない。日進遺跡では、中野式を包含する層の上層から出 土しているので、中野式に後続するものであろう... |
第二編 先史の札幌 第三章 縄文時代 第一節 早期・前期 一 遺跡の分布 野幌丘陵の遺跡 ◇S二六七・二六八遺跡(白石区大谷地九五六番地他) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
る。標高は、二八~二九メートルほどである。遺構はまったく検出されていないが、貝殻 文(条痕文・腹縁文(ふくえんもん))土器、沈線文土器が多量に発見された。 |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第三節 遺構 北海道式古墳 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
容については明確ではなかった。しかし、昭和五十五年に江別市後藤遺跡において、後藤 寿一調査例の再確認をふくめた発掘調査を実施し、不明確であった部分の一部が明らかに なっている。それによれば、古墳群は都合二一カ... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第四節 土器 早期・前期 ◇擦文早期 (図5-2) |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
は、佐藤編年の擦文Ⅰに相当し、プレ擦文、擦文0とか北大Ⅲ式とも呼ばれ、続縄文時代 の北大式の最終型式にふくめる立場もある。器種は、大型の甕形土器が主体をなし、それ に小型の注口土器が伴う場合もある。甕形土器は... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第五節 技術と道具 鉄器の普及 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
ことを示していると考えられる。擦文時代の金属器の種類としては、武器として鉄製刀子 (写真2)、蕨手刀をふくむ刀類、鉄鏃など、農耕具として鉄斧、鉄鎌、鉄製鋤(鍬)などと それ以外として環、鑷子、銙(か)などがあ... |
第二編 先史の札幌 第五章 擦文時代 第七節 擦文文化とオホーツク文化―アイヌ文化への継承 オホーツク文化 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
つく土器が主流をしめ、最終的には擦文式土器との折衷・融合型式(トビニタイ式)になる 。石器は・銛先鏃をふくむ石鏃・両面加工の石槍ないしナイフ・石斧・石錘・砥石および 敲石(たたきいし)などからなり、縄文・続縄... |
第三編 イシカリ場所の成立 第四章 イシカリ十三場所の成立 第一節 商場知行から商場請負へ 二 秋味船請負 藩財政の窮乏 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
幕府巡見使の編になる『松前蝦夷記』には、一蝦夷地エ志摩守手船年々商ニ差遣候場所幷 船数石狩そうやきいたふくすりあつけしのつしやむ右六ケ所船数六艘[三百五拾石積以前 ハ八艘ツヽ差遣し候得共近年減之由]近年減申候... |
第三編 イシカリ場所の成立 第八章 松前藩の復領とイシカリ場所 第二節 蝦夷地開拓論・海防論とイシカリ場所 二 松浦武四郎の探検とイシカリ場所 松浦武四郎のイシカリ川筋探検 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第1巻 通史1 |
枝川は、秋味一〇〇〇石にも上る大場所で、アイヌの家も五、六軒あった。そのアイヌの 家では、羆、鷲、鴞(ふくろう)を飼っていて、ことに鴞を飼えば痘瘡神が来ないと信じられ ていた。また、この辺は土地肥沃な黒土で、... |
第五編 札幌本府の形成 第四章 周辺村落の展開と農業 第三節 農業生産の開始 三 開墾から農業経営へ 農産の中心・札幌 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
種類をあげれば次のとおりである。粳米(うるちまい)大麦小麦燕麦粟稗玉蜀黍大豆小豆豌 豆豇豆菜種蘿蔔(らふく)(大根)胡蘿蔔(にんじん)牛蒡葱珠葱薯蕷(しよよ)(やまいも)百合 茄甘藍胡瓜甜瓜(まくわうり)越瓜... |
第五編 札幌本府の形成 第七章 社寺の創基とキリスト教の宣教 【主要参考文献・史料】 [[【主要参考文献・史料】]] |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
ース』五号、太田雄三『クラークの一年』、佐藤昌彦ほか編訳『クラークの手紙』、鈴江 英一「クラークの〔らふく〕」『赤れんが』一一号、山本泰次郎訳編『宮部金吾博士あて の書翰による内村鑑三』、『内村鑑三著作集』一... |
第六編 道都への出発 第一章 北海道庁と札幌 第二節 札幌の行政機構と自治への胎動 一 区行政と総代人会 郡区と町村 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
白石・琴似・札幌・苗穂各村の人口増が顕著で、郡住民数を道庁治開始時と区制施行時で 比較すれば三・一倍にふくらみ、増加数と率で区を上回っている。札幌郡二〇村から広島 ・江別・対雁の三村を除き、区を加えた地域が、... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第三節 日清戦争と札幌市民 四 徴兵令と第七師団 第七師団の設置と入営 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
十九年当時の月寒村の戸口は、六一七戸、二五二六人(北海道戸口表)であるから、村民が 一挙に約一・七倍にふくれあがったことになる。この後も、毎年十二月一日をもって入営 兵を迎え、三十一年には札幌支庁から二一人を... |
第六編 道都への出発 第七章 札幌進展期の社会生活と文化 第四節 労働者と農民 三 人身売買の実態と廃娼論のゆくえ 移転論の台頭 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第2巻 通史2 |
敷数二六軒、娼妓数一九六人(札幌小樽細見誌)と比較してもすさまじい増加ぶりを示して いる。このことは、ふくれあがった遊廓の存在を否定するどころか移転論へ世論を向かわ せていったようである。三十二年四月一日の政... |
第七編 近代都市札幌の形成 第三章 産業化の模索と進展 第三節 札幌の農業 三 近郊野菜生産の拡大 野菜作経営の実態 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
近郊的性格が強まっていることがわかる。札幌区の野菜専業農家の事例によって、当時の 野菜農家のイメージをふくらましてみよう。表24によると、この経営は作付面積が三町で あり、一一種類の野菜を作付けている。たまね... |
第七編 近代都市札幌の形成 第四章 資本主義確立期の経済 第三節 札幌金融市場の形成 二 北海道貯蓄銀行の休業 明治四十一年の休業 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
化していることがわかる。三十九年に関しては、預金は増加したものの、荷為替残高の急 増によって貸付残高がふくれあがったのが原因である。四十年に関しては、荷為替残高は 減ったものの、貯蓄預金の大幅減と貸付金増が原... |
第七編 近代都市札幌の形成 第八章 国民統合と教育 第一節 初等教育の諸相 三 少年少女の進路と文化活動 入学試験 |
札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ 新札幌市史 第3巻 通史3 |
)イジユーシヤ(うつりすむ人)(2)ユイゴン(いひのこすことば)(3)イシ(やまひをなほす人 )(4)フクソー(みなり)(5)シヨーチ(けしきよきところ)(6)ハイブツリヨウ(すたりものを つかふこと)当時の... |