西尾市岩瀬文庫/古典籍書誌データベース

岩瀬文庫蔵書
目録データ 和
函番号(資料番号)
162-176 
旧書名
川童一代噺 
数量
単位
冊 
書名
川童一代噺  
書名ヨミ
カワタロウイチダイバナシ 
書名の備考
書名は内題による。巻1内題にフリガナ「かはたらういちだいはなし」。原題簽左肩単辺「川童一代噺 一」「かとふ一代噺 二」「かとふ一代はなし 三」「かとふ一代はなし 四」「かとふ一代噺 五」(玉子色料紙)。柱題「川太」。 
版写
版 
書型
半 
存欠
全5巻 
原装・改装
原装 
丁数
63 
寸法
22.0/15.3 
編著者
後穿窟主人(佐藤魚丸) 
編著者ヨミ
コウセンクツシュジン 
成立
寛政6年ゆるかやなるまつりごとのむつのとしむつまじ月のはじめ、後穿窟主人(刻印「畐扁」(蝙蝠))自序。後表紙に付け刊記「三都発行書林/〈江戸大伝馬町二丁目〉丁子屋平兵衛/〈同京橋弥左衛門町〉大島屋伝右衛門/〈同下谷御成道〉紙屋徳八/〈同馬喰町二丁目〉菊屋幸三郎/〈同浅草福井町壹丁目〉山崎屋清七/〈京都三条通御幸町〉吉野屋仁兵衛/〈大坂心斎橋北久宝寺町〉河内屋源七郎版」。 
成立西暦
1794 
刷り書写の態様
やや後印。 
内容
洛西嵯峨の大井川にある奇石「赤太郎石」より生れた、「かしらの上すこしくぼみ眼まるく十二三の童のごとし」という小児「川太郎」が、人間に交わることを願い、法輪寺の虚空蔵菩薩の脇士雨宝童子に願を掛け、その夢告により大坂に移り天満宮に参籠、天満宮の引合せにより船場の富商、両替搗米屋の淡路屋太郎兵衛の子となり、名を太郎吉と改める。三年後に父親が死に、元服して太郎兵衛と改め家督を相続する。この癇癪持ちで剛毅な主人公太郎が繰返す奇行や尾籠ないたずらを描いた滑稽本。いたずらの例、竹製の大きな銭筒を手に入れたことから思いつき、天王寺辺の「小便替」の親仁に頼み、夜中に清水の坂の下へ、筒と丸太を用いて巨大な巻糞を拵え置き、「天狗の屎」と大評判になる話。各巻に見開2図の挿画。流光斎(多賀如圭)画。但し、巻3の挿画中の床の間に掛けられた女達磨の絵に「桃田三笑画」とあり。 
旧蔵印識語
印記「御幸町/二条南/木村」(墨楕円印)・「〈貸本〉松寿堂」(墨長方印)。識語「一 紛失落書又貸シ焼け油しみねづみ喰ひ等之義は御断申上候」(巻1見返)・「苦労求る種ともしらす好た同土の初まくら」(巻4後表紙見返)・「うつるものなら写真に取つて主に見せたひ胸の中」(巻5見返)。 
備考
水色表紙、三日月に柳と笹と狸の絵(墨刷)。各後表紙は無地代赭色。四周単辺9行。丁付、①:序、壱ノ一、壱ノ二、三~十二、十一終、②:一~十一終、③:一~十一終、④:一~十二終、⑤:一~十五終。巻1表紙右肩に墨書附箋「川童一代咄 五」。○国文研DBによれば、都立中央図書館東京誌料蔵本は、後表紙見返に「川童一代噺 前遍全部五冊/粹者茶話太郎 後遍全部五冊/浪速書林(空白)/同 画工 流光斎」とあり。古典文学大辞典によれば、寛政6年、堀田馬宥跋あり、無刊記。○古典文学大辞典によれば、天明8年に没した大坂淡路町の富商河内屋太郎兵衛、通称河太郎をモデルにした作品。○巻5に、浪花の西辺に住む奇行人、医者の髭長勝柳、同町内に住む小水屋四七郎(28の数を好む)、綿屋ふん兵衛(大の浄瑠璃好きで筑後座より抱えに来て紅葉太夫と改める)、竹本屋好兵衛(大の竹本筑後贔屓)、小西屋山五郎、川内や慶四郎(のちに法体して川ばたぼう慶)が登場するが、これらもモデルがあるか。 
資料所蔵機関の名称
西尾市岩瀬文庫
資料種別
05文学 
資料種別詳細
1国文 
大分類
1和書
和分類1
> 05文学
和分類2
> 1国文2小説6近世小説05滑稽本