高岡市雲龍山勝興寺/文化財デジタルアーカイブ

宝物
目録データ 静止画(写真・絵等)
識別番号
0000-0000-0010-0000-0000-0000-0040 
資料所蔵機関の名称
勝興寺
資料群1
> 絵画
タイトル
> 八景詩歌  
タイトル読み
はっけしいか 
撮影、作画年(和暦)
延宝四年以前 
撮影、作画年(西暦)
1676 
数量
一巻 
形状
巻子 
大きさ(縦)
本紙 32.0cm 
大きさ(横)
本紙 455.0cm 
形態に関する注記
紙本墨書、巻子装、透漆印籠蓋桐箱、箱蓋表紙片貼付墨書「八景詩歌 一巻 筆者目録添 (印章・雲龍山勝興寺)」、付属品(筆者目録) 縦37.0cm 横51.0cm 
解題・説明
8人の僧侶、公卿が、瀟湘(しょうしょう)八景を題材とした漢詩と和歌を筆写し、巻物としたものである。瀟湘とは、中国の長江中流の洞庭湖(どうていこ)に流れ込む湘江およびその支流瀟水(しょうすい)のことをいい、湖南省の名勝である。『楚辞』にうたわれる伝説の皇帝・舜の妃2人と屈原の入水の地として、哀切なイメージを持った土地でもある。中国においては、宋代の画家・宋迪(そうてき)(11世紀頃)が、平沙落雁(へいさらくがん)・遠浦帰帆(えんぽきはん)・山市静嵐(さんしせいらん)・江天暮雪(こうてんぼせつ)・洞庭秋月(どうていしゅうげつ)・瀟湘夜雨(しょうしょうやう)・煙寺晩鐘(えんじばんしょう)・漁村落照(ぎょそんらくしょう)を描いたと伝えられる。 この題材は、鎌倉時代後期、日本の禅僧たちの間でも受容された。室町時代には、五山の僧侶たちの教養として浸透し、盛んに詩作され、絵にも描かれた。名所、歌枕のように、和歌に詠むことも行われ、各地の八景(博多八景、近江八景など)を生み出す契機ともなっている。勝興寺第19代住職・法薫(1759~1831)が、「布勢湖八勝」を制作したのも、こうした文化に基づくものである。制作と伝来の事情は明らかではないが、付属の筆者目録に基づき、筆者の生没年を勘案すれば、制作年代は延宝4年(1676)以前とみられる。料紙は、雲母(きら)で紋様を刷った上に、草花の形の型置きによる彩色がなされたものもある。八景それぞれ料紙の文様は異なる。筆跡、料紙装飾すべての点で見どころのある作品。  
原本の所在
勝興寺 
資料番号
『勝興寺宝物展』図録番号:4、『勝興寺絵画目録』整理番号:一六八六 
その他関連ページ
宝物作品解説 
出版物・関連資料
『勝興寺宝物展 重要文化財勝興寺本堂落慶記念』(勝興寺ほか 2005) 
資料種別
絵画 
既刊目録名
『雲龍山勝興寺絵画目録』(勝興寺文化財保存・活用事業団 2010)