高岡市雲龍山勝興寺/文化財デジタルアーカイブ

宝物
目録データ 静止画(写真・絵等)
識別番号
0000-0000-0010-0000-0000-0000-0070 
資料所蔵機関の名称
勝興寺
資料群1
> 絵画
タイトル
> 四季耕作図巻  
タイトル読み
しきこうさくずかん 
撮影、作画年(和暦)
享保九年 
撮影、作画年(西暦)
1724 
数量
二巻 
形状
巻子 
大きさ(縦)
各35.2cm  
大きさ(横)
全長 上巻(正月~春~夏)438.6cm、下巻(夏~秋~冬)437.0cm 
形態に関する注記
絹本著色、巻子装、透漆印籠蓋桐箱、箱蓋表墨書「絵巻物 耕作之図 二軸 加藤遠澤筆」、落款「享保九甲辰年霜月吉日」「行年七十九歳遠澤筆」、印章・白文方印「遠澤」 
解題・説明
本作には、農作業の進展とともに四季の移りゆきが彩り豊かに描かれている。金砂子をまいた華麗な作品で、絵巻物としては珍しい絹本である。箱は二重で、漆塗りの内箱蓋表には、金泥で「絵巻物 耕作之図 二軸 加藤遠澤筆」とある。 加藤遠沢(えんたく)は、狩野探幽の高弟で、会津保科家に仕えたこと、享保15年(1730)に没したことが知られていた。性格は清廉温厚で、師の探幽にその誠実さを見込まれて遺児の教育を託されたという。生年に関しては2説あったが、本資料の落款印章によって、生年は正保3年(1646)、85歳にて没したことが確認された。 本作と極めて画風の似た加藤遠沢筆「祇園祭礼図屏風」(金沢市立中村記念美術館蔵)は、会津松平家と加賀前田家との婚姻に関わるものと考えられている。また、「四季耕作」という画題が、豊作を予祝する祝儀的な内容を持つ上、深窓の姫君や若君に民草の営みを教えるものとして、江戸時代の婚礼や養子縁組の際の調度として持参されることが多いことからも、本作も藩主子女の縁組みに関わる作品と推測される。勝興寺へは、後に還俗して前田家第11代当主となる法暢(1745~1810)、あるいは加賀藩主養女として住職夫人となった芳明や清皎が入輿した際、持参した可能性があるだろう。(高田克宏)【参考文献】『浄土真宗と本願寺の名宝Ⅱ-守り伝える美とおしえ-』龍谷大学 龍谷ミュージアム,平成29年(2017) 
原本の所在
勝興寺 
資料番号
一六八〇 
その他関連ページ
「勝興寺宝物展 重要文化財勝興寺本堂落慶記念」 
出版物・関連資料
「勝興寺宝物展 重要文化財勝興寺本堂落慶記念」(勝興寺ほか 2005) 
資料種別
絵画 
既刊目録名
「雲龍山勝興寺絵画目録」(勝興寺文化財保存・活用事業団 2010)